2019年9月をもってジャニーズ事務所を退所した元関ジャニ∞の錦戸亮(35)が、雑誌『GQ』(コンデナスト・ジャパン)の6月号(4月25日発売)の表紙と巻頭インタビューに登場した。インタビューで、錦戸は独立に至るまでの心境を赤裸々に明かしており、その内容が“ぶっちゃけすぎ”と話題に。同号は書店では売り切れが続出し、Amazonでは完売するほどの勢いで売れている。
『GQ』で語った錦戸の心境とは
「錦戸は、関ジャニ時代を振り返って、“自分がああなりたい。こうありたいという思いがあっても、アイドルということばにひと括りにされ、肩書でジャッジされやすい状況がずっとあって、いつ頃からか、それがもどかしくもありました。アイドルがイヤだったということではないんやけど、動かん限りはそこに留まっていることになるんだな、と”アイドルであることの葛藤があったと告白しています」(芸能記者)
さらに錦戸は、関ジャニで共にツインボーカルを務めた渋谷すばる(38)についても言及。
「渋谷が2018年をもってグループを脱退したことについては、“グループはひとり欠ければ、どうしてもバランスが変わってきます。とくにツインボーカルの、僕の片割れがどこかに行ってしまう……。どうにかせんと、引っ張って頑張るしかないやん!と思った”と告白。
続けて、“けど、頑張り過ぎたんだと思う。それぞれが、同じ方向を向いているのかわからへんし、どこまでを目指してるかも掴めんままやった。皆、一生懸命やし、それはあくまで僕の感じ方の問題だったんやろうけど、熱量とか温度にみんなとのズレを感ずるようになっていったんですね。小さなズレとかでも、許されん範囲になっていく状況になるとキツくなる。僕自身、どんどんしんどくなってしまって”と、メンバーとの間に“ズレ”があったと明かしました。
そしてゆっくりと言葉を選びながら、“(創作に対しては)熱い人間なんやと思う。そうしているうちに、あ、違うかも、と決定的に感じることがあって……。だったらひとりで頑張って、可能性があるならそこに挑戦したい。フルでアクセル踏み込みたい!って思ったんです”と語りました。錦戸は自分の性格について“心に嘘がつけん”“正直に生きたいんです”と話しています。ジャニーズを退所することに対して、錦戸に全く迷いがなかったことが今回のインタビューではっきりしました」(前同)
錦戸の新しい“相方”
関ジャニ∞といえば、仲が良いことで有名。錦戸は、2017年のインタビューで“7人が唯一カッコよく見える瞬間は、かろうじてバンドしてるときにあるような気がしてて”とグループを思う発言もしていた。さらに、錦戸が退所を発表する2日前のコンサートでも、錦戸と大倉忠義(34)の髪型が似ていると盛り上がるなど、錦戸とメンバーの変わらない仲の良い関係性をみることができた。しかし、錦戸は今回メンバーとの間に“ズレ”があったと告白。その踏み込んだ内容に、ファンの間では波紋が広がっている。
「今回のインタビューを怖いもの見たさで読んだ、という人も少なくないといいます。インタビューを読んだファンからは、“やっと亮ちゃんの脱退を受け入れられた。本音を聞けて良かった”という意見もある一方、“心に突き刺さる…”“ダメージはんぱない”という悲しみの声も多く上がっています。
また一部の報道で、渋谷の脱退後、錦戸はグループの解散を訴えていて、他のメンバーと対立が起きてしまった、と言われていたことから、“やっぱりそうだったんだなあ”“答え合わせしてるみたい”というファンの意見もあるようです」(前同)
錦戸は、2020年に元KAT-TUNの赤西仁(35)と共同プロジェクト『N/A』を始動。4月9日にはYouTubeチャンネル『NO GOOD TV』を開設した。そんな中、赤西が26日に更新された動画の中で、ジャニーズ事務所への思いを明かし話題になっている。
「話題の動画はゲストに俳優の小栗旬(37)と山田孝之(36)を迎えてトークをする、という内容だったのですが、小栗が所属事務所への思いを語ると、赤西は“俺は否定してないの。感謝もしているし、恩返ししようとしているよ”とジャニーズへの気持ちを告白。続けて“向こうがもっとオープンになってくれたら、例えばこっちから『こういうのどうですか?』とか”と語り、赤西がジャニーズとの共演を望んでいることが明らかになりました」(女性誌記者)
