2月5日の午前10時半、勤務先に向かわれるため、お住まいのある赤坂御用地・巽門から車でお出かけになった眞子さま。
記者に気づかれ、車の窓を開けて丁寧に会釈されたその表情は固く、少しやつれているようにも見えた──。
「2月6日で、小室圭さんとの結婚延期が発表されてちょうど2年になりました。昨年、秋篠宮さまがお誕生日会見の中で、'20年2月で丸2年が経過することに対して“何らかの発表が必要”と述べた殿下は、おふたりに“タイムリミット”を設けられる形となったのです。
皇室の中でも特に、しっかり者でまじめと評判の眞子さまとしては、近々何かしらの“回答”を用意せざるをえない状況に、思い悩まれているのではないでしょうか」(皇室ジャーナリスト)
宮内庁は'18年当時、お代替わりに伴う重要な儀式が終わった再来年、つまり今年に結婚関連の儀式を執り行うと発表していた。
多忙を極めている小室さんの分まで……
しかし、延期の最大の原因になったといわれる、週刊女性がスクープした小室家の借金トラブルは一向に解決しておらず「近いうちに“再延期”を発表するのが濃厚」と話すのは、宮内庁関係者のひとり。
「しかも、今回は“期限のない延期”で、“国民からの理解と祝福が得られるまで”という条件つきだそうです。
おそらく眞子さまが発表になるかと予想されますが、その内容は、秋篠宮ご夫妻の意思も反映されているのは間違いありません。まさに今、眞子さまと小室さんは“今後の方針”を話し合われていることでしょう」
殿下からのボールを必死に打ち返そうとする眞子さまの一方で、アメリカ留学中の小室さんはタイミング悪く、多忙を極めている時期のようで。
「現在、小室さんは試験勉強などでかなり忙しい時期に入っているそうで、国際弁護士の資格取得や、その後、就職する可能性のある法律事務所へのインターンなども控えていると聞いています。
そんな状況ですから、母親が抱える借金トラブルを解決するための行動がとりづらく、今回の“ご回答”も、眞子さまが主導になっている可能性があります。
小室さんがトラブルへの対処ができない間、メディアにいろいろと報じられていることに対して、眞子さまは周囲に“私のせいで世間にさらされて、申し訳ない……”と、彼を気遣われているそうです」(秋篠宮家関係者)
責任感のお強い眞子さまは、多忙な小室さんの分まで、内容を熟考されているのだろう。
立て続けに3つのお出ましをこなされた
例年、1月に行う眞子さまのご活動は『新年一般参賀』や宮中祭祀以外に、総裁を務める『日本工芸会』が主催する展示会へのお出ましだけのため、普段よりも時間に余裕があるという。
さらに、今年に関しては妹である佳子さまが、ご両親が担われてきたお仕事を積極的にこなされているのだ。
「昨年のお代替わりで皇太子と同格の『皇嗣』というお立場になった秋篠宮ご夫妻は、重要公務『七大行啓』など、両陛下(当時、皇太子ご夫妻)が担われていた公務の多くを引き継がれました。
秋篠宮ご夫妻の仕事量が格段に増加するに伴い、これまで担われていた公務の一部を、今度は眞子さまや佳子さまが請け負われています。
1月は、23日の『東京国際キルトフェスティバル』、27日の『聴覚障害児を育てたお母さんをたたえる会』、31日の『関東東海花の展覧会』と、佳子さまが立て続けに3つの公務をこなされたのです。これらは昨年まで、ご両親が出席されていた公務なんですよ」(皇室担当記者)
しかし、この公務分担について“違和感”があると指摘するのは、前出の皇室ジャーナリスト。
「佳子さまがお出ましになった3つの公務は、いずれも眞子さまが請け負われても何ら問題のない内容でした。
しかも、佳子さまは公務にお出ましになる前にしっかりと関連の事柄などを調べたり、事前準備を徹底される方なので、9日間で立て続けに3つのお出ましをこなされるのは負担が大きいと思われます。
にもかかわらず、眞子さまがいっさい出席されなかったのは違和感がありました」
宮内庁ОBで皇室ジャーナリストの山下晋司さんによると、皇族の公務分担は、それぞれのご家庭で話し合われて決定することも多いという。
無言で思い悩まれる日々は続く
「例年、秋篠宮同妃両殿下がお出ましになっている公務であれば、主催者はまず両殿下のお出ましをお願いするでしょう。その願い出を受けて、秋篠宮家では主催者とも相談しながら、その公務の内容や各殿下方の予定などを勘案し、お出ましになる方を決めておられるのだと思います」
今回の“3連続公務”は、お姉さまへのアシストという意味合いもあるかもしれない。
「眞子さまが“ご回答”を出す、いわゆる“Xデー”に向けた対応を苦慮されている状況を鑑みて、佳子さまが今回の公務を担当されることになったのかもしれません。
昨年、ICU(国際基督教大学)を卒業された際に発表された文書では《姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています》と、眞子さまのお気持ちを尊重するスタンスだと表明されました。慕われているお姉さまへの思いやりが、今回の“アシスト”につながった可能性はあるでしょうね」(前出・皇室ジャーナリスト)
今年は、政府内で皇位継承に関する議論が始まる予定。眞子さまの結婚問題も影響してくるのは必至だ。
「政府内では『女性・女系天皇』の議論を後回しにして、『女性宮家』創設の必要性に関する議論を先に行う可能性があるそうなのです。
眞子さまの結婚問題が再延期になった場合、女性宮家の議論が報道されるにあたって国民はどうしても小室さんの存在が頭に浮かびます。制度の変更によっては“小室さんの皇室入り”の可能性を懸念した国民がより一層、おふたりの結婚を祝福できない状況になることもありえます。
そうなると、秋篠宮さまが求められている“国民からの理解と祝福を得られる状況”に至るのは難しく、ご結婚がさらに遠のくことでしょう」(前出・宮内庁関係者)
皇室の一員でありながらもひとりの女性として、眞子さまは無言で思い悩まれる日々を過ごされている─。