台湾で財布を拾ってもらったことが現地で報じられたこともある野村彩也子(バス運営会社の公式フェイスブックより)

民放キー局のアナウンサー職は毎年、応募者は約3000人~4000人と言われ、合格者は男女それぞれ1~2人と狭すぎる難関。採用には、タレント性が重視されるのか、最近では元アイドルが入社するなど話題も事欠きませんん」(テレビ局関係者)

 3月16日、狂言師・野村萬斎の長女の野村彩也子さんが4月1日付けでTBSに入社することが明らかになった。職種はテレビ局の“花形”、アナウンサーだ。

慶応義塾大学卒業の彩也子さんは英国や米国の大学への留学経験もある才女で、さらに'18年の『ミス慶応SFCコンテスト』でグランプリに輝いた美貌の持ち主。局内でもすでに評価が高く、即戦力として期待されています」(広告代理店関係者)

 では、どんな人物なのだろうか。当時のミスコンテストにおけるインタビュー記事によると、

 趣味は、《サッカー観戦 美味しいものを食べる カモる》

 特技は、《料理 ダンス 英会話》

 マイブームは、《W杯、荒野活動などのスマホゲーム》

 まあまあ、一般的な大学生に見える。

 また好きな女性有名人として、《大橋未歩さん、石原さとみさん》をあげていることから、すでに女子アナや女優を意識していたのかもしれない。

 一方で恋愛話になると、友達が異性に変わる瞬間は、

《わかりません》

 もし一目ぼれしたら、《人見知りなのでできません》で、自己流モテるテクニックは《モテないのでわかりません》と、ガードが堅いのか、奥手なのか。

 とにかく、テレビ界で、芸能界で女子アナとしてやっていけるのか、少々不安にさせられる……。

「心配いりませんよ。少なくとも、注目度が高い慶応のミスコンに出場するように、彩也子さん自身も目立つのは嫌いではないしょう。それに最近の新人女子アナの傾向にあるように、彼女も完全な“素人”というわけではありません」(前出・広告代理店関係者)

 昨年1月に、萬斎と、弟で狂言師の裕基と一緒に『KUMON』のCMで親子共演をしていた彩也子さん。おそらく、彼女が世間に認知されたのは、この時だろう。しかし、それ以前にも、“芸能活動”をしていた時期がある。

'18年の『CanCam 11月号』でモデルデビューしているのです。といっても、専属ではなく読者モデルですが、《愛されフェイスの作り方》としてすっぴん風からプロのメイクで変身する企画です。その後も同誌の読モ“インフルエンサー”として活動。現在は削除されていますが、SNSもモデル顔で更新してました。当時は、芸能プロダクションのスカウトも絶えなかったそうです」(芸能プロ関係者)

 そして昨年3月、“世界デビュー”も果たすことに。

「彩也子さんが台湾旅行の際に、バスに財布を置き忘れ、バス会社のスタッフが彼女の帰国直前に見つけて無事に手渡すことができたのです。SNS上でこのエピソードが瞬く間に拡散され、それが萬斎さんの長女だとわかると、現地のネットユーザーは大騒ぎになったのです。萬斎さんは中国公演も行っており、台湾でも有名なんですよ」(前出・芸能プロ関係者)

 彼女も当時、この出来事をSNSで《みんなに報告する前に台湾のニュースに載ったみたいです メイクどころではなくぼさぼさですが、、》と、しっかりアナウンスしていた(現在は削除)。

 だてに超難関のアナウンサー試験を勝ち抜いているわけではなさそうだ。

“デビュー”はもちろん、東京五輪になるでしょう。予定通りにことが進めば、『チーフ・エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター(ECD)』の萬斎さんが演出・企画を統括する開会式に、彩也子さんが現場リポーターとして携わるというものです。間近で父を見てきた、彼女にしか伝えられないレポートが期待できます」(前出・広告代理店関係者)

 ちなみに先のインタビューで、ミスコンに参加したきっかけを聞かれて、《新しいことに挑戦したかったから》

 頑張ろうと思っていることを、《自分の殻を破る》

 と答えていた彩也子さん。東京五輪は、この上ない舞台になりそうだ。