嵐(左から)大野智、松本潤、二宮和也、相葉雅紀、櫻井翔
 実の兄弟で大のジャニーズファン! ジャニーズモノマネを得意とするお笑いコンビ・ジャガーズと、ジャニーズ事務所を丸ごと応援し続けて20年越えのジャニヲタライター・みきーるさん。前編に続き、嵐のメンバーが出演した再放送してほしいドラマについて、アツ〜く語ってもらいました。大盛り上がりの後編をお届けします! ※取材はオンラインにて行いました

今では考えらえれない
衝撃のキャッチフレーズも

みきーる「前編では、大野さん、松本さんの作品を挙げていきましたが、続いてニノの作品では、どうですか?」

ちーやん「僕がどハマりしたのは、『弱くても勝てます〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望〜』('14年)。高校の野球部が舞台で、ヤンキーがまとまって甲子園を目指すみたいな、わかりやすいストーリーですごくいい(笑)』

ともひろ「僕は『山田太郎ものがたり』('07年)かな。翔くんも出てたんですが、そのときの翔くんがすごいイケメンで人気のあるキャラクター。でもその作品までそういう印象じゃなかったんですよ。ちょっとやんちゃなジュニア時代とかも知ってるし。でも作品では見事に演じられてて。逆にニノはお金持ちだけどすごい質素な感じがめっちゃ合ってて(笑)。そこの表現がすごく面白かった!」

みきーる「確かに。櫻井さんは特に、今となってはいい大学出て、ニュースのキャスターもやってお坊っちゃまの真髄みたいな。でも昔のやんちゃなジュニア時代だったころを思うと、そのギャップが見えてきて面白いですよね。

 私はニノだと『南くんの恋人』(‘04年)とかも結構好きでした。深キョンのお相手役で。あと、山Pとかとで出てた青春ものの『Stand Up!!』('03年)って作品、覚えてます?」

ちーやんともひろ 「覚えてます!」

みきーるあの作品のキャッチフレーズ、 “セックスしたい! 大人になりたい!”ですよ? すごい露骨。今の番組では、絶対に無理だろうなぁ」

ちーやん「でしょうね(笑)」

ともひろ「僕は倉本聰さんのシリーズで『優しい時間』('05年)が好きかな。あれ、富良野が舞台なんですけど、僕たち北海道出身だから、あの空気感がすごく好きで。そうそう、その作品にまつわる面白いエピソードがあって。当時、ニノはすでに活躍してましたけど、倉本聰さんのドラマとなると、まだ若手だったりするじゃないですか。でもニノは、台本とは違う言い回しをしていたらしいんですよ。自分なりに噛み砕いて

ちーやん「さすが!」

ともひろ「倉本さんの台本を変えるのって普段はあり得ないことらしいんですけど、ニノが自分に合った言葉で喋るほうがしっくりくるというので、倉本さんも認めたみたい」

“友情出演”を熱望!

みきーる「すでに大物役者の予感! 二宮さんって、“何か言ってやるんだから!”って思って作品を見ても、演技で黙らされちゃう(笑)。相葉くんはどう? 私は今のキャラクターに合ってるキャラクターが好きで、『ようこそ、わが家へ』('15年)が好き」

ともひろ「確かに、相葉くんにすごく合ってる!」

みきーる「一生懸命、家族のために何とかしようとする姿が、相葉くんに合っていてイイ!

ともひろ「あの作品、本当にドラマがよすぎて。色々うまくいかない展開なんだけど、なんでこんなに思うようにいかないんだ! って毎回イライラして終わるの(笑)」

ちーやん「わかる(笑)。僕は『貴族探偵』('17年)かな。相葉くんって実家が中華料理屋さんじゃない。だから最初、相葉くんが貴族って聞いて、全然イメージが繋がらなくて。相葉くんが、貴族に!? え!? って(笑)」

ともひろ「それは関係ないでしょ!(笑) その貴族な相葉くんに、『謎解きは〜』の影山さんが執事としてついてほしいなぁ

みきーる「あ〜いいですね。さらにそのお友達に“花男”の松潤とかいてほしい(笑)。『花より男子』('05年)とか『ごくせん』('02年)って、いつ見ても楽しいですよね」

ともひろ「僕、マンガが好きで、原作も結構読むんですよ。『ごくせん』で(仲間由紀恵演じる)ヤンクミと松潤演じる沢田慎が、ドラマまではそういう描写がないんですけど、マンガでは最後にキスシーンがあって。2人がそうなるっていうのを想像しながら見るのもまた、面白い!

