『しげログ』は商品プロデューサーとして活躍し、海外のファッション・流行などをナビゲートしているしげるちゃんが毎回「会いたい人」と「好きなお店」で対談! ゲストの“素”を引き出しちゃいます。第4回目のゲストは南海キャンディーズの山崎静代さん。飲み友達だったというふたりの初“サシ飲み”の行方は──? それでは……カンパーイ!!
* * *
しげる「ところで、今はずっと山ちゃんとの仲よし続いてる?」
しず「最近なんか結婚してから株上がりすぎてますよね(怒)“ちょっとカッコいい”とか言われてるんですよ」
しげる「嘘? 誰が言ってるの?」
しず「世間の声がどんどん大きくなっていってる気がする。“蒼井優が認めた男”じゃないけど、そうやって株がどんどん上がってる。急に山ちゃんを“え、キモい”って言ってた人が“カッコいい”って言ってる風潮が」
しげる「ウケる、すごい無責任(笑)。山ちゃんの外見じゃなくって中身が『カッコいい』ってことなのか!? まさか、外見じゃないでしょ。。(笑) 蒼井優ちゃんと山ちゃんが、しずちゃんがキッカケで結婚して、しずちゃんにもスポットライト当たりまくっていたけど、蒼井優ちゃんと、しずちゃんとのつながりって何だったの?」
しず「『フラガール』から」
しげる「あっ、やっぱりそこからなんだぁ」
しず「うん。そこから1年に1回は集まろうってなって。私が『フラガール会』のセッティングして。ここ1、2年で優ちゃんとはよく集まるようになって」
しげる「しずちゃんが幹事をするの? すごいね、『フラガール会』とかすごくない? 今もご夫妻と飲んでる?」
しず「はい。山ちゃんと奥さん(蒼井優)と一緒に。まぁ山ちゃんとふたりだけの飲みは一生ないかな(笑)」
しげる「山ちゃんと飲んでて、面白かった話とかないの?」
しず「山ちゃんと飲むときは向こうが後から仕事終わって合流することが多いので、私がすでにベロベロになってることが多いですね。前に山ちゃんがシラフで来て、私のウイスキーロックで飲んでる姿見て、後でマネージャーさんに『あんな飲み方してるの?』って驚いてたというのを最近、聞かされた(笑)」
山里亮太のツッコミ力が羨ましい
しげる「(笑)しずちゃん、お酒強いもんね~」
しず「山ちゃんから聞いた話では、酔った私が“私が番組回したいんや”って言ってたみたいです(笑)」
しげる「酔ってるときに出たんだから、たぶん本音でしょう、それは(笑)」
しず「う〜ん、やっぱ番組回してる人に憧れがありますね。無理なのはわかってる。ただ回したりツッコミできる能力ってどんな場でもコミュニケーションの大切な力としていろんな人の言葉を拾い、ボケに変換することができる。拾い方によってはちゃんとボケて笑いを起こせるなと。それって人と話す中でめちゃくちゃ能力高いじゃないですか。どこに行っても通用する。それがめちゃくちゃ羨ましい。自分ができないので」
「しずちゃんと飲んでるときに、恋愛トークとか1mmもしたことないけど、しずちゃんはお酒の席で恋愛トークとかしたりしないの?」
しず「(長考して)何も出てこないっ(笑)。……でもつい2日前、ひとりでお酒を飲んでたんですよ。外で。そしたらオジサンにナンパされて!」
しげる「えっ? それはしずちゃんって知ってて?」
しず「そうそう! 古い焼き鳥屋さんみたいなところにいたんですけど、声をかけられて、でも、そのオジサンが鼻水を垂らしてて(笑)」
――(一同爆笑)
しず「“鼻水垂れてますよ”って言わなあかん! と思うけど、必死に話しているから言えず。ちょっとそれがポタッて、焼き鳥の上に落ちて。それをオジサンが食べてましたけど、いい具合の塩加減になってたらしく美味しそうでした(笑)」
今年の目標はズバリ「結婚」
しげる「もう、やだぁ~何ソレ(爆笑)。しずちゃんから夢のある『恋愛トーク』は出てこなそうネッところで、しずちゃんにとっての『舞台』の面白さって何なのかしら?」
しず「最初は嫌やった。芸人ってあまり稽古は好きじゃないイメージがあって。同じボケ言いたくないから本番にとっておくし、芸人が舞台出たらもし台詞飛んでも何とか補えるし。新喜劇とかって、あれ2、3回ぐらいしか練習してないんですよね。だから舞台は1か月ずっとやるから“嫌やな”って思ってて。何回かやらせてもらって繰り返していく中でいろいろなアプローチの仕方もあるんやってだんだん感じたりして」
しげる「そこから好きになっていったの?」
しず「たとえばお笑いって、お客さんにウケるのがいちばんなんですけど、けっこう舞台袖の他の芸人がどれだけ笑ってるかってのをすごい気にしてて。芸人にウケたいっていうか。どっちかっていうと“客席より芸人にウケたい”っていうか。芸人におもろない、って思われるのがいちばん嫌で」
