「教材用の撮影」と男性たちを自宅に連れ込み、薬で眠らせ、欲求を満たした“鬼畜カップル”。2人ともある共通の嗜好があったが、やりたい放題の手口で……。
「北條先生は道徳の授業を担当していました。まさか、あんな事件を起こす人に道徳を教わっていたなんて……」
絶句しつつ語るのは、中学校教師をしていた容疑者の学校の生徒だ。
被害者は200〜300人
大阪府警住吉署は9月3日までに、準強制性交などの疑いで大阪市内の元中学校教師、北條隆弘容疑者と埼玉県の元会社員、矢上大助容疑者を逮捕したと発表。捜査関係者によると、
「7年ほど前からSNSを通じて、中学校の教師である北條容疑者は『学校の授業で使うスーツ姿の写真撮影に協力してくれる人』を募集。謝礼は1万円で飲食つき。応募してきた男性を大阪市内の自宅に呼び、酒を飲ませて泥酔させた隙に睡眠薬を飲ませた」
眠ったところでレイプし、動画を撮影していたという。
「東京のホテルに遠征したこともあります。犯行時は意識を失っていたため、被害者の多くは被害を認識していませんでした」(以下、捜査関係者)
わずかに意識のあった被害者からの通報で事件は発覚。容疑者2人の自宅からは過去に強姦してきた男性との大量の動画が押収された。
「2人は11年ほど前、同性愛者向けの出会い系サイトで知り合ったようです。肉体関係はなく、あくまで犯罪を行う“パートナー”。いわゆるノンケと呼ばれる、同性愛者ではない男性を凌辱することに性的な興奮を感じて、物色していたようです」
2人とも昔からわいせつ癖があったとのことで、
「出会う以前から単独で、路上で泥酔する男性に介抱するフリをして陰部を触ったり、ホテルに連れ込んだりしていました」
睡眠薬を使っての被害は200〜300人に及ぶという。両容疑者の手口やプレイには特徴もあったよう。容疑者たちの過去、そして涙目で語った父親の言葉とはーー。