新型コロナウイルスの影響で、学校が休校になったり、卒業式も中止になるなど、日本中の子どもたちが悲嘆に暮れている。そんな彼らを励ますため、山下智久が立ち上がった!
山Pボランティアで子どもたちを元気に
「3月15日に東京の『まいにち子ども食堂高島平』をサプライズで訪問したんです。子どもたちも大喜びだったそうですよ」(芸能プロ関係者)
同所を運営する『特定非営利活動法人ワンダフルキッズ』の理事長を務める六郷伸司さんは、当日の様子をうれしそうに話す。
「山下さんはある方の紹介でうちの食堂のことを知り、ボランティアで来てくれたんです。多忙なスケジュールを調整して立ち寄ってくださったのか、滞在時間は1時間ほど。袋いっぱいに入った『インフルブロックのどあめ』を子どもたちにプレゼントしてくれました。この飴は芸能人の間で愛用されていて、マスクの代わりにもなるそうです」
山下が来ることは、六郷さんを含め、ほかの食堂のスタッフや子どもたちも誰も知らなかったという。
「彼が来る30分ほど前に、知人から”みんなに元気を与えたいと、いまからある有名人が会いに行きます”と電話がかかってきました。名前を教えてもらっていなかったので、山下さんが食堂に入ってきたときは誰だかわからなかったんですよ(笑)。
子どもの1人が、“山Pじゃない?”と言って、みんな初めて気がついたんです。子どもたちはみんな大喜びで、うれしさのあまり泣き出す子もいましたよ」(六郷さん)
限られた時間の中で、山下は10人ほどの子どもたちと親睦を深めた。
「ちょうどお昼どきだったので、一緒にカレーライスを食べました。食事をしながら、子どもたちとマンガやアニメの話をしていましたね。帰る前にはサインも書いてくれましたし、みんなと記念写真も撮ってくれました」(六郷さん)
テレビカメラは入らず、本当の“プライベート”だったという。どのような経緯で、山下が来ることになったのだろうか。もともと、山下と面識があり、当日彼に同行したAさんにも話を聞いた。
「コロナの影響で学校が休みになり、給食も食べられなくなりましたが、さまざまな事情で子ども食堂を必要としている人たちがいます。普段テレビで活躍されている山下さんが来れば、子どもたちも喜ぶのではないかと思い、今回の話を持ちかけました。彼も、以前から子どもたちのために何かしたいと思っていたので、実現したんですよ」
1週間前から山下が訪問することは決まっていたが、彼のファンが殺到する恐れもあったため、当日まで秘密にしていたという。
サプライズ訪問は大成功だったようで……。
「子どもたちに“みんなマスクがなくても、僕がいつも愛用しているこのあめをなめれば予防になるし、足りなくなったらまたいつでも届けるからね”と励ましていました。また、最近どんなテレビを見ているかやどんな曲が好きかなど、山下さんのほうから積極的に話しかけて、みんなを笑顔にさせていましたよ」(Aさん)
山下の行動は子どもたちの励みになったことだろう!