しげる「なるほどね」
しず「そこはお芝居でも一緒で、私、昨年は古田新太さんと一緒に舞台やらせていただいたんですけど、“古田さんに笑ってもらうには”がいちばんになってて。意識的に。どっちに(意識を)向けてるってことが私にもあるのかなと。楽屋でモニターで見ている古田さんも笑うかな、って思いながら(笑)」
しげる「意識の方向を変えるだけで物事の見方って変わっていくもんだからね! ちなみに家では普段は何してるの? それともお休みなんてない?」
しず「家では、Netflix見てる(笑)」
しげる「まさか『恋愛ドラマ』なんて見てないよね?(笑) もしかしてリアリティー番組とか??」
しず「いや映画。もっと長い何日間かの休みがあればひとり旅とか行く」
しげる「ひとり旅行くの!? 例えば?」
しず「いちばん最近は、自分史上最も遠いスペインに行った。バルセロナがよかったな〜」
しげる「スペインで怖い思いした?」
しず「いや全然、大丈夫やった。けっこうスリが多いって聞いてたからちゃんとお金とか身につけていろんな人にらみつけながら『いつでも行けんぞ』って感じで歩いてた(笑)」
しげる「'20年のしずちゃんの願望は? 仕事のアピールとかあれば」
しず「具体的に新しいことではなく、コンビとしての漫才活動は続けて行きたいなっていうのは絶対あって」
しげる「南海キャンディーズとしてね」
しず「もちろん漫才以外のいろいろなお仕事も面白いし、やりたい。お芝居の依頼が来ればやるし。でも“ここ最近の仕事で何がいちばん楽しい?”って聞かれたら“漫才が楽しい”って答えると思う」
しげる「南海キャンディーズとしての漫才はテレビのほかに舞台でやることもあるの?」
しず「'19年は2回しかやってないんだけど」
しげる「'20年もあるの? 東京とかで。あったら行きたーーい! 女優じゃない部分のしずちゃんも見たいかな」
しず「ぜひぜひ。仕事はそんな感じで続けたいです。プライベートは全くわからないけど結婚しようとは思ってる」
――(編集部)「理想のタイプは!?」
しげる「スタッフさんが、前のめりになってる(笑)」
しず「タイプはね~~~何やろな? 純粋な人かな。それでいて尊敬できる人」
しげる「純粋か~。でも子どもみたいな男は嫌だよね」
しず「でも子どもみたいな純粋さを仕事に活かしている人」
しげる「なるほど! しげるは子どものようにワガママな人は嫌だけど、『純粋』ってまた難しい、ある程度の大人な事情をわかったうえでの“純粋”さは大切だよね。でも、なかなかそんな風に当てはまる人がいないのも現状(笑)」
しず「それが仕事になっていたら、多少ワガママでもいいかなって思える」
しず「しずちゃんって背が高いじゃない? 男性との身長差は気にする? それともしない?」
しず「しない」
しげる「ビジュアル的には? イケメン好きじゃなかった?」
しず「イケメンが好きか嫌いかで言ったら好きなんかなぁ(しげるちゃんとしずちゃん、ハイタッチ!)」
しげる「でも、しずちゃんが結婚ね~! やっぱり山ちゃんの結婚が影響してるの?」
しず「それはよく聞かれるんですけど、その前からそういう意識はあって。40歳で考えようとは思ってました。仲のいい周りの子たちが結婚以上に出産なんかもしだしたことが大きいですね」
――(編集部)「理想の結婚生活は!? お子さんは何人欲しいとか」
しげる「ねえねえ、『理想の結婚生活』とか『お子さんは何人欲しい』とか、まさにしずちゃんが憧れていたアイドルトークなんじゃない(笑)」
しず「すごい、夢だったアイドルと同じ質問してもらってる! んー。そうですね……言うてももう42なので子どもが産めるかどうかわからないし、頑張ってひとり産めればいいですけど、理想は2、3人産めたらいいですけど」
しげる「そっかぁ。結婚式するときはぜひしげるも呼んでね(笑)。そろそろお時間だけど、このお店どうだった?」
しず「今度ぜひ、私が幹事をするときに使ってみたいです(笑)」
しげる「そういうお店を紹介できて良かった。ここは『熟成タン』がおすすめなんだよ! 今回は久しぶりだったけど、どうだった……?」
しず「久しぶりのしげるは可愛かったよ(笑)」
しげる「さっきも言ったけど、今まで、山ちゃんの話とか、恋愛トークとかしたことなかったもんね楽しかったぁ、今日はありがとうございました」
しず「そう。お互いみんなで楽しく話してる中にいるだけだから。こういう機会を下さったのはとてもありがたかったです!」