昨年の大みそかに行われた『NHK紅白歌合戦』。“限界突破”しちゃった氷川きよしやレコード大賞受賞の5人組・Foorinが視聴者の話題と期待を集めたが、終わってみれば視聴率は37・3%と過去最低を限界突破。
「“目玉”がなかったのが原因でしょう。サザンオールスターズや米津玄師といった大物が顔をそろえた'18年や、安室奈美恵のラスト出演があった'17年に比べて、見劣りする印象は否めなかったですから」(スポーツ紙記者)
ものまね紅白かと思った
そんな手厳しい視線を知ってか知らずか、白組トップバッターとして気を吐いたのが今年65歳になる郷ひろみ。
「『2億4千万の瞳』を会場外のロビーから歌い始めると、ステージまでラグビーボールを持って全力疾走し最後は客席にトライ。年齢を感じさせないステージはさすがでした」(同・スポーツ紙記者)
テーマが『東京五輪』ということで、バックダンサーたちも各競技のユニフォームを着るというこだわりようだったのだが、それに交じって有名アスリートのものまね芸人たちが出演する演出も。
「出演オファーが来たのは12月の初めごろでした。突然の依頼だったので、最初は“ものまね紅白”の出演依頼だと思いました。まさか本家からだとは(笑)」(出演したものまね芸人のひとり)
自ら錦戸の名を出した村上
本番の前に気……ならぬ心の内を吐き出したのは、関ジャニ∞の村上信五と純烈の酒井一圭。どちらも突然のメンバー脱退という大荒れの1年だったこともあり、その発言に注目が集まっていた。
「囲み取材での村上さんはさすが。“錦戸のことは聞かんといてね。しゃべらへんから”と、あえて脱退した元メンバーの錦戸亮さんの名前を出して報道陣にクギを刺しながらも笑いに変えてましたから」(前出・スポーツ紙記者)
一方の酒井は、
「“DV引退”した元メンバーの友井雄亮さんが抜けてからストレスで激太りした1年。“あの謝罪会見で365日分の力を出し切った”と、こぼしてたのは本音でしょうね」(同・スポーツ紙記者)
しかし、彼ら以上に昨年が大荒れだったのは、特別企画として代表曲『浅草キッド』を哀愁たっぷりに歌い上げたビートたけしだろう。ギャラの配分に端を発する事務所離脱、前妻との100億円離婚、銭ゲバトラブル……などなど、金絡み&オンナ絡みで何かと騒がしかった。NHK局内で行われた紅白の打ち上げでは、こんなひと幕があったそう。
「総合司会の内村光良さんや紅組司会の綾瀬はるかさんをはじめ、出演者やスタッフ200人以上が詰めかけた会場で、最初に挨拶したのがたけしさんでした。“(紅白の)ギャラが2万円だった”とかまして会場は大爆笑。取りざたされたギャラをネタにするあたり、さすが“世界のキタノ”でしたね」(NHK関係者)
こんな舞台裏を見ちゃうと、今年の紅白が早くも楽しみ!