『しげログ』は商品プロデューサーとして活躍し、海外のファッション・流行などをナビゲートしているしげるちゃんが毎回「会いたい人」と「好きなお店」で対談! ゲストの“素”を引き出しちゃいます。第11回目のゲストはモデルのロン・モンロウさん。話題の中国美女の“かわいすぎる”素顔に迫る対談『後編』……!
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しげる「日本人との違いについて一緒に話していきたいなって思うんだけど。しげるは高校生のころにアメリカの高校に1年間くらい通っていた経験があるのね~。親の元や、ずっと一緒にいた友達と離れて、いきなり英語の世界! 授業も、生活も英語だし、日本人は誰もいない社会。いやアジア人もいなかった。最初の頃は、『いい子』でいたくて自己主張せずに、話しかけて貰えるのを待ってる感じ(笑)」
ロン「はい」
しげる「だけどアメリカって、自分から積極的に話しかけていかないと心を開いてくれなかったり、日本には『遠慮』って言葉があるけど友達から誘ってくれるのを待っていないで、こちらから誘っていかないとダメだったり(笑)。
授業でも、自ら手を挙げて発言するとか……日本人って『間違ったらどうしよう』とか『目立つの恥ずかしい』とか思ってしまう気がするのだけど、ロンちゃんから見た日本人は『恥ずかしがりや』だと思う?」
ロン「例えば日本人はLINEでもそんなにいっぱい喋らないんです。私、中国にいたころは毎日友達と『WeChat』(中国で人気のコミュニケーションアプリ)していました。挨拶から始まって、“今日の夜ご飯はこれ”って写真を上げて、ずっと続いていくんです。ずっとコミュニケーションをしている。でも日本の友達は違うんです。“今日は一緒にご飯する?”、“しよう”、“時間はいつで、場所はどこどこ”、で終わり(笑)」
しげる「あー(笑)。なるほどね」
ロン「ちょっと寂しいですよ(笑)」
しげる「……って思うよね」
ロン「でも、実際に会った時はあったかいんです。その文化の違いにはビックリしました」
コロナの自粛中は何をしていた?
しげる「じゃあ、ロンちゃんが思う、中国の良いところと、なんか日本の良いところみたいな。日本に2年間住んでみどう思う?」
ロン「うーん。まず中国はすごく広いですから、いろんな文化があり、いろんな面白いことがあります。あと中国人のいいところは素直なところですね」
しげる「自己主張をする、みたいな?」
ロン「そうです。私自身も思ったことを素直に口に出せる人は好きなんですけど、それは失礼ということと紙一重でもあるんですよね。私も、あまりに思ったことを素直に口に出しすぎて日本の方から“ロンちゃん、それは失礼だよ”って言われたことがあります(笑)。“この色は好きではない、要らない”。中国はそんな感じです。好きは好き、嫌いは嫌い」
しげる「そうだよね。日本ってネガティブなことはあまり口にしないかもしれない。じゃあ日本人の良いところは?」
ロン「日本人は、とにかく優しい。それと、なんでも丁寧です。あと、日本の方が建前で素直に心を明かさないのも、いい部分があると思います。例えば“可愛いね”とか、私が作ったご飯を食べて“美味しいね”、とか褒めてくれるじゃないですか。ウソだとしてもうれしい! だって私、いいことを言ってもらえるだけで気分が良くなりますから(笑)。ポジティブな言葉って、誰でもうれしくなりますよね」
しげる「確かにそれはそうだね! そういう“文化の違いトーク”は勉強になるね、ありがとう。ところで、ロンちゃんは今後、日本ではどんな活動をしていきたいと思っているの? 歌は、もうリリースしてるんだよね?」
ロン「はい。歌をやっています。あとドラマ出演も一回したことがあるので、日本語をもっと勉強して演技の仕事もできるようになったらいいですね。あと、日本のファッションが好き! メイクとかも好きだからファッションのお仕事もやりたいな。中国のファンのみんなにも見せてあげたい。今の日本のファッションシーンを。そんな仕事もしたいです」
しげる「それは、日本でモデルさんとしてのお仕事もしたいって事かしら?」
ロン「はい。だからこの新型コロナウイルスの自粛中も一生懸命ダイエットしています」
しげる「だめ、そんなに痩せちゃ(笑)。好きな日本の芸能人とかいる?」
ロン「いっぱいいるんですけど、今は小栗旬さん、中村倫也さん、あと満島ひかりさんです。歌も出来る、演技も出来る。全部出来る、そんな完璧な女性になるのが目標です」
しげる「なるほど、『完璧な女性になる』っていうのは、お仕事でも、ロンちゃん自身としてもひとつのビジョンなんだね」
ロン「はい。だから私、まだまだなんです」
手書きの日本をSNSに投稿して
しげる「そっか。しげる、応援するね! (編集部に)何か聞きたいことあります?」
(編集部)――中国と日本の違いと言いますか……。例えば、来日した外国人が日本の街の自販機の多さに驚いたりする話をよく聞くのですが、中国ではどうですか?
