上野樹里

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で撮影が中止になっていたドラマの現場も、7月に入り徐々に再開している。

 女優・上野樹里(34)主演の『監察医 朝顔2』(フジテレビ系)も6月下旬から再び撮影が始まった。昨年夏クールに放送され話題を呼んだ同ドラマの続編として今年の秋にスタートする予定だが、“月9ドラマ”としては史上初となる2クール連続での放送となる。

「すでに3月にクランクインはしていますが、共演者やスタッフと久しぶりの再会を果たし、現場も和気あいあいとしていたようです」(テレビ局スタッフ)

姑・平野レミとの関係も良好

 その上野は7月9日、自身のインスタグラムで、ロックバンド・TRICERATOPS(トライセラトップス)でボーカル&ギターを務める夫の和田唱(44)による手作り弁当を、以下のメッセージとともに公開。

《#愛夫弁当 昨日から始まりました! とても助かっています。おまけに健康管理にもなってありがたいです。撮影中、続くと良いなぁ 今日も夜までがんばります》

 ふっくらとしたおにぎりに、おかずはブロッコリーやアスパラガスなどグリーンを中心としたサラダと豚肉のソテーといったスタミナたっぷりのメニュー。その横には、オリジナルドレッシングと思しき小さな器が添えてあった。

 この投稿にはドラマで共演中の時任三郎をはじめ約8.4万人からの「いいね!」がつき、コメント欄には《愛し愛されてる感じが伝わってきます》《愛情たっぷりのお弁当ですね》《お野菜一杯だし、スタミナつきそう》《さすがレミさんの息子さん。お料理上手そうですね》など、賞賛の声が多く寄せられた。

「レミさん」というのは、料理研究家の平野レミ(73)のことで、和田は長男、上野は長男の嫁にあたる。上野は'16年5月に和田と結婚、その後は自身のSNSでたびたび夫婦のツーショットを公開するなど、円満ぶりがうかがわれる。

「5月の結婚記念日には和田さんと一緒にギターでビートルズやビーチボーイズを弾いている様子を投稿していましたが、その様子からも上野がリラックスした生活を送っているのが見てとれます。姑の平野も“樹里ちゃんは態度がデカい”なんて言っていますが、とても仲がよく、一緒にライブへ出かけたり料理を作ったり、レミさん直伝のレシピをマスターしたりするなど、実の母娘のようです」(テレビ局関係者)

 そうした私生活の安定が仕事にも反映されているのか、「結婚してから“性格が丸くなった”という声をよく聞きます」と話すのはスポーツ紙記者。

「以前の上野は、どちらかといえば“気難しい女優”というイメージでした。演技に対してのこだわりが強いので納得するまで妥協しなかったり、共演者ともあまりコミュニケーションをとらなかったりという“ワガママ”な一面もあったようですが、結婚後はスタッフにも自分から声をかけて労るなど、とても周囲に気を配るようになったそうです。『監察医・朝顔2』の現場も終始、笑顔が絶えず温かい雰囲気です」(同前)

 温かい“おふくろの味”とパートナーに囲まれて、月9史上初の2クールも乗り切れそうだ。

(取材・文/小窪 誠子)