ソニーミュージックと、韓国大手芸能事務所JYPが共同で行ったオーディション番組『NiziProject』。その中で回を追うごとにプロデューサーJYパーク(48)の発言が話題になっていく。心に刺さるあの名言を一挙紹介!
JYパークって何者?
プロデューサーであると同時に歌手として華々しい経歴を持つJYパーク(以下、パーク)だが最初は挫折の連続だった。
'92年にグループデビューしたが、さまざまなオーディションに落選。それでもめげずに'94年に韓国でR&B歌手としてソロデューするや、セクシーなダンスや奇抜な衣装で一躍スターダムに。
'97年にJYPの前身となる事務所を立ち上げ、プロデュース業を本格化させていく。
'00年代に入ると『ピ(RAIN)』『ワンダーガールズ』『2PM』などを手がけ、今ではK−POPを牽引する存在に。日本においてもSMAPとコラボレーションしたこともあるほど。
「『TWICE』の成功があってからはガールズグループに強い事務所としても有名になりました。韓国国内では日本人でいうと全盛期の小室哲哉さんに近いかもしれませんが、JYパークは会社経営者としても注目されています」
と韓国芸能界に詳しいジャーナリストの高月靖さん。
また、'10年からは人の悪口を1度も言っていないという。
「言葉と行動に気をつける必要のない人間になろうと思った、と番組内で練習生に説いていました。
ルーティンにもこだわっていて、27年間、同じ朝食を食べ続け、歌とピアノの練習30分を30年続けています。人にも自分にもストイックであるがゆえにみんなパーク氏についていくのでしょう」(高月さん)
歌手としても現役で活動しているパークだが、私生活はどうなのか。
「'99年に1度目の結婚をし、'09年に離婚しています。'13年に再婚された一般女性との間に2人娘がいます。昨年、長女が生まれ、今年、次女が生まれています」(同・前)
虹プロジェクトの最中に姉妹の父親になっていたとは。メンバーらへの声かけの優しさも、父親としての愛にあふれるパーク。
これからも、どんどん神言を生み出してくれることを期待しています!
JYパーク、心に刺さる7つの神言
「ひとりひとりが特別じゃなかったら生まれてこなかったはずです」
虹プロジェクト東京合宿でスター性をテーマに行った特技審査でメンバーのマヤが『みにくいアヒルの子』の紙芝居を披露したときの言葉。
参加者26名全員に向けて語りかけ、“みなさんがここで26位になっても脱落したとしても特別ではないということではありません。1位になっても26位になっても同じように特別です。このオーディションは、ある特定の目的に合わせてそこに合う人を探すだけ”と言い、それを聞いた候補者たちは涙を流した。
「過程が結果を作って、態度が成果を生む」
韓国合宿の個人テスト審査にてワースト3になってしまったメンバー3人にかけた言葉。成長が見られないメンバーには厳しい言葉も投げるが、必ず次につながるヒントを与えるのもパーク流。
「やりたくないことも長い間コツコツ続ければ、自分がやりたい仕事が一生できる」
毎日、同じルーティンを30年続けていることに対しての言葉。己に打ち勝つ強さがすごい!
「ご飯よく食べてね」
回を増すごとに激やせしていくミイヒ。メンバーに選ばれた彼女に“少しやせているからご飯たくさん食べてね”と言いながらキューブをわたすパーク。プロデューサーを超えた優しさに感動した視聴者は多い。
「短所がないことより、特別な長所が1つだけあることがもっと大切です」
スター性の重要性を語った時に生まれた言葉。
「人の見えないところを見えるようにすることが芸術です」
JYパークがいちばん好きな言葉として紹介。心や性格、思いを詩・ダンスで表現できる人材を探していると語った。
「君は才能あふれた子だよ。肩の力を抜いて」
ラッパーのZeebra、モデルの中林美和を両親に持つリマ。両親の七光ではなく、自分の力で評価されたいという彼女にかけた言葉。プレッシャーから開放されたのか、このあと合格を言い渡されたリマは号泣した。
『TWICE』『2PM』も叩き込まれたJYPの理念
真実──カメラの前でできない行いはいつでもしない
誠実──日々の練習に真摯に取り組め。それが積み重なって夢を叶えることになる
謙虚──うわべの言葉や態度だけでなく、心から自分の未熟さを知れ。みんなの長所に目を向けて感謝せよ