「秋篠宮ご一家は、今年3月から変わらず、新型コロナウイルスで影響を受けた団体の代表者らと、オンラインでのご接見を続けておられます。
殿下はコロナ関連以外でも、知り合いの研究者らとオンラインで会話されるなど“ステイホーム”を徹底されていますし、長男の悠仁さまは8月6日から夏休みで、宿題や自由研究に取り組まれています」(秋篠宮家関係者)
秋篠宮ご夫妻と悠仁さまは8月6日、コロナウイルスの感染拡大を受けて、インターネット上での開催となった『全国高等学校総合文化祭』の総合開会式を動画中継でご覧になるなど、オンラインでのご活動に注力されている。
「ただ、紀子さまに関してはオンラインでのご活動の合間を縫って、9月のお誕生日に発表する文書作成に取りかかろうとしているのですが、その内容に苦慮されているようです……」(同・前)
コロナ禍で公務がない中、内親王のおふたりはそれぞれの時間を過ごされている。
「眞子さまと佳子さまも、ご両親とともにオンラインでのご接見に参加されています。それ以外の時間では、眞子さまがふだん勤務されている博物館『インターメディアテク』のテレワーク、佳子さまはご接見に関する事前資料を読み込まれるなどして、日々過ごされているそうです」(宮内庁関係者)
依然として終息が見えないコロナ禍で、秋篠宮家にとって重要な懸念事項なのは、延期されている『立皇嗣(りっこうし)の礼』についてだ。
11月は秋篠宮家が“動く”月に
「どうやら政府は、儀式の参加人数を縮小し、かつ大人数が集う祝宴『饗宴(きょうえん)の儀』などは行わずに、今年11月をめどに『立皇嗣』を開催する方向で検討しているそうです。
もちろん、コロナの感染状況を考慮しながら検討していきますし、秋篠宮さまも“コロナ禍で無理やり儀式を行うべきではない”という意向もお持ちだそうです」(同・前)
ただ、前例からすれば『立太子(りったいし)の礼』にあたる『立皇嗣』は、昨年10月22日に行われた即位の礼から1年以内に行われるものだという。
「昭和天皇や今の天皇陛下の『立太子の礼』は、天皇の『即位の礼』から1年以内に行われています。法令で規定されているわけではありませんが、『立皇嗣の礼』も昨年10月22日に行われた『即位の礼』から1年以内に行いたいと考えるのが普通でしょう。
ただ、コロナ禍の中、どの程度の規模縮小をすべきか、また日程や参列者などの詳細も決まっていないようですから、10月中に行うのは難しいかもしれません。その場合の次の目標は、『即位の礼』が行われた令和元年の翌年である今年中に行うことではないでしょうか」
そう話すのは、宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さん。
そもそも『立皇嗣』の開催時期に注目が集まる理由は、眞子さまの結婚問題の“回答時期”にも影響するからだ。
「'18年に小室圭さんとの婚約延期を発表された眞子さまは当時、“お代替わりの行事がすべて終わった再来年に、改めて結婚に関するスケジュールを発表する”といった主旨のおことばを、宮内庁のHP上で述べられました。
お代替わりの関連行事で最後にあたる『立皇嗣』が終われば、そう間を空けずに眞子さまから“小室さんとの結婚スケジュール”が発表される予定だそうです。
政府が検討している『立皇嗣』の11月開催が実現すれば、同じ月の30日には秋篠宮さまのお誕生日会見も控えているので、11月は秋篠宮家にとって“動く”月になりそうです」(前出・宮内庁関係者)
国際弁護士の資格取得を目指してアメリカ留学中の小室さんは、来夏に帰国予定。そんな彼とのご結婚の意思を持ち続ける眞子さまに、お母さまは複雑な思いを抱かれている……。
娘の幸せを願う母親としての思い
「小室圭さんによる、これまでの行動に不信感を抱く秋篠宮ご夫妻は今回のご婚約に対し反対のスタンスを取り続けておられます。特に紀子さまは“小室さん以外の男性も見てほしいというお気持ちが強い”と周囲は話しています。
忸怩たる思いを抱える紀子さまは、9月11日に54歳のお誕生日をお迎えに。この日、テレビ局と新聞社が所属する宮内記者会が提出する質問に対して回答を文書で発表されます。実は、その質問内容は、すでに決定しています。
“オンラインでのご接見に関する今後のお考え”と、“コロナ禍で、ご一家はどのように過ごされているのか”、そして、“眞子さまの結婚についての発表をするべきという昨年の殿下のご発言をどう思われるか。佳子さまの結婚と将来について”という全3問だそうです」(前出・秋篠宮家関係者)
佳子さまに関しては、本誌が先月、イギリスでの留学先で一緒だった男性と“結婚を視野に入れて交際されている”と報じており、紀子さまがどういった回答をするのかにも注目が集まるだろう。
「結婚を見据えているのであれば、紀子さまに紹介されている可能性は十分あります。
ただ、皇室の方々を常に護衛するSPでさえ、“佳子さまに交際している男性がいることを知らなかった”と口をそろえているのです。
過去にも、佳子さまはお付き合いしている男性がいましたが、外では友人を交えた複数でお会いしていたんだとか。
複数人でのグループ交際であれば、SPが特定の交際相手の存在に気づくことができないのも不思議ではありません」(皇嗣職関係者)
佳子さまは国際基督教大学を卒業した昨年3月、宮内記者会からの交際相手についての質問に対して、
《相手がいるかについてですが、このような事柄に関する質問は、今後も含めお答えするつもりはございません》
と、交際に関する質問に“強い拒否感”を示された。ご両親はともかくとして、たとえSPに対しても、交際男性の存在や詳細なパーソナリティーを知られたくないとお考えなのかもしれない。
佳子さまの“ロマンス”はまだしも、11月に迫る眞子さまの“Xデー”が、紀子さまを苦悶させている。
「紀子さまは、お住まいの中で眞子さまと結婚問題についてのお話ができていないといいます。そういった意味では、9月に公表する文書回答が、きちんと“アドバイス”ができる最後の機会になりえます。
頑なに小室さんとの結婚に突き進まれている眞子さまに反して、娘の幸せを願う母親としての思いがにじみ出る回答になるかもしれません。
現在の紀子さまは、秋篠宮邸で泣きたい気持ちを抑えながら、回答内容を練られているのではないでしょうか」(皇室ジャーナリスト)
紀子さまの切なく苦しい母心を、眞子さまと佳子さまはどのように受け止められるのだろうか──。