『十八世中村勘三郎 七回忌追善 偲ぶ会』に出席した藤原紀香と片岡愛之助('18年9月)

 今期ドラマ界を独走中の日曜劇場『半沢直樹』(TBS系)。8月23日放送の第6話には、再び歌舞伎俳優の片岡愛之助(48)が演じる黒崎駿一が登場する。前作からの人気キャラである黒崎はオネエ口調の強烈な個性の持ち主で、第3話から登場したが、今回は証券取引等監視委員会の統括検査官として半沢(堺雅人)の前に立ちはだかる。

 愛之助の妻で女優の藤原紀香(49)も、自身のブログで夫を「オネエの黒崎さん」と呼び《家で見ているときは、完全に“半沢直樹のオネエの黒崎さん”として見ているので、大爆笑でした。半沢さんを、直樹と呼べるのは、花ちゃんと黒崎さんだけ笑笑 ほんとにウケる》と、ドラマを堪能している様子を綴(つづ)っている。

「常に完璧を目指す」藤原の生き方

 今年で結婚4年目を迎えた藤原だが「夫婦仲はよく、とにかく愛之助に尽くしています」と話すのはスポーツ紙記者だ。

「どんどん仕事をしてほしいという愛之助の希望もあって、紀香は女優業をセーブすることなくこなしています。その一方で、梨園の妻としてのサポートもほぼ完璧にやり遂げていて、周囲の人は“ちゃんと休んでいるの?”と心配しているくらいです」

 愛之助は7月18日に放送された『人生最高レストラン』(TBS系)でも、自宅での藤原について「家事も分刻みでスケジュールを組んでいる」と明かしている。

自宅では愛之助はほとんど何もしないそうで、座っているだけで食事は出てくるし、常にお風呂も入れる状態。服も下着も靴も、とにかく何もかも紀香がやってくれているといいます。手伝わない、というより、紀香が“手伝わせない”というか、何でもこなしてしまう。しかもそれが、実に手際よく分刻みにスケジューリングされているので、いつも感心しているそうです。MCの加藤浩次に“それは亭主関白じゃないですか”と突っ込まれると、笑いながらも否定していませんでした」(同前)

 一方、藤原も8月13日放送の『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)で、毎朝欠かさず飲んでいるというスムージーや、体幹を鍛えるシルクサスペンショントレーニング(※天井から吊り下げた6つのハンドルと、スリングと呼ばれるハンモック状のサスペンションを使って行う空中トレーニング。バランス能力の向上や肩こりの緩和に効果的)などを紹介。

「愛之助はもともと太りやすい体質な上に、肉好きなため結婚前は肌荒れがひどかったんです。でも、結婚後は食事の準備や体調管理などを紀香がすべて担当していて、エステやジムなども彼女の行きつけのお店に通うという徹底ぶりです。まあ、そのおかげで愛之助の肌は見る見るうちにきれいになり、体形も引き締まった感じに変わりました」(女性誌記者)

 '03年に藤原が出した『藤原主義 強く、美しい人になる61のヒント』(幻冬舎刊)は、彼女が日ごろから実践している習慣を紹介しベストセラーになった。

「当時も常にポジティブ、手は抜かない、家でもダラけずに頑張る、というトーンで“20年後も同じサイズのジーンズをはく” という意気込みが書かれていますが、実際にその通りですからね。梨園の妻としても、女優としても“常に完璧を目指す”という生き方は、彼女にとっては無理をしているのではなく、とても自然な生き方なんだと思います」(同前・女性誌記者)

「美」への追求を欠かさない藤原の愛之助への献身は、黒崎さん風に言えば「徹底的にやらせてもらうから!」ということになるのだろう。

(取材・文/小窪 誠子)