門脇麦 撮影/佐藤靖彦

「もともとアウトドアが好きで、野草にも興味があったので、劇中に出てくる薬草の名前が、毎回とても興味深いです。

 この薬草の名前知らないな、というときも調べたら昔の呼び方だから聞いたことがなかっただけで、身近にある野草だったり、“この野草はこういう場所に生えているから”って連想できるので、イメージが具体的に湧きます。セリフに薬草があるたびに、“野草好きでよかった、いい趣味持った”って思ってます(笑)」

 物語のヒロイン的存在となる駒を演じている門脇麦(27)。役柄は、堺正章演じる医師・望月東庵の助手を務めているドラマオリジナルのキャラクターだ。

プライベートはアウトドア派!

「傍観者というか、光秀をずっとそばで見守っていく存在なので、ある意味、いちばん視聴者の方の目線に近い人物かなって思います。

 撮影では、堺さんや岡村(隆史)さんとご一緒する機会が多くて。3人ともオリジナルのキャラクターなんです。なので、よく“私たちの役はこの先どうなっていくんだろう?”って話したり、堺さんは“われわれはオリジナルなので、いつ消えてもおかしくないのだから一生懸命、頑張りましょう!”とよくおっしゃっています(笑)

 オフのひそかな楽しみは?

「最近、休みは釣りをしたり山に行ったりしています。以前は、先の仕事のスケジュールが見えづらいし、1年に2、3回遊びに行けたらいいかなって思っていたんです。でも、フットワーク軽く外に遊びに行けたら、もっと毎日が楽しくなるかなと思って。

 今では、例えば山に行くときは、始発で新幹線に乗って、現地に6時半に着いて終電までみたいに、がっつり楽しんでます

 撮影が始まる前には、作品のゆかりの地にも足を運んだ。

岐阜城や稲葉山に行きました。お城は上るまでに階段がけっこうあって30分くらいかかりましたね。作品に入る前に、時代背景とかもちろん勉強しましたが、オリジナルの役なのでどこまで初めに調べておくべきかすごく悩んだんです。でも、実際に行ってみるといろいろ感じるものもあったし、今はすごく行ってよかったって思います」