海外志向の強かった赤西は、2014年にジャニーズ事務所を退所するとすぐに中国へ進出。歌手活動で人気に火が点き、2015年には「年度音楽賞」と「アジア人気アーティスト賞」を中国でダブル受賞。日本人として発の快挙を成し遂げた。
「2018年には現地ドラマにも出演して、中国版ツイッター『微博(ウェイボー)』のフォロワー数は、YOSHIKIが115万人、元SMAPの木村拓哉(47)が248万人なのに対し、赤西は現在約299万人ものフォロワーを抱えている。
また日本での人気も根強く、2019年4月から予定していた日本ツアーは、3月に赤西の変形性腰椎症が判明したことで、急きょ、赤西が出演しない前代未聞のかたちで開催されることになったのですが、それでも北海道、大阪、東京、名古屋、福岡など全国15か所で行われたコンサート会場には大勢のファンが予定通りやってきました。国内外で人気を集める赤西の年収は、3億円に達するとも言われています」(前同)
錦戸とジャニーズタレントの関係性は
『GQ』のインタビューで、錦戸はロサンゼルス在住の赤西と「毎日ライン電話でミーティングしてるんですよ」と明かしている。ジャニーズ退所にあたって、たびたび赤西に相談していたという錦戸。今回、赤西がジャニーズとの共演を望んでいることが明らかになり、錦戸も他のジャニーズとの共演計画を練っているのでは、との指摘もある。
「関ジャニとの共演は無理でも、他のジャニーズとの共演の可能性は否定できません。今年デビューしたSixTONESのデビュー曲にYOSHIKIが制作した楽曲が使われたことが話題になりましたが、実は、ジャニーズ事務所の副社長を務める滝沢秀明(38)は最初、2003年にNEWSを辞めたONE OK ROCK(ワンオク)のボーカルTaka(32)にSixTONESの楽曲依頼をしていたんです。
というのも、滝沢は、ジャニーズを辞めたタレントがジャニーズタレントと関われないことに以前から疑問をもっていて、その慣習を変えようとしているんです。錦戸は、独立してから全ての曲を自分で作っています。今後、滝沢からジャニーズのグループの楽曲の制作依頼がくる可能性は十分ありますよね。また、滝沢は2019年の『ジャニーズカウントダウンコンサート』に赤西を出演させたかったと言われています。今年は赤西だけでなく、相方の錦戸にも『カウントダウンコンサート』のオファーが来ることも考えられるのでは……」(前同)
さらに、俳優としても評価が高い錦戸は、ドラマや映画でジャニーズタレントと共演する可能性もある。
「錦戸は独立後、まだ俳優としての活動はしていませんが、実力があるだけに、錦戸と一緒に仕事をしたい、というスタッフは少なくありません。ただ錦戸は、“今まで出られへんかったものにも出てみたいし、今までと同じことをするすることも大切やと思いますし。こういうのをやりませんかとか、話もいただいているんですけど、どういうものがよいのか、一作目はいろいろ出方を考えたいと思っています”と、『GQ』のインタビューで俳優業への正直な気持ちを明かしています。
いま、錦戸の後輩にあたる関西ジャニーズJr.には、俳優として活躍するメンバーが多いんです。なにわ男子の道枝駿佑(17)は2018年にドラマ『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』(フジテレビ系)にゲスト出演し、今春放送の『BG〜身辺警護人〜』(テレビ朝日系)では、主演の木村拓哉との共演が話題になりました。
同じくなにわ男子の西畑大吾(23)もNHKの連続テレビ小説『ごちそうさん』や『あさが来た』に出演し俳優としての実力をつけています。1作目からいきなり錦戸がジャニーズと共演することは難しいでしょうが、関西という繋がりもありますし、今後俳優として、ジャニーズの後輩との共演は実現してほしいですね」(制作会社関係者)
『GQ』で、大人の色気たっぷりの表情を見せてくれた新しい錦戸。今後の活躍にも注目したい!