ちーやん「さすが。ともひろ、ブックオフでバイトしてたからね、マンガに詳しい(笑)」

みきーる「原作のチェックも抜かりないですね! マンガ原作でいうと、松潤の『きみはペット』('03年)が最高。松潤が家の前に落ちてるんですよ? 夢のようなシチュエーション

ちーやん「当時、年上の女性の方が、みんな言ってました(笑)」

ともひろ「韓国で映画化もされて。松潤の役を、チャン・グンソクがやってるの。あのグンちゃんが! 海外でリメイクされるとき、ジャニーズが演じた役をその国のトップスターが演じてくれると、なんか誇らしくなる(笑)

みきーる「うんうん! じゃあ、最後に今、1番再放送してほしい作品をひとつずつあげていきましょうか」

ちーやん「めっちゃ、難しい(笑)。う〜ん。家族で見るのにオススメなのは、やっぱり大野くんの『怪物くん』('10年)かな。あれは子どもから大人まで、みんなが楽しめる。ともひろは?」

ともひろ「僕はニノの『流星の絆』('08年)ですね。東野圭吾さんも好きで、原作を読んでたんですけど、内容がわかっていても面白かった。戸田恵梨香さんと錦戸亮くんとニノの3人きょうだいなんだよね。この前、『テセウスの船』ってドラマやってたでしょ? あぁいう空気感で、今見ても絶対ハマる人が多いと思う

みきーる「私は、さっき出した『きみはペット』かしら。今でこそ、仕事に疲れたお姉さんと可愛い年下男子の恋愛ものって珍しくなくなったけど、あのドラマが元祖というか。今、家から出られない方が多いでしょ? 玄関のドアを開けたら、そこに松潤がいるんですから!

ちーやんUber Eatsみたい(笑)。今、新しいドラマの撮影もストップしてるみたいだし、再放送ドラマが増えていきそうだね」

みきーる「ぜひぜひ、今回挙げたドラマの再放送をしてほしいです」

ちーやん嵐が最後に全員で出演したドラマって『最後の約束』('10年)ですよね? あの作品も再放送してほしいってずっと思ってる。これ、再放送いっぱいやったら、新しいドラマがいつまでも放送されなくてずっと“近日放送!”のままになりそう(笑)」

みきーる「今後、俳優さんのスケジュールの関係で、予定していたドラマも撮影ができなくなる可能性もありますからね」

ともひろ「確かに。では、ドラマを作ってる方、全員に向けて。ジャガーズはいつでも空いてますよ!(笑)

ちーやん「ハハハ! 僕ら、コスプレも得意なんで。どんな役でも対応できます!」

みきーる「じゃあ、再放送ドラマもジャガーズさんのコスプレも、楽しみにしてますね(笑)」

<プロフィール>
■ジャガーズ
兄・ちーやん◎1976年7月8日生まれ。すべてのジャニーズグループのファンクラブに加入。グッズは絶対に買いたい派で、チケットは弟の分も毎回買ってあげる。
弟・ジャガーともひろ◎1982年1月24日生まれ。初めて参戦したジャニーズのコンサートは、1998年に開催されたジャニーズJr.初の単独コンサート『素顔』。
■みきーる
ジャニヲタ・エバンジェリスト。ライター・編集者。グループを問わずジャニーズアイドルを応援する事務所担。応援歴は25年超、3日に1度は現場参戦。著書に、『ジャニヲタあるある』(青春出版社)、『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)など。