「この前、下の息子が動画を見ていたので、“何見ているの?”って聞いたら“今度、ママがやるやつでしょ”って前回の作品を見ていたんです。それで一緒に見たんですが、息子がケラケラ笑っているんですよ。それを見て、“今の8歳の子でもちゃんと通用するんだ”ってうれしくなって、頑張らなきゃってふと思いました」
篠原涼子(46)が再びスーパーハケン社員に! 2007年に話題となったドラマ『ハケンの品格』(日本テレビ系 水曜夜10時〜)がこの春、復活。篠原演じる最強の派遣社員・大前春子が、“働き方改革”“副業”“過労死”などカオスと化した令和の働き方に一石を投じていくストーリーだ。
「最初、13年前の自分じゃないからできるのかなっていう不安とプレッシャーはありました。そうしたら今日、当時のスタッフさんにお会いしたり、13年前の衣装が出てきたよって言われて着てみたら、記憶が一気に蘇ってきたんです。少しずつ自信が湧いてきましたし、懐かしい気持ちにもなれて、ハッピーな1日になりました」
共演には小泉孝太郎や大泉洋といった前作からのメンバーも再集結。
「また共演させていただけるのは心強いです。思い出すのは、小泉くんと大泉くんと何人かで撮影の合間にとんかつ屋さんに行ったことがあって。大泉くんのオススメのお店だったんですが、時間がなかったので、駆け足で行って一気に食べてダッシュで戻ってきました(笑)。とても美味しかったので、今回もまた行けたらうれしいです」
運命を変えた中居正広との出会い
そんな篠原は16歳でデビューし、今年30周年。
「あまり知りたくなかったです(笑)。でも、うれしいですね。デビューしたときに30年後もお仕事をさせていただいているなんて思ってもいなかったので、夢のようなことですし。女優のお仕事も最初は余裕もなく楽しめませんでしたが、ここまで寄り添っていると、今は趣味に近い感覚になってきました」
ある作品との出会いが、女優としての転機に。
「『ハケンの品格』のプロデューサーの山口(雅俊)さんが手がけた、中居(正広)くんが主演の『ナニワ金融道2』ですね。22か23歳のときだったんですけど、あのころは、まだお芝居に対する志が低かったんです。それを、この作品のように山口さんに抜擢していただき、監督さんも含め、褒めていただいたことがあって、演じることが楽しくなっていきました。褒められると伸びるタイプなんですよ。だからみなさん、褒めてください(笑)」
撮影で多忙な日々を送りつつ、私生活では2児の母として奮闘。
「長男が今年12歳で小学校6年生に。下の子は8歳で小学校3年生。天真爛漫でマイペースな性格で、ひとり遊びをしているとき、“一緒に遊ぼう”って言うと“ちょっと待ってね”って言いつつ、それを忘れてずっとひとりで遊んでいるんですよ(笑)。子どもたちの成長は本当に早くて、その時々を大切にしないといけないな〜と感じます」
私的マイブーム!
「この間、アイスクリームを作って食べたらすごく美味しかったんです。材料は卵の黄身と牛乳とお砂糖だけ。作り方は簡単で、食品保存用の袋を2つ用意して、まず片方に氷と塩を入れるんです。もう片方にはさっきの材料を全部入れて袋を閉じ、氷の入っている袋の中に入れて10分くらいもみ込むだけ。子どもたちも美味しいって大好評でした。ぜひ作ってみてくださ〜い」