8月20日、ジャニーズ事務所が新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、年内に開催を予定していたアリーナクラスの大型公演をすべて中止することを発表した。だが、“あのグループ”は特別だった!
「嵐は、5月に予定していた新国立競技場公演が延期になっていますが、今後も、状況を見ながら、検討していくそうです。彼らは今年いっぱいでグループでの活動を休止します。最後に、ファンのために、なんとしても開催したいのでしょう」(スポーツ紙記者)
5人で活動できる期間が少なくなる中、彼らの仕事先はすでに来年以降のことを考えているようで……。
「フジ系の『VS嵐』と日テレ系の『嵐にしやがれ』は12月で終了する方向で話を進めているそうです。現在、後番組をどうするか話し合いを重ねていますよ」(芸能プロ関係者)
『VS嵐』は2008年から、『嵐にしやがれ』は2010年から放送されている人気番組だ。
「『VS嵐』は、5人が毎回ゲストとさまざまなアトラクションゲームで対決する番組。『嵐にしやがれ』は、MCのメンバーが毎回、誰が出演するかやどんな企画をやるか知らされず、即興で取り組むという内容です」(同・芸能プロ関係者)
どちらも10年以上続いた長寿番組だけに、最終回は豪華な内容になりそうだ。
「12月に、これまでの5人の番組内での功績を称えた大型スペシャルの放送を考えているそうです。テレビ局は、フィナーレに向けて、ファンを喜ばせる盛大な企画を考えていると思いますよ」(同・芸能プロ関係者)
“大野がいない嵐”は見せない
一部のメディアでは、来年以降、個人での芸能活動も休止する大野智を除いた4人で番組を継続し、今後も“嵐枠”として残すと報じられているが……。
「その可能性は低いと思いますよ。ファンの間では、“嵐は5人で1つ”というイメージが強いので、大野さんのいない4人で番組を続けると、彼が欠けている姿が目立ってしまいます。何より、メンバーはファンに“大野がいない嵐”を見せたくないと考えています。自分たちを応援してくれるファンを悲しませるようなことはしないでしょう」(同・芸能プロ関係者)
そもそも年内の休止は、大野が“自由な生活をしたい”とメンバーに相談し、何度も話し合いを重ねた末に出した結論だ。4人は、ファンのことはもちろん、リーダーのことも考えている。
「来年、芸能界から離れている大野さんが、4人で番組を続けているのを見たら、“早く戻らないといけない”とプレッシャーに感じてしまう可能性があります。何より、昨年の会見で彼らは“5人でなければ嵐じゃない”と強調していました。冠番組をやるとしたら、必ず全員そろった状態でやると思いますよ」(ワイドショー関係者)
2つのレギュラー番組が12月で終了することについて、フジテレビに問い合わせたところ、
「制作の詳細は、お答えしておりません」
日本テレビにも問い合わせたが、期限までに回答はなかった。
“ポスト嵐”の3グループとは
来年以降、“嵐枠”はどうなるのだろうか。どうやら、すでにテレビ局は“後継者”を考えているようで……。
「同じジャニーズのタレントを起用しようとしているそうです。関ジャニ∞とKis-My-Ft2、King & Princeの名前があがっているといいます。彼らの実績やバラエティーでの能力などを踏まえて、話し合いを重ねているみたいですよ」(前出・ワイドショー関係者)
どのグループも違ったよさがあるだけに、誰を選ぶかは慎重に決めなければならない。
「関ジャニはコンサート動員数や知名度が嵐に継ぐ人気で、バラエティーでの経験も豊富です。キスマイも、フジ系の『キスマイ超BUSAIKU!?』やテレ朝系の『10万円でできるかな』が根強い人気を誇っています。また彼らはデビュー以来、1人も脱退しておらず目立ったスキャンダルもないため、安心して起用できるんですよ。キンプリは、2018年にデビューしましたが、まだ冠番組はありません。コンサートの動員数やCDの売り上げが急速に伸びていて、非常に勢いがあるので、将来性に期待しているのでしょう」(テレビ局関係者)
3グループ総勢17人の熾烈な“MCサバイバル”が繰り広げられることになりそうだが、いまのところ一歩リードしているグループはというと、
「“幅広い世代からの知名度”という点で、関ジャニを推薦する声が多いそうです。キンプリも人気はありますが、まだ平野紫耀さん以外の認知度は高くありませんからね……。嵐の番組は、安定した視聴率が取れるので、スポンサーからも好評でした。テレビ局側としては、確実に数字を取れるグループを起用したいのでは」(同・テレビ局関係者)
どのグループになっても、嵐の思いを受け継いでくれることだろう!