「1月9日、東京地裁で『お茶の水女子大学附属中学校』に通う、秋篠宮家の長男・悠仁さまの机に刃物が置かれた事件についての初公判が行われました。建造物侵入罪や銃刀法違反などに問われた長谷川薫被告は、起訴内容に“間違いありません”と認めたうえで“暴挙だった”とも反省の弁を述べていました」(全国紙社会部記者)
昨年の4月末に起こった前代未聞の事件で、被告は取り調べに対して「(悠仁さまを)刺そうと思った」「天皇制や、皇位継承のあり方に不満があった」と供述していた。
「果物ナイフ2本を槍になるよう先端にくくりつけた棒を、悠仁さまの机に置いて立ち去りました。事件発生当時、悠仁さまは体育の授業で教室に不在だったので大事には至りませんでしたが、長谷川被告が誰にも気づかれることなく、教室まで行き着いたことで学校側の警備にゆるみがあったと問題視されたのです」(同・全国紙社会部記者)
検察側は懲役1年6か月を求刑したのだが、被告の罪状はいずれも微罪であり、懲役刑になったとしても執行猶予がつく可能性が高いという。
未来の天皇陛下を狙った衝撃的な犯行に、紀子さまもそうとうご心痛だったそう。
「事件後に学校側が事情を説明する保護者会が開かれましたが、紀子さまはいまだ不安が拭えておられません。その危機感からなのか、悠仁さまの英語の家庭教師を新たに務める予定だった、某有名大学の教授の就任が事件後に見送られることになったそうです。おそらく、新しい家庭教師を悠仁さまに近づけることに抵抗感がおありだったのでしょう」(秋篠宮家関係者)
大切な皇位継承者を預かる紀子さまのご心労は想像に難くないが、そもそも、皇族として初めて『お茶の水女子』に入学されたことについては、当初から疑問視されていた。
「『お茶の水女子大学』の研究者だった紀子さまは当時、悠仁さまを同大学の附属幼稚園に入られたのです。
しかし、それ以前までは皇族が通う学校といえば『学習院』が慣例でした。ですから、初めて皇族を受け入れることになった『お茶の水女子』の警備体制に、不安を持つ関係者も少なくなかったのです」(宮内庁関係者)
宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さんは、学習院のメリットについて次のように話す。
「現在の学習院大学の役員や関係団体の幹部には、元皇族や旧華族出身など、皇室とのつながりが深い方が多くいらっしゃるので“安心感”があるのです。
今は皇族の減少に伴って、愛子内親王殿下のみが学習院に通われていますが、国民の間でも“皇族の学校”というイメージが浸透していますし、皇族を受け入れるノウハウも整っている強みがあると思います」
さらに、今回の“刃物事件”が発生したことで、悠仁さまの進学先に影響する可能性があると話すのは、ある皇室ジャーナリスト。
「『お茶の水女子』は、高校から女子校になるため、悠仁さまは必ず高校受験をしなくてはなりません。
その際に再び、皇族を受け入れたことのない学校を選ばれると、何か事件が起こった場合“学習院に行かなかったから”と、余計な批判も起こりかねません。悠仁さまの安全に心を砕かれている紀子さまなので、皇族の受け入れ態勢が整っている学習院に、高校から悠仁さまを入学させるという選択肢もお考えになっているのではないでしょうか」
“秋篠宮家の教育方針”と“安全な環境”に板挟み状態の紀子さまは、今後、どんな判断を下されるのだろうか。