木村拓哉と工藤静香の長女・Cocomi

「確かに、静香さんの元には、以前から多くのオファーが届いていたといいます。ですが、自由奔放な光希ちゃんに対して、ココちゃんはどちらかというと控えめで思慮深い性格。本人は芸能界には興味がないものとばかり思っていました。お姉ちゃんのデビューは、やはり静香さんの方針でしょうか」

 木村家を知る芸能関係者は、今回の“デビュー”をまさかの思いで見ていたようだ。

別々の道を進んでいたはずの姉妹

 木村拓哉と工藤静香の長女・心美が、『Cocomi』として芸能界デビューする。世界的女性ファッション誌『VOGUE JAPAN』の表紙を飾り、これまた世界的ファッションブランド『ディオール』のアンバサダー就任が決まったのだ。

 '18年にデビューを果たした妹のKoki,に続き、姉妹そろって10代にして“セレブ”モデルの仲間入りだ。

幼少時より、ともにバイオリンとフルートの英才教育を受け、洋服もお揃いを着るなどまるで双子のように育てられました。

 ココちゃんがインターナショナルスクールに進学すれば、光希ちゃんも後を追うように入学するなど、姉妹はずっと一緒。仲がいい一方で、音楽の才能をみるみる開花させる姉に対して、妹は“お姉ちゃんにはかなわない”と、どこか遠慮していたそう。やがて、2人は別々の道を進むことになったのです」(前出・芸能関係者)

 心美は音楽の名門校に転校し、光希はスクールに在籍したまま芸能界の扉を開けたのだった。

「光希ちゃんのデビューを後押ししたのは静香さんです。もともとお母さんにべったりでしたからね。次々と大仕事が舞い込んだのも、彼女がステージママとして各方面に奔走したからだといいます。姉との比較から解放されたKoki,は、ようやく自分のやりたいことに出会えたのでしょう。今は心から楽しんで仕事に取り組んでいるようですよ」(前出・芸能関係者)

芸能界入りは“保険”か

 誰もが知る世界的ブランドに携わり、レセプションパーティーに出席しては海外セレブとの交友をSNSにアップするなど、キラキラした世界で笑顔を見せるKoki,。かつて自分の後を追いかけてきた妹が世界で活躍する姿を、姉はどんな気持ちで見ていたのだろう。

Koki,

「同世代で競われる国内の音楽コンクールではたびたび入賞するなど、Cocomiに才能があるのは間違いない。ですが、才能があるからこそ世界の広さもわかってしまうこともあります。音楽家として本当に成功できるのはひと握りですし、先々を不安に思うこともあるでしょう。

 また地道に練習を繰り返す日々を送り、たとえ入賞しても周囲から気づかれたりちやほやされることも少ない。芸能一家に生まれた身ですし、妹が身を置く華やかな世界をうらやましく思うようになったとしても不思議ではありません」(レコード会社関係者)

 長女のそんな“葛藤”を、静香は母として感じ取っていたのかもしれない。

自身も10代から芸能界に身を置き、歌手、女優、デザイナー、画家と多岐にわたるアーティスト活動をしてきた静香さんです。Cocomiにも音楽家だけではない、“選択肢”を示したのではないでしょうか。言い方は悪いですが、芸能界入りという“保険”を掛けることで心にゆとりを持たせたい思いもあったはず」(前出・レコード会社関係者)

 アーティストの先輩として、母として娘の手助けをしたいと思うのは当然のこと。一方で、デビューの代償は大きいとも。

「これだけ世間に名前を売ってしまっては、大学進学後、コンクールに出場しても“色眼鏡”で見られるでしょうし、それこそ“キムタクと静香の娘だから”と、音楽家としての才能まで疑問視されかねなくなる。

 芸能活動にしても、世間は“2世”に対して、特にブランド起用などには“親の七光り”と批判が集まりやすいですし、すでにCocomiデビューへのニュース記事には辛辣なコメントも多数見られます。静香の思惑がうまくいくかどうか」(芸能リポーター)

 “木村姉妹”としてユニットデビューする!?