守谷絢子さんの披露宴で談笑される黒田清子さんと眞子さま('18年10月)

 眞子さまの婚約内定者である小室圭さんに、不信感を持たれ続けてきたといわれる美智子さま。複雑なお気持ちを相談するのは、いちばん信頼する“あの人”で──。

延期されている眞子さまの結婚問題は依然として動きはなく、先が見えない状態なのは変わりません

 秋篠宮ご夫妻はもちろんですが、眞子さまの祖母にあたる美智子さまも変わらず“初孫”を人一倍、心配されています」(宮内庁関係者)

 今年中に、眞子さまからご自身の結婚に関して“何らかの発表がある”という見方は強いが、上皇后さまもその行く末に固唾(かたず)をのんで見守っておられるよう。

 眞子さまにとって、おばあさまは特に大切な存在。

「美智子さまは、当時中学2年生だった眞子さまを栃木県那須町にある満蒙(まんもう)開拓の引き揚げ者が入植した千振(ちぶり)開拓地に連れて行かれました

 戦争体験者である美智子さまは、引き揚げ者が日本復興のためにどれだけ苦労していたのかなどを眞子さまに学んでほしかったといいます。

 眞子さまも幼少のときからずっと美智子さまに懐かれており、実は美智子さまが皇后として地方を訪問されている間、眞子さまが代わりに皇后の大切なお仕事である“ご養蚕(ようさん)”の作業を請け負われたこともあったと聞いています」(侍従職関係者)

次々とつまびらかになった小室家の“問題”

 '17年5月、これまで可愛がられてきた眞子さまの婚約報道があった際、周囲がみな祝福する中で、お相手の小室圭さんに“違和感”を持たれていたという美智子さま

「NHKが眞子さまと小室さんの婚約予定をスクープした翌日、彼が勤める都内の法律事務所で簡易的な記者会見が行われました。

 その際、記者からの質問を受けて小室さんは“眞子さまとの電話の内容”を赤裸々に語ってしまったのです正式に婚約する前に、皇族のプライベートを公にした小室さんを、美智子さまは疑問視されたそうです」(同・前)

 その後、秋篠宮家も知らなかった小室家の新情報が次々と報じられ、ある意味、美智子さまの予感は的中した。

須崎御用邸近くの浜辺で仲よく触れ合われる眞子さまと美智子さま('98年8月)

父親の敏勝さんの自殺や、祖母が新興宗教に入信していたこと母親と元婚約者との間に400万円超の金銭トラブルも発覚しました

 さらに'18年2月に婚約延期が決定した半年後、小室さん自身が3年間のアメリカ留学へ旅立ってしまったことなどに、眞子さまの幸せを願う美智子さまはそうとう思い悩まれてしまったそうです」(同・前)

 婚約延期が発表された'18年2月より少し前、実は“4者会談”が行われていた。

「金銭トラブルが報じられた後の'18年1月ごろ、秋篠宮ご夫妻は何度か皇居を訪れており、上皇ご夫妻(当時は天皇・皇后両陛下)と4人で“このまま眞子さまの結婚を進めていいのか”といった趣旨の話し合いが行われたそうです。

 美智子さまが過去に出席された公務のビデオを見ながら、所作などを今でも勉強されているという紀子さまにとって、美智子さまは“絶対的な存在”なんです

 そんな美智子さまが、自分の娘の結婚問題で苦悩されているお姿をご覧になり、心苦しかったことでしょう」(前出・宮内庁関係者)

民間人になってからも上皇ご夫妻を支え続ける

 苦心をされていた美智子さまの“相談役”は、やはりあの人だった──。

美智子さまはご長女の黒田清子さんと、今でも定期的に連絡をとられているそうです

 '93年に激しいバッシング報道によって精神的に追い込まれた美智子さまが、一時期、声を失われた際、清子さんがずっと寄り添われてご回復に尽力していました。'11年の東日本大震災が起こった直後も、いち早く皇居に駆けつけたのも清子さんです。

 民間人になってからもずっと、上皇ご夫妻を支え続けており、美智子さまのいちばんの理解者なのは、間違いなく清子さんだと思います」(前出・侍従職関係者)

清子さんが結婚する直前、上皇ご夫妻(当時両陛下)と須崎御用邸の浜辺で('05年7月)

 美智子さまと清子さんの“親子の絆”に関して、皇室を長年取材するジャーナリストで文化学園大学客員教授の渡邉みどりさんはこう語る。

美智子さまは、清子さんのことを“公務のできる内親王”として育てあげられました

 外国訪問は8回で14か国、結婚前には『山階鳥類研究所』に13年間にわたって勤めあげています。

 '17年からは、上皇さまの姉である池田厚子さんから『伊勢神宮』の祭主を引き継がれるなど、元皇族としての役目をしっかりと果たしています。

 日ごろから美智子さまは清子さんを頼られていて、普段の出来事に関する相談や高輪への引っ越しの手伝いもお願いされているんですよ

 一方の眞子さまも、清子さんのことを昔から慕われていると、渡邉さんが続ける。

ご結婚問題に言及はしておられない?

眞子さまは小さいころから、清子さんのことを“ねえね”と呼んで、とても慕っておられました。内親王として、立派に公務をこなされる清子さんを近くで見ていた眞子さまは、早い段階から皇族としての自覚を持たれ始めたのです。

 今も決着がつかない眞子さまのご結婚問題に関しても頼りにされて、降嫁(こうか)された“先輩”である清子さんに相談されていることでしょう」

 '18年、眞子さまの婚約延期に関する報道が過熱したことに対して注意を促すため、宮内庁がHP上で公表した文書の中で《両陛下現在の上皇ご夫妻は共に首尾一貫このことに関し一切発言を慎まれてこられました》と、眞子さまのご結婚問題に言及はいっさいしておられないと念を押しているのだが……。

上皇ご夫妻を自身が勤務する博物館で案内される眞子さま('17年12月)

「確かに、美智子さまは眞子さまと小室さんのご縁談に関するお話を周囲にされることはないでしょう。

 しかし、眞子さまの結婚問題は皇室にとっても無視できない“重要案件”ですし、何よりも可愛い初孫が苦しい状況に立たされていることをたいへん心配されています

 清子さんに対して、眞子さまの一件を相談することはないですが、美智子さまのことを理解している彼女は、会話の内容や様子から感じ取る部分があるに違いありません。

 眞子さまから相談を受ける清子さんは、結婚問題を決着させるため、美智子さまの思いも含めたアドバイスをしているのではないでしょうか」(皇室ジャーナリスト)

 美智子さまと眞子さまの間を橋渡しする“ねえね”が、救世主になるのかもしれない。