《今もただただ悲しいですし、悔しいなどの言葉にはできない気持ちです。ただ僕は、これからもこの想いと、そして彼と共に過ごしていきます》
7月18日に亡くなった三浦春馬さんと、所属事務所が同じ神木隆之介は8月11日、自身のSNSに複雑な心境を語った。亡くなってから約1か月、三浦さんへの追悼がやむことはない。
8月15日にNHKで放送された『太陽の子』で共演した有村架純と柳楽優弥も、三浦さんについて言及。
「8月8日にドラマの番宣で出演した『土曜スタジオパーク』で、柳楽さんは“この作品をしっかり多くの方にお届けできるように頑張るよという気持ち”、有村さんは“背中を押してくれるひと言を必ずかけてくれるような方だった”と話していました」(NHK番組関係者)
三浦さんが出演予定で、9月スタートの連続ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系)に主演する松岡茉優も、8月2日に放送されたラジオでこう語った。
「もう2週間とちょっとたちますが、とても悲しいことがありました。(中略)猿くん(三浦さんが演じた猿渡慶太)は、彼しかいないなと思います。本当に、あの素晴らしいお芝居を見てほしい」
そして、忘れてはならないのが三浦さんの無二の友の存在で─。
「3週間前に本当に大切な親友をなくして、つらい立場になって、もう戦えないかなと思う精神状態にまでいって(中略)、でも僕は格闘家なので、戦うことでメッセージを残せるなと思ったから僕は戦いましたし、僕がリングで輝くことが大きな力になるんじゃないかと思って」
8月9日に神奈川県内で行われた総合格闘技イベント『RIZIN』第5試合で勝利した江幡塁は、そうインタビューに応じた。
「江幡塁と兄の睦は双子のプロキックボクサーで、三浦さんとは幼なじみ。茨城県土浦市内にある小学校から3人は同級生で、中学3年生のときに江幡兄弟はキックボクシングで、三浦さんは俳優としてそれぞれ頂点を取ると誓ったそう。昨年大みそかに行われた『RIZIN』でも、那須川天心と戦った塁のセコンドに三浦さんもつくほどの仲でした」(芸能プロ関係者)
週刊女性も過去に、江幡兄弟の試合をお忍びで訪れていた三浦さんが必死に声援を送っていた姿を報じている。
幼なじみと訪れた故郷
生前の三浦さんは、多忙な仕事の合間をぬって江幡兄弟の試合を観戦したり、家族ぐるみの付き合いをしていた。
「都内でドラマの撮影中に数時間空いた際、江幡兄弟の試合があると応援に来ていましたよ。試合に負けて落ち込む2人を、控室で最後まで励ましていたのが春馬くんでした。試合当日は江幡兄弟の家族や友人をアテンドしていて、その姿は江幡兄弟の“本当の家族”のように見えるほどでしたね」(三浦さんの知人)
地元に帰った際も、江幡兄弟と三浦さんは常に一緒に行動していたそう。
「春馬くんが土浦に帰ってくると必ずと言っていいほど、江幡兄弟らと24時間営業のラーメン店『Y』へ、豚骨ラーメンを食べに行っていました。夜遅くに来ていたので、きっとお酒を飲んだ後の〆だったのだと思います。ラーメン以外も、スーパー銭湯『Y』に江幡兄弟と遊びに来ていたようです。土浦では基本的に、彼らは一緒に行動していたので、帰省するタイミングを合わせていたのかもしれませんね」(三浦さんの同級生)
“3人兄弟”のような彼らの絆は、これからもずっと残り続ける─。