《シュウマイ。最初のね、建物に見覚えがあった。崎陽軒さんじゃないかと思った》
《糖質が必要なんだと思う。若干の糖質と、後、梅酒に何入ってんのかな。酸性じゃねえのかな》
4月14日に放送された『林修の今でしょ!講座SP』(テレビ朝日系)に、ドラマ『BG』の番宣を兼ねて出演した木村拓哉。番組では、林修先生とのクイズ対決も交えながら進行されたのだが、驚くべきは木村の博識ぶりだった。食品に関するクイズを全問正解し、また理由をもズバズバと答えていく木村に、あの林先生もお手上げの様子だ。
そんな木村の“ドヤ顔”に噛み付いたのがネットの声だ。
《林先生より博識のキムタクw》
《キムタクって不思議なくらいクイズ正解するね》
《林先生もキムタク持ち上げなくていいのに》
と、林先生がわざと間違えていたのではないか、という指摘が。しまいには、
《いや、木村拓哉にあらかじめ内容と答え教えてたでしょ》
番組の“ヤラセ”を疑うような穿った意見まで飛び出す始末。そんな疑惑を抱かせる“前科”があるのだとも。
黒柳徹子は驚異のパーフェクト200回超え
「思い出されるのが、超難関クイズ番組として知られる『世界ふしぎ発見!』(TBS系)です。2010年11月の放送では、主演映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』の番宣で出演したキムタクが、“宇宙飛行士が船外活動のために参考にした伝統文化は?”などの宇宙関係の難問を次々とクリアし、パーフェクトを達成したのです」(芸能リポーター)
もちろん、木村が事前に答えを知っていた、はずはないだろう。それでもパーフェクト回数驚異の200回超えの記録を持つ、黒柳徹子を彷彿させる回答力に世間はざわついたのだった。
そんな“ミスター・パーフェクト”だが、忘れられない苦い過去があるのだとか。
過去の出演クイズ番組を振り返ると
2007年7月のフジテレビ系『27時間テレビ』内で企画が組まれた『ネプリーグ』に、映画『HERO』チームとして松たか子らと出場したときのことだ。
「松尾芭蕉の有名な俳句が出題された時のことです。“古池や 蛙飛び込む ○○○○○”の空欄を、5人で1文字ずつ当てるという穴埋め問題で、キムタクは“みずのおと”の“み”を答えなければいけないところを、“い”と答えたのです。当然ながら不正解も、彼は“いけのおとかと思った。オレ、芭蕉派じゃないから”と独特の言い訳を残したものだから、ネットの“餌食”になってしまった」(前出・芸能リポーター)
以降、クイズ番組で見かける機会があまりなかった木村だが、先の『ふしぎ発見』で見事なカムバックを果たし、再びクイズの世界に。
2014年7月には『ネプリーグSP』にドラマ『HERO2』チームとして、北川景子らと出演。“因縁”の林先生チームと対決した。
一瞬だけ投影された硬貨の合計額を答える問題に正解すると、その見事な暗算力を問われて「オレ、公文しかやってねえ(笑)」と、おどける余裕すらあった木村。北川や吉田羊らがつまずく中で、チームを牽引して見事に勝利したのだった。
翌年の8月にも、映画『HERO』の番宣を兼ねてまたも『ネプリーグSP』に登場。ここでもまた、松尾芭蕉の俳句クイズが。
「キムタクのリベンジの場だったのでしょう(笑)。今度はしっかり正解しました。でも、その後は旧5千円紙幣の“新渡戸稲造”を板垣退助と勘違いしたり、“横柄”が読めずに悔しがったりと、本気でクイズに取り組み、そして楽しんでいる“等身大”の彼が見られたような気がします。
人一倍負けず嫌いのキムタクですから、例の“芭蕉派の悪夢”以降、彼なりに一般常識やクイズを勉強しているのではないでしょうか。ただ、彼のイメージを汲んで、周囲が勝手に“忖度”する、という風習は今も残っているのかもしれませんね」(前出・芸能リポーター)
ちなみに『ふしぎ発見』の問題の答えは「能」でした。