ボビー・オロゴン

 事件発生から1か月以上が経過したが、ボビー・オロゴンの近況がまったく聞こえてこない。

 埼玉県内の自宅で、妻の顔を叩いたとして現行犯逮捕されたのは5月16日。翌日は自宅前で妻が報道陣に“長年DVを受けていた”と訴えた。

 しかし、18日にボビーは釈放。暴行は一貫して否定していた。

「たしかに、警察が駆けつけたとき、ボビーは異常に興奮していたので逮捕されたのですが、釈放後も正式に起訴されたとは聞きません。この事件にはどうやら“裏”があるようです」(全国紙記者)

 というのも、ボビーを知るテレビ局関係者がこう明かす。

「ボビーと家族ぐるみで付き合いがある知人に、事件後に彼から“迷惑をかけた”という連絡があったようです。そこで、ボビーに話を聞いたそうなんですが……」

 電話口で落ち着いた様子のボビーは「オレ絶対に手はあげてナイ」「小突いてもイナイ」と説明し、さらに「アレは妻がウソをついたんダヨ」と釈明したというのだ。

 そこで、6月下旬に週刊女性はボビーの妻に改めて聞いてみた。

ーーボビーさんは今どこに?

「わかりません。釈放のとき、私に近づかない約束だったので。でも、私は今、すごく身の危険を感じています」

ーーボビーさんに殴られたというウソをついたのでは?

「そんなことはありません。診断書もあります」

ーー離婚したい?

「もちろんです。でも今、海外に留学中の子どもたちへの送金が止められて、生活費も渡されず、電気も止まりそうで。夫は子どもたちに“海外から帰ってこい。学費は母親に払ってもらえ”と言っていて。私の『宅建』の免許も勝手に使われるし、私は被害者で、夫は何も反省していない」

 言いたいことを、早口でまくし立てた。

ボビーは「別れたくない」

 しかし、事件当初の妻の言い分では「早く離婚しろ」とボビーから迫ってきたと話していたはずだが? 

 そこで、ボビーの言い分も聞こうと、彼の個人事務所に連絡したが、「その件はボビーと話していない」と言ったきり。

 ボビーの釈放を手伝っていた業務提携している事務所も、「担当者が不在でわからない」と、繰り返すばかり。

「つまり、離婚したいのは奥さんのほうで、ボビーは離婚を望んでいません。とにかくお金にがめついボビーは、離婚で奥さんに財産を持っていかれたり、慰謝料を払うのは絶対に避けたい。それと1番の理由は、5人いる子どものことです」(前出・テレビ局関係者)

 ボビーから話を聞いたという前出の知人には、

「子どもたちは大好きだから別れたくナイ。でも、妻が子どもにオレが悪者だと言って、味方がいないんダヨ」

 と、泣きながら語ったというが……。

 雲隠れを続けるボビーが、これから出そうとしている答えとは─。