パーソナリティーを務めるラジオのスタジオ復帰となった6月1日、自宅前で直撃に応える宮藤官九郎

 昨年放送されたNHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』などの脚本で知られる宮藤官九郎が、6月1日、パーソナリティーを務めるTBSラジオの番組『ACTION』で約2か月ぶりにスタジオ復帰を果たした。

3月下旬のライブハウス訪問を問題視する声も

 3月末に新型コロナウイルスに感染。退院後はリモートで出演を続けていた宮藤。感染防止のためアシスタントとの間に設置されたアクリル板に驚くなど、久しぶりの現場復帰にとまどいを感じていることを番組で吐露していた。

 4月7日に退院し、4月27日に同番組に電話出演した際には、「自分は大丈夫だと過信してうかつな行動をとったことによって、多くの人を濃厚接触者にしてしまったことを深く反省しています」と謝罪したが、それにはこんな理由が──。

「3月20日夜に行われ、感染者も確認された渋谷でのライブハウスイベントに足を運んでいたことが、運営会社会長のブログで判明したんです。2月から3月にかけて全国のライブハウスでクラスターが発生したこともあり、営業自粛が呼びかけられていました。そんな時期にライブを観に行っていたことで、ネットではその行動を問題視する声も挙がっていました」(スポーツ紙記者)

 療養生活を終えた宮藤は、いま何を思うのか。スタジオ復帰となった6月1日の正午ごろ、マスクにキャップ姿で自宅から出てきたところを直撃した。

──今日からスタジオ復帰ということですが、どんなお気持ちですか?

 記者がそう声をかけると、少し立ち止まったあと「どうも失礼します」といったん自宅へ引き返した宮藤。数分後、再び出てきたところに質問を投げかけると、

「みなさんには、ご迷惑をおかけしました」

 と記者に一礼。愛車に乗り込み、スタジオへと向かった。この2か月で、もともと細身の体形がさらに痩せてしまったようにも見えたが、感染者をこれ以上増やさないためにも、自らの経験を多くの人へ伝えてほしいものだ。