《本件の経緯等を踏まえ、両名の意向も確認した上で、山下につきましては、一定期間芸能活動を自粛するすることとし、亀梨は、厳重注意の上、書面による反省を促してまいります》
8月17日、ジャニーズ事務所は公式HPにて山下智久と、KAT-TUN亀梨和也の処分を明らかにした。同月7日に『文春オンライン』が報じた、山下の未成年女性との飲酒、そしてホテルで一夜を過ごしたという疑惑に対して、“答え”を出したのだった。
文春報道から10日、世間からは“不問とするのか”と、ジャニーズに対する疑問と不満の声が高まっていた。
「滝沢秀明副社長同席のもとで、山Pと、飲み会に同席した亀梨から聞き取りをして慎重に審議を重ねたそうです。結果、直近で不祥事を起こしたNEWSの小山慶一郎や加藤シゲアキ、Snow Manの岩本照の前例に倣(なら)った処分としたのでしょう。
ジャニーズの“顔”の1人にあげられる山Pの処分は、特にタッキーがJr.時代から人一倍可愛がっていた後輩だけに内外に与えるインパクトは大きい。ただ、事務所内の規律は正される一方で、山Pが受けるショックも大きいでしょう。元NEWSの手越祐也のように、処分をきっかけに退社を決意するという話も」(スポーツ紙芸能デスク)
山Pの“お手本”だった赤西仁
1996年にジャニーズ事務所に入所し、その後は“エリートJr.”としてトントン拍子にスターの階段を登ってきた山下。2003年にはNEWSのセンターとしてデビューし、約8年間のグループ活動を経て脱退、以後はソロで活動をしている。
「そんな山Pの成長過程において、公私にわたって影響を与えていたのが一つ年上の赤西仁です。NEWSのメンバーだった錦戸亮を加えたグループは“赤西軍団”と呼ばれ、夜な夜な六本木のクラブに入り浸るなど決して素行が良いとは言えませんでした」(芸能プロ関係者)
そして事件は起きた。2014年6月に六本木の路上で一般人と口論になり、その一部始終が撮影されていた相手側のスマホを取り上げて持ち去ってしまったのだ。
「この時、器物破損で書類送検されたのは山Pだけ。赤西は同年2月をもってジャニーズを退社した身だったこともあり、事務所からひとりこっぴどく叱られた山下は以後、軍団とは距離をとるよう忠告されるも、実際には納得していなかったようです」(前出・芸能プロ関係者)
この頃からソロ活動は伸び悩み、2016年にはレコード会社の契約が打ち切り。そして起死回生の一手として用意されたのが、『亀と山P』のデビューだ。話題性も手伝って、山下は再びソロ歌手として契約に漕ぎ着けることに。
「山Pも来いよ」のひと言で
「『修二と彰』時代には不仲だったという2人ですが、山Pにしてみれば“藁にもすがる思い”でコンビを組んだのかもしれません。一方で、ジャニーズを辞めた赤西は自由に音楽活動を展開している。そして昨年9月にはもう1人の親友である錦戸も退社し、今年7月に2人は共同プロジェクト『N/A』を発足したのです。
また、赤西は他にも山田孝之や小栗旬、そして佐藤建らイケてるメンバーらと“垣根”を越えた交友を広げるなど、また一大勢力を築こうとしています。“新赤西軍団”とも呼ぶべきでしょうか。かつての仲間がまた大きなパーティーを開こうとしているわけで、山Pがここに加わりたい、と思ってもおかしくはありません。
これから活動自粛期間を迎えるわけですが、もしかすると赤西から“山Pも来いよ”とお誘いの声がかかるかもしれません。その時、今の山Pが断る理由はないんじゃないでしょうか」(前出・芸能プロ関係者)
スーパーアイドル・山Pも今年で35歳を迎えた。今が彼にとって人生の岐路なのかもしれない。