(写真左から)板野友美、真木よう子、田中みな実、泉里香

 ポリスのごとく、有名人の顔やボディ、果ては皮膚のコンディションからプチ整形疑惑にまで鋭く目を光らせている、ネットウォッチが趣味のOL・プラ美と美容ライター・イム子のアラフォーコンビ。

 ふたりは今回、アラサー女性のビューティーミューズとして話題の田中みな実(33)にロックオン。田中は雑誌や写真集では大胆なショットを披露しており、シャープなボディラインや美しい胸の形に憧れる女性は多い。

 そして“バスト”といえば、元AKB48の板野友美(28)、女優の真木よう子(37)、モデルで女優の泉里香(31)は「なんとなく突然大きくなった印象が……」とネットでいつも話題にのぼっている。この3人は身体は芸能界の中でもかなり細身だがバストだけは大きく、さらに突然大きくなった疑惑があったり、なかったり!?

 美バストになる方法をプラ美&イム子が真相を調査します!

  ◇   ◇   ◇  

プラ美:そろそろ薄着になる時期ね。コートの下に隠していたボディのお悩みが太陽に晒される季節よ……。

イム子:そうね。私は春夏の服装は胸の貧弱さが目立つのがイヤ! ブラジャーのパットを買い足そうかしら? でも下着で何とかするんじゃなくて、裸になっても見せられるバストが欲しいわ~。

プラ美:そんなバストになったらやっぱり、手ブラか肘ブラで写真を撮りたいわね!

イム子:もしかして、『anan』の表紙になった“みな実ポーズ”?

プラ美:そう! 豊かなんだけど昔のグラビアアイドルほど巨乳じゃないあのバスト、憧れのサイズ感よね。ジムに通ったり、ストイックなボディメイクをしているという田中みな実さんだけど、ズボラな私たちのでもできる策はないかしら?

イム子それならやっぱり豊胸手術かな? でも、“いかにも”なバストラインになりそうじゃない?

プラ美:それが最近の豊胸ってすっごい進化してるんだって! そういえば、疑惑のバストのあの芸能人もあのアイドルも、ナチュラルに見えない?

イム子:確かに……。あんなにきれいになるなら、今すぐ最新情報を知りたいわ! 今回も美容情報ツウなあの女医さんのところまで、行ってきます!

今回のターゲット:田中みな実(33)
「アラサーを過ぎても美バストになれるポイントは?」

田中みな実のインスタグラムで公開された写真集先行カット('19年)

回答者:美容整形外科『高須クリニック』入谷英里医師

イム子前回の石田ゆり子の若見えの秘訣に引き続き、今回はバストについて教えてください!

入谷先生:いつも美容には、前のめりすぎるほど前のめりですね(笑)。今回のお悩みは?

イム子:バストの美容最前線について知りたいんです! まず、いまや女性の憧れになっている田中さんのバストですが、どのあたりが美胸ポイントなのか教えてください。

田中みな実が肘ブラポーズで表紙を飾った2017年9月発売の『anan』(マガジンハウス)

入谷先生:そうですね。豊かだけど身体の横のライン(身幅)に収まるサイズといいますか、体形とのバランスがいいです。位置的には鎖骨の中心を頂点にして、左右のバストトップを結ぶラインが正三角形になるといいとされています。

イム子:なるほど。大きすぎず小さすぎずというサイズ感と、適正な位置が大事なんですね。ところで今、美容整形をするならどんな方法でバストアップできるのでしょうか?

入谷先生:おすすめするなら、シリコンバッグを入れる「プロテーゼ豊胸」という方法と、ご自身のお腹や太ももなどから脂肪を吸引して注入する方法ですね。

イム子:なるほど。しかしバッグは“いかにも整形した胸”になりそうですが、この点についてはいかがでしょうか?

入谷先生それはバッグを入れることが問題なのではなく、医師の経験値やセンスによるところが多いです。挿入する場所や体形に合ったバッグをきちんと提案できるか、これによって仕上がりがまったく変わりますね。実際、最新の豊胸バッグは、手触り感も見た目も全く気づかれないところまで進化していますよ。

イム子:そうなんですね! 私はバストが小さいのでつい大きさを求めてしまいますが、仕上がりに関わるとは知りませんでした。ところで田中さんは「バストまでが顔の一部。顔につける化粧水を胸までつけて、トップは違う美容液を塗って色のケアをしている」「デコルテがやせすぎると老けて見えるので、やせすぎないように気をつけている」とおっしゃっています。このようなケア法は先生のようなプロから見ていかがでしょうか?

入谷先生バストに限らず、保湿がいらない肌はありません。なのでバストも身体も顔の一部として、きちんとスキンケアされているのは素晴らしいですね。また、豊かなバストの維持に過度のダイエットは大敵。やせすぎない意識はとても大事だと思います。

イム子:う~ん。さすがみんなのみな実! セルフケアにも抜かりがありませんね! では噂のバストについてお聞かせください。たくさんいる豊かなバストの芸能人の中でも、板野友美さん、真木よう子さん、泉里香さんはデビュー時のバストラインと現在のサイズ感が違うというか……お身体は細いままで、胸だけ突如、大きくなったような印象があります。ズバリ、このような変化についてどう思われますか?(3人の水着姿の写真を見せる)

入谷先生う~ん……この写真だけでは判断できないですが、確かに、やせた方が豊胸したように見えなくはないかも?(苦笑)

イム子:みなさん、かなりやせているので、別の部位の脂肪をバストに注入しようにも難しそうですよね。皮下脂肪が少なそうな体形では、バッグを入れると目立ってしまいそうです。

入谷先生:そうですね。その場合、先ほど言ったようにバッグのサイズのセレクトと入れる位置が大事です。事前にじっくりカウンセリングすることをおすすめします!

イム子:しかし、バストに悩む私としては、こんなにきれいに仕上がるならバッグで豊胸にチャレンジしてみたくなります。でもバレちゃうのも心配……。

入谷先生そうですね。バッグは入れたものによってはデコルテ部分がバッグに引っ張られ、血管が浮いて見えるなど、見た目でわかってしまう場合もあります。なので、見た目のナチュラルさを求めたいなら、「脂肪注入」もおすすめですね。

 今は、吸引した脂肪から組織の修復・再生能力がある“幹細胞”を抽出し、バストに注入する「セリューション」という方法もあります。定着率がよく、持ちも仕上がりも格段によくなりましたから。ダウンタイムは必要ですが、週末+数日の有給休暇を取るくらいのお時間が取れれば大丈夫かと思います。

イム子:なるほど。では、サイズではなく加齢や授乳などでくぼんだ感じが気になる場合は、どのような対策法があるのでしょうか?

入谷先生年齢を重ねると、バストの大小に関わらずデコルテがやせ、垂れて見えるので、デコルテ部を中心に脂肪を注入する方法がいいと思います。また、どんな方もプロテーゼの豊胸手術を受けたあとはやせすぎないことが大事! 特に乳腺下でプロテーゼの豊胸手術を受けた方は、やせたり鍛えたりするとバストだけがポコッと浮いてしまい、不自然に見えてしまいますよ。お気をつけて!

イム子:なるほど。体重管理もバストには大事なのですね。入谷先生、今回もありがとうございました!


今回お話を伺ったのは…
入谷里英先生:
杏林大学医学部卒業。昭和大学臨床研修センター、昭和大学形成外科、美容外科クリニックを経て2013年より『高須クリニック』に勤務。東京院・横浜院を担当し、女性医師の目線からアンチエイジングから女性器の悩みまで、幅広い相談に応じている。