《今後の活動に向け慎重に協議を続ける中で、当社として今後同人との信頼関係を維持することが著しく困難であると判断》
7月6日、『プラチナムプロダクション』のHPにて《木下優樹菜引退のご報告》として、所属タレントの“ユッキーナ”こと木下優樹菜の引退が発表された。
木下といえば、7月1日に自身のインスタグラムで、
《今はただ目の前の出来る事をコツコツと私らしく頑張って行きたいと思っています》
と芸能界“復帰”を報告したばかりだった。この5日間で何が起こったのか。
「彼女にしてみれば、世間への謝罪は十分と思っていたのでしょうが、この“私らしく”という言葉が“どこまでも自分本意の考え方なのか”と反感を買ってしまいました。そして、彼女が計算を読み違えたのが、同業者である芸能界からの批判の声でした」(芸能リポーター)
事務所総出で作った文章
7月2日の『とくダネ!』(フジテレビ系)では、キャスターの小倉智昭が「周りを気にして謝罪するものではない」と、いまだ解決していないタピオカ店オーナーへの対応と姿勢を問えば、コメンテーターで社会学者の古市憲寿氏もまた、
「あんまり木下さんらしくない文章だなと。むしろ事務所総出で作った文章だなっていう気が」
と、彼女が騒動時にオーナーに送ったとされる“メール”を皮肉るように指摘。
「ほかにも薬丸裕英やテリー伊藤、ヒロミ、田中みな実らが各番組でユッキーナの“復帰”に批判と疑問の声を向けていました。そして極め付けはアッコさんです。『アッコにおまかせ』(TBS系)で“ふつう、和解してから芸能界復帰するんじゃないの”と、“ご意見番”に正論を言われては、芸能界全体が賛同せざるを得ませんよ。
本来なら擁護してくれると思った彼、彼女らが、芸能界が“総出”で復帰に“No”を突き付けたのです。これでは、力のあるプロダクションと言えどもユッキーナを推すことはできないですよ」(芸能プロ関係者)
やはり、一連の騒動の根本となっているトラブルが未解決のまま復帰することは、筋が通っていないということか。
とはいえ、事務所に14年間所属し、“稼ぎ”をもたらす存在だったはずの木下だ。また、
「再開したいというより、母親として再開しなきゃという感じです。いまは、自分がやるべきことをやっています」
6月中旬の『週刊女性7月7日号』の直撃取材の際にも、母親として子どもたちのために芸能活動に決意を新たにしていた木下だ。
新たな「文春砲」か
それだけに、引退という名の“クビ”宣告は無情にも思える。
「ユッキーナを抱えていては、いつまでも“総出事務所”のイメージがつきまといますからね。何より、バラエティ番組に引っ張りだこの若槻千夏、女優として成功している中村アンに菜々緒、家庭内のゴタゴタを抱えながらもママタレとして重宝される小倉優子ら、他にも稼げるタレントがいます。売れる商品を守る意味でも廃棄することを選択したのでしょう。
それに、彼女は新たな問題を抱えていることも考えられます。それこそ新たな“文春砲”が飛び出すということも。たとえば、サッカー日本代表の乾貴士選手との不倫疑惑もあった彼女ですが、その“決定的な証拠”を突きつけられた可能性もあります。アンジャッシュの渡部建が先手を打って自粛したように、彼女も今、引退せざるを得ない状況にあったのかもしれません」(前出・芸能プロ関係者)
“総出”で守ってくれるはずの事務所から、追い出されてしまったという形かーー。