ロン「上海では、街中にはありません。デパートの中、だけですね。あと違いは……あ! ありました! 東京はすごく電車が多い! 駅と路線が多いんです。今、上海には16路線あります。でも日本は……」
(編集部)――「今、調べたら、東京だけでも84路線あるみたいですね」
ロン「すごいですね! これには本当にビックリしました。東京以外にもたくさんの路線がありますよね。自販機や電車、いろんな面で日本は便利で住みやすいと思います。熱海へ気軽に電車で行けるのもうれしいです」
しげる「そうだよね、熱海も電車で普通に行けちゃうし、しげるも都内だと利用しない路線では迷子になりそうになる(笑)。ロンちゃんは、『中国と日本の架け橋になりたい』って言っていたけど、将来の夢としては故郷の中国でも活動をしていきたいと思っているのかな?」
ロン「したいですね。今日本の文化面白いところを中国のファン、中国人にも見せたいです!」
しげる「さて、ロンちゃん、もうすぐお時間なのですが……。実は、ロンちゃんと共通のお友達がいるんだよね、こうして会うのは初めてなのにいろいろ話しをしてくれて本当にありがとう。日本語も上手でビックリしましたぁ」
ロン「いえいえ。家庭教師の先生に教えてもらって頑張っています。SNSでも手書きで日記を書いていつも練習をしています」
しげる「日本での生活を始めて、まだ2年でしょ!? それでこの上達はすごい。しげるが2年で中国語をここまで話せるか?……無理だよね(笑)。年齢的には、しげるの娘と言っていいくらいですが(笑)。すごく可愛いくて会えて嬉しかった」
ロン「こちらこそ!」
しげる「最後に、読者やファンの方に何かメッセージありますか?」
ロン「はい。今年、私は25歳になりました。これからどんな生活やお仕事が待っているのか。とても楽しみにしています。あと応援してくださっている皆さん、いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします!」
しげる「そうそう、今日(取材日は7月31日でした)は、ロンちゃんのお誕生日だよね。25歳、おめでとうこれは、ここにいるみんなからの気持ちのお花です!」
ロン「うわあ! キレイ! ありがとうございます! 私の大好きな白色だ!」
しげる「もっともっと日本を楽しんでね。またお話しましょう」
ロン「すごくうれしいです。お花もありがとうございます♪」
今回のお店 M HOUSE(エムハウス)
――お店のコンセプトを教えて下さい。
アメリカ東海岸のリゾートホテルをリノベーションして作ったレストランというコンセプトです。1階がプールもあったりしてリゾートテイストのレストラン。2階はホテルライクな個室風。3階はセレブの別荘的なパーティールームをイメージしています。
――おすすめの料理は?
当店一番人気のブランチメニューは「サーモンのタルタルとアボカド ポーチドエッグ添え、ディルソース」。NYスタイルのブランチをテーマにしているのですが、卵料理やメイン料理と一緒にフレンチトーストを召し上がって頂くという形です。食材に新鮮な具材のほか、卵液が染み込みやすい特製のデニッシュパンを用いているのがこだわり。これでお値段は税込み1,700円です。
――最後にメッセージを
フレンチトーストのブランチを主に扱っているんですが、お食事はもちろん、おしゃれな空間も含めて楽しんでもらえるようなお店作りにこだわっています。貸切パーティーも受け付けていますので、女子会や、大切な人をお迎えする場所として使っていただけるとうれしいです。