6月9日、アンジャッシュ・渡部建が突然の全面出演自粛を発表し、その2日後に発売した『週刊文春』で明らかとなった「テイクアウト不倫」。瞬く間に世間の注目を集めたこの騒動に対し、芸能人たちもさまざまな意見を述べた。これまでに、東出昌大と唐田えりかのゲス不倫など、多くの芸能人の不倫スキャンダルが報じられたが、今回の渡部に関しては、どうも様子が違う。その要因のひとつに「相手女性に対する違和感」があるからだ。
不倫相手の疑問な行動
不倫相手の女性の発言をもとに、その“違和感”を紐解いてみる。
《私と渡部さんは多い時には週2回ほどエッチをする関係でした。トータルで30回以上は関係を持ったかもしれません》
続けて、
《彼は私のことを“性のはけ口”くらいにしか思っていなかったんでしょうね。せめて一人の女性として扱って欲しかったと思います》
この2文に疑問を感じた人は多いのではないだろうか。「一人の女性として扱って欲しかった」のに、なぜ彼女は六本木ヒルズの多目的トイレに出向いたのか。
《その後も彼はヒルズのトイレばかりを指定し》という女性の発言からみると、彼女自身もトイレで何が起こるか想定したうえで、ヒルズのトイレに向かっているはずだ。
極めつけは、渡部と佐々木の挙式・披露宴の翌月もトイレで関係を持っていた事実。彼女自身も不倫であることをわかっていて渡部と会っていたことがわかる。
あたかも、「性のはけ口」にされた“被害者女性”として自身の不倫行為を語っているが、本当に「一人の女性として扱って」ほしいのであれば、ヒルズに行くべきではないし、嫌だったのであれば断るべき。挙句、週刊誌に事細かくトイレでの情事を話したことで、自身もそれに乗っかっていたことを認めている。
不倫とわかっていながらも、不適切な行為をし、1万円をもらい、さらには週刊誌に暴露。渡部に一人の女性として扱って欲しいはずなのに? という「違和感」を覚えずにはいられない。
女性に対しコメントした芸能人たち
この「テイクアウト不倫」は渡部バッシングのみならず、不倫相手の女性に対しても辛辣なコメントが芸能人からも寄せられている。
「結婚してるってみんな知ってる人に何度も呼び出されて行くほうもバカ」(指原莉乃、14日フジテレビ系『ワイドナショー』より)
「不倫相手がすごい被害者ヅラをしてる。奥さんからしたら被害者ヅラしてんじゃねーよと」(ゆきぽよ、14日TBS系『サンデー・ジャポン』より)
「不倫男を擁護するつもりはまるでないが、それをペラペラ喋る女性にも辟易としている。妻帯者と知って不貞を働いたなら被害者ではなく加害者」(武井壮、自身のツイッターより)
なかでもこの騒動に対し、フジテレビアナウンサーの山崎夕貴アナは14日放送『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、
「『不倫相手の女性を、女性として扱ってない』みたいなトークをされる方が、けっこう気になっていて」と疑問を呈し、「(既婚者だって)わかって近づいてきてるんだから、そこに思いやる必要はないんじゃないかな」と述べた。
この意見を聞いていたダウンタウン・松本人志も「俺もそうかなと思った」と言い、かまいたち・山内健司も「そのとおりだと思います」と話していた。この流れを見るに、当然、悪いのは渡部なのだが、不倫相手を批判する声に共感が集まっている。
不倫とわかったうえで逢瀬を交わし、渡部との情事を暴露した女性の行動について、スポーツ紙記者はこう話す。
「女性は“不倫していた事実”だけを話すのではなく、渡部の性癖をさらけ出し一撃で失墜させる攻撃性を感じます。一般人だから絶対匿名という名の盾に守られていますし、おそらくそれも理解したうえで暴露したのでしょう」
渡部の行為が下劣であることは間違いないが、不倫相手の女性も“汚い”やり口だと非難されている「テイクアウト不倫」。その違和感がじわりじわりと広がりを見せつつあるようだ。