7月18日、日本中に衝撃が走った。俳優の三浦春馬さん（享年30）が都内の自宅マンションで死去したことが報じられたのだ。
三浦さんは、今年9月から放送予定のTBS火曜22時枠のドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』で主演を務めることが発表されたばかり。14日には自身のインスタグラムでドラマへの意気込みを語っていただけに、あまりにも突然の出来事だった。
共演も多く仲睦まじい姿を見せていた三浦さんと佐藤
所属事務所によると、すでに密葬は済み、お別れの会が行われる予定もあるという。
「三浦さんと同じ事務所に所属していた佐藤健（31）は、'08年に同局ドラマ『ブラッディ・マンデイ』で共演して以来、親友と呼べる間柄でした。今年1～3月には『カネ恋』と同枠で放送していた『恋はつづくよどこまでも』にも主演していましたね。
三浦さんが海外でCM撮影をした際は、佐藤へのお土産を買っていたそうです。20代前半の頃はイベントの共演も多く、仲睦まじい姿をよく見せていました。
互いにキャリアを積んだ最近は共演も減り、お互いについて話すことも減っていましたが、'16年5月の『A－Studio』（TBS系）で、佐藤は三浦について、“後輩というより普通に友達ですね”と話していたほか、三浦は佐藤主演の映画『るろうに剣心』を見に行ったことを話していました」（専門誌記者）
「辛いだろうな…」佐藤健を心配する声も
佐藤と三浦は基本的に「タケル」と「春馬」と名前で呼び合っているほか、若手時代の10年に発売された旅行DVD『HT～N．Y．の中心で、鍋をつつく～』で一緒に料理をする際はふざけて「タケちゃん」と呼ぶ一面があったりと、微笑ましい姿を見せていた。
最近では20代後半を過ぎて関係性が変化したのか、19年7月16日の『めざましテレビ』（フジテレビ系）では、三浦は佐藤や吉沢亮らのブレイクについて対抗意識を燃やしていて、
「頑張っているなっていうのと、その面に隠れてクソーっていう……醜い嫉妬心はあります」
と、ライバル心を見せていた。
「しかし、事務所イベントの『ハンサム』関連の仕事でのメイキング映像でも、佐藤は三浦に“脱出ゲームにハマってる”と軽く世間話していたり、先に抜けた佐藤は“春馬また。頑張って”と声をかけ、三浦もさんも“あいよー”と返していたりと、やはり仲がよさそうでした」（音楽関係者）
佐藤はSNSをやっておらず、20日現在、三浦の死に対するコメントはない。ファンの間では、佐藤が「大切な人を救えなかったことの後悔」がテーマの1つである映画『護られなかった者たちへ』の撮影中であることから、「察するに余りある」「辛いだろうな…」と佐藤を心配する声も見受けられた。
「音楽の日」出演者たちの思いに涙の声が続出
また、三浦さんのもう1人の親友・城田優（34）は、三浦さんの死と同日に生放送された歌番組『音楽の日2020』（TBS系）に出演。
「『音楽の日』では、GReeeeNの『キセキ』をソロで、同タイトルのディズニー映画主題歌『リメンバー・ミー』をISSA（41）とデュオで歌いました。どちらも、友を偲ぶ鎮魂歌となる歌詞で、城田の心中はどのようなものだったのでしょうか……。涙を目に浮かべて歌っていて、間奏では一瞬うつむく場面もありました。“もらい泣きした”“悲しくて聞いてられなかった”という声がありました。
同番組でflumpoolの『君に届け』も、沖縄から生中継されましたが、これは同タイトルで10年に公開された三浦主演の青春映画の主題歌でした」（音楽関係者）
flumpoolの山村隆太（35）は、
「君に届け歌わせていただきました。曲が流れた瞬間から今日一番強い風が吹いた。
色んな人の想いが、天国まで届いていますように」
同じく共演していて、三浦さんとともに未公開映画の撮影もしていたT．M．Revolutionの西川貴教（49）は、
「自分の出番が終わってやっと春馬の訃報と向き合っています... なぁ、俺ら一緒に撮った映画どうすんだよ... まだ公開日も決まってないのに...」
と、それぞれツイッターで追悼の意を示していた。
三浦さんと城田、ジェジュンの“かなわぬ夢”
7月19日の『文春オンライン』によると、城田は楽屋ではマネジャーが声を掛けられないほどに、憔悴していたという。2人は、'09年に『サムライ・ハイスクール』（日本テレビ系）で共演して以来、10年以上に渡る大親友だったという。
「城田は19年には、自身のデビュー20周年記念の写真集『Sonador Yu Shirota 20th Anniversary Book』で三浦さんを対談相手に選んだり、SNSでは公私ともに楽しそうな2人が写っている写真がたびたび投稿されていました。最近では19年4月23日にミュージカル『キンキーブーツ』の共演者たちと記念写真を撮っていましたね」（WEB編集部）
'19年12月に5日には、城田、三浦、元・東方神起のソロアーティストのジェジュン（34）の3人で、前日の『2019FNS歌謡祭』の際に撮影した3人の写真を、城田がインスタに投稿していた。
「城田とジェジュンは仲が良く、『J＆U』というコンビをたびたび披露していたんですが、5日のインスタでは『J＆U＆H』と題して、三浦を中心に城田とジェジュンがそれぞれ肩を組んだ、仲睦まじい3ショットを披露してました。“いつか本当にユニットで歌ってほしい”という声も多かったんですが、かなわぬ夢になってしまいましたね……」（前同）
今年5月も、城田と三浦が深夜に2人で楽しくインスタライブしている姿がユーザーの間で話題となっていた。
“また連絡とりあおうぜい”“元気でいてよ。じゃーねー”と、お互いニコニコした笑顔で別れた2人。視聴人数は約1万人と大人気で、いまにして思えば切なさしか残らない。
佐藤。城田。そして、三浦さんと交流のあった多くのアーティストや俳優。彼らの思いが、天国に届くことを願うばかりだ。