会見を開いた山口達也('18年4月26日)

 7月9日でジャニーズ事務所前社長のジャニー喜多川氏の逝去からちょうど1年が経過した。ジャニー氏が亡くなる前後から、その動向に注目が集まっていたのがTOKIOの長瀬智也(41)だ。

 2月27日発売の『週刊文春』(文藝春秋)では、長瀬がすでにジャニーズ事務所を辞める意向を伝えていて、来春以降に退所する可能性があると伝えている。

「長瀬の退所はほぼ確定」

「2021年1月クールに長瀬主演のドラマが予定されています。タイトルは『俺の家のはなし』。脚本を手掛けるのは宮藤官九郎(49)、プロデューサーはTBSの磯山晶氏が務めます。

当記事は「日刊大衆」(運営:双葉社)の提供記事です

 2人は長瀬のキャリアを代表するドラマ『池袋ウエストゲートパーク』、『タイガー&ドラゴン』、『うぬぼれ刑事』(すべてTBS系)でタッグを組んできた。役者陣にもこれまで共演してきた数々の盟友が出演しますから、来春のドラマは長瀬の集大成の“卒業作品”となる可能性が高い。長瀬が4月以降、ジャニーズ事務所を退所するのはほぼ確定でしょう」(芸能記者)

 長瀬は6月19日付で退所した手越祐也(32)と異なり、退所に向けて事務所と話し合いを持ち、関係各所との調整を進めてきたとされる。

「長瀬は長年にわたって事務所の屋台骨を支えてきた功労者だし、退所後はジャニーズとも関わりの深い役者系の事務所に移籍するようですから、両者は今後とも良好な関係を保つはずです。

 そのため、長瀬の退所を前に、水面下では衝撃的なサプライズの準備が進められているというんです。それが山口達也(48)の復帰なんです」(芸能プロ関係者)

地上波テレビ番組にも山口の姿が

 長瀬がジャニーズ事務所を辞める大きな理由の1つが、2018年4月に山口が不祥事でグループ脱退と事務所を退所して以降、音楽活動が満足できないことだとされる。

「TOKIOは2019年がデビュー25周年のアニバーサリーイヤーだったものの、山口不在のため25周年記念ツアーもできませんでした。

 さらに長瀬の退所がカウントダウンに入り、彼のこれまでの功績を称え、気持ちよく送り出すために山口を復活させ、TOKIOのライブを行う計画がジャニーズ事務所内で進められているというんです。

 特にメンバーの松岡昌宏(43)が熱心に動いていると聞こえてきています。また、山口が復帰して行われるTOKIOのライブは、ネット配信を利用したものになるとささやかれていますね。

 6月7日放送の『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)と『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)に、山口が映り込んだことが話題になりました。これまではカットしていたにもかかわらず、山口の姿が地上波で確認できたのは、復帰への布石だとも考えられます」(前出の芸能プロ関係者)

TOKIOは“復活”と同時に“終焉”

 ジャニーズ事務所退所後、山口は一度だけインタビューに応じている。2019年8月29日発売『女性セブン』(小学館)では、300分にわたったという山口のインタビューを掲載。

 インタビューで山口は、現在の状況、被害者女性に対する思いや自身の社会復帰、そして解散や活動休止報道が続くTOKIOとメンバーへの思いを語った。

 そして「いつの日か、もう一度人前に出たい」「やっぱり人に何かを訴えかける仕事がしたい。それは芸能界には限りません」とも明かした。一方で、TOKIOへの復帰は否定しており、「芸能界に私の居場所はない」とも話した。

「山口の言葉通り、和解はしたものの被害者の女性がいることですし、芸能界にすんなりと復帰することは難しいでしょう。そのため、山口がジャニーズに再び所属し、TOKIOが完全復活、となるわけではなさそうです。おそらく、長瀬を送り出すための特別企画として、1回限りの復活となるのではないでしょうか。

 ただ、そうした山口の“特別な復帰”は、同時に長瀬の退所のタイミングとなるわけで、TOKIOの終焉を意味するわけです。それは寂しいことですよね……」(前同)

 長瀬の退所を前にTOKIOが5人そろう――その計画は実行されるだろうか!?