「眞子さまと小室圭さんの結婚問題について、2月中に何らかの発表があるとみられていますが、“再延期”を発表するのが濃厚だそうです。
'18年2月に延期を発表された際には“お代替わりに関する一連の儀式が終了した再来年になる見込み”と、宮内庁から説明がありましたが、今回は期限なしの“無期延期”になるといわれています。
“国民からの理解と祝福を得られるまで”という条件も課せられるそうで、秋篠宮ご夫妻のご意向が反映されているのは間違いないでしょう」(宮内庁関係者)
一昨年の発表どおりであれば、今年結婚される予定だったおふたりに、いったい何が起こっているのだろうか─。
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《望月に 月の兎が棲まふかと 思ふ心を 持ちつぎゆかな》
今年1月の『歌会始の儀』で、こう和歌を詠まれた眞子さま。
「月にウサギが棲むという伝承を例に、年を重ねるごとに、想像力が乏しくなることへの寂しさと、豊かな想像力を持ち続けたいという思いが込められています。
しかし'17年9月に開かれた小室さんとの婚約内定会見で“宮さまは私のことを月のように静かに見守ってくださる存在でございます”という小室さんの発言を意識されたのではないかという声も上がりました」(皇室担当記者)
眞子さまの真意はわからないが、幸せに包まれていた婚約内定会見での小室さんの言葉は、強く印象に残っておられるに違いない。
「延期の発表から2年が経過するものの、眞子さまのご結婚の意思は以前と変わらないまま、皇族としての公務や行事もすべてこなされています。
『客員研究員』として勤務する博物館『インターメディアテク』にもきちんと通われており、先日は1年2か月ぶりに公式HP上のコラムコーナーに文章を投稿されました」(同・皇室担当記者)
いまだご結婚への道筋が見えない中でも『皇嗣家』の長女として、公務やお仕事に邁進されている。一方、国際弁護士の資格取得のため3年間のアメリカ留学中である小室さん。予定どおりであれば、'21年の夏ごろに留学が終了し、国際弁護士の資格を取得してから帰国する予定だ。
そもそも、おふたりの結婚が延期となったのは、小室さんの母親・佳代さんの、元婚約者・竹田さん(仮名)との間にある400万円超の借金トラブルが原因だといわれる。
「延期発表から約1年後、借金トラブルに関する事情説明を文書で発表しました。その後、佳代さんと竹田さんがそれぞれ代理人を立て、やっとトラブル解決への動きが始まるかに見えたのですが……」(同・皇室担当記者)
借金トラブルの進捗状況について竹田さんの代理人に聞いてみると、いまだに“進展ゼロ”だという。
「昨年8月に私と竹田さん、小室さん親子の代理人と3人で面会してから、状況はまったく進展しておりません。先方との面会や、連絡すらもとっていませんので。竹田さんが要求している“佳代さんとの面会”と“貸したお金は全額返してほしい”という2点に変わりはありません」
'18年に秋篠宮さまはお誕生日会見で、小室家が抱えるトラブルについて「それ相応の対応が必要」だと述べられたものの、小室家はこの2年間で1度だけ文書を公表した以外に動きを見せなかった。
「そんな状況を踏まえられたのか、昨年11月末に迎えた殿下のお誕生日会見では'20年2月で延期から2年たつことに対して“何らかの発表が必要”だと発言されました。
ある意味、結婚問題の決着をつける“タイムリミット”を示されたようにも見えました。3月には上皇ご夫妻が皇居から『高輪皇族邸』へのお引っ越し、4月には殿下が行われる国事行為『立皇嗣の礼』が控えており、延期から2年の節目である2月が適しているとの判断なのかもしれません」(皇室ジャーナリスト)
小室家が解決に動かない現状
名古屋大学大学院人文学研究科准教授で象徴天皇制に詳しい河西秀哉さんは、2月発表の理由をこう考える。
「眞子さまの結婚問題により、国民から秋篠宮家への風当たりがかなり強まっています。今年4月に控える『立皇嗣の礼』より前の2月に“タイムリミット”を設けたのは、問題がすべて解決した後に儀式に臨みたいとお考えになっているのかもしれません。
一方で、2月に何かしらの結論が出た場合でも、4月の儀式まで騒動が沈静化せず、むしろ批判が強まる可能性も当然あると思います」
秋篠宮ご夫妻としては、2年たっても、借金トラブルにまったく進展のない状況というのは想定になかっただろう。
「延期を発表した2年前、実は当時も“無期延期”で発表する可能性もあったそうです。しかし、あえて2年間の期限を設けて、その間に小室家には借金トラブルを解決してもらう目安の期間にされたのだと思います。トラブルを解決するために、小室家が奔走することで国民にも誠意が伝わり、結婚への道筋を作りやすいと考えられたのでしょう。ところが、その思いに反して小室さん親子は“あれは贈与”と主張し続け、あっという間に2年が経過してしまったのです」(秋篠宮家関係者)
再延期という決断を下された場合、秋篠宮ご夫妻にとっても“苦渋の判断”であることは想像に難くない。
「秋篠宮さまは結婚延期後も、眞子さまの意思を尊重するスタンスでいらっしゃいました。しかし、小室家のトラブルに端を発した、国民からの秋篠宮家への批判が一向におさまらないことから、再延期という選択肢しか残されていないのだと思います。
殿下としては“国民からの理解と祝福を得られなければ結婚させられない”というお考えは当初から変わっていません。ただ、小室家がトラブル解決に動かない現状を鑑みると、無期延期になれば“事実上の破談”と同義でしょう」(同・秋篠宮家関係者)
“結婚を認めてほしい”という思い
結婚が再延期となれば、今年の5月以降に控える皇位継承の議論にも影響すると話すのは、宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さん。
「ご結婚の時期が未定のまま延期となれば、『女性宮家』などに関する議論に影響を与えます。“小室さんが皇族になる”ことも視野に入れて検討する必要があるからです。小室さんは眞子内親王殿下が嫁いでくることを前提にプロポーズされたわけですが、女性宮家が認められると、逆に小室さんが皇室に入ることになります。
また、皇室会議で結婚の可否を審議する必要もあるでしょう。これらは小室さんの意思とは異なることであり、人権侵害にもなりかねません」
仮に女性宮家の創設が決まり、眞子さまが皇室に残ることになると、小室さんとの結婚に反対する声が大きくなり、縁談が遠のいてしまう可能性がある。
問題を解決するためには小室さんが“国民からの理解と祝福を得る”ことが絶対条件だが、小室さんがアメリカから帰国する予定について、代理人弁護士に聞いてみると、「現状では帰国の予定はありません」とのことだった。
「ここまでこじれてしまったため、国民がおふたりの結婚を祝福する状況になるのは難しいかもしれません。小室家が抱える借金トラブルの発覚後、小室さんサイドが迅速かつ丁寧に対応しなかったことが大きな原因だと思います。
この状況を打開するには、例えば、おふたりで会見を開くなどして、現状の問題や今後の方針などの説明や“結婚を認めてほしい”といった思いを伝えることができれば、風向きが変わる可能性はあるかもしれません」(河西さん)
“月と太陽”のおふたりは、このまま離ればなれになってしまうのだろうか─。