新しい地図として出発して間もなく3年。新作のドラマや映画の公開が控えるなど、ますます活躍を見せる稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾。その中でも愛犬のクルミちゃんがお母さんになり、自粛期間中は“子育て”をしていたという草なぎにソロインタビュー。
『ミッドナイトスワン』は
僕の代表作になるかもしれない
――3月27日に(愛犬の)クルミちゃんがお母さんになりました。
「そうなんです。ちょうど自粛期間中に生まれたので、僕も家から出ず子育てに専念できたのはよかったなって思ってます。よけいなことを考えず、コロナの恐怖から救ってくれたクルミには感謝ですね」
――チビちゃんはいかがですか?
「すごく可愛いよ。男の子が1匹と女の子が2匹生まれたんだけど、クルミが幸せを運んできてくれたなあって思ってる。今は、男の子のレオンだけ僕が引き取って、女の子は大事にしてくれる方に養女に出しました(笑)。でも、本当に子育ては大変だった。フレンチブルドッグの子は生命力が弱いらしくて、ほぼ寝ずに見てたから」
――結婚して子どもができたときの自信になったんじゃないですか?
「人間の赤ちゃんとワンちゃんは違うからね(笑)。でも、いい経験になったし、自信にもなったかな」
――『ユーチューバー 草なぎチャンネル』もさらに注目度が上がってますね。草なぎさんの動画は見ていて温かい気持ちになります。
「そう言っていただいてうれしいです。僕の近況報告だったり、自分のルーツや好きなものとか、普段話せない話もできるし、こだわりを持たずにこれからもゆるくやっていけたらいいなと思ってます。料理にしても、もこちゃん(速水もこみち)みたいにオリーブオイルとか使わないし、誰でもできそうなのを作って紹介するっていう、そのゆるさが僕らしいよね(笑)」
――9月25日には主演映画『ミッドナイトスワン』が公開されます。
「トランスジェンダーという難しい役だったんですけど、台本を送ってもらって読んだときに、理屈を越えたやさしさや愛情みたいなものが脚本から伝わってきて、すぐにやりたいと思いました。ストーリーは重い内容だけど、全編にわたって温かくてやさしい空気に包まれてます。『ミッドナイトスワン』は、僕の代表作になるんじゃないかなと思ってます」
僕の息抜きタイム
「息抜きっていったら、やっぱりクルミとレオンの存在ですね。あとは、近所をドライブしたりバイクに乗ったりするだけでも息抜きになってます。それと料理もかな。最近のヒットですか? サバ缶と玉ねぎにマヨネーズを混ぜてだしを入れたもの。簡単だしおいしいし、けっこうそれが気に入ってます」
母の気持ちがわかった!?
「映画『ミッドナイトスワン』で共演した服部樹咲ちゃんとは32歳差だったんですけど、彼女のお母さんと同じ年だったんです。樹咲ちゃんも初めての撮影現場だったっていうのもあるし、娘のことを本当に大事に思ってるんだろうね、現場で娘のことを心配しながら見守ってる姿を見て、僕の役作りのヒントになりました」
いつかはデビュー!
「クルミはYouTubeに登場してるけど、レオンももうちょっと大きくなったらみなさんに紹介したいなと思ってます。でも性格があるからなあ……。クルミは女優気質だし、もうすっかりクルチューバーだけど、レオンは向いてない気がしてる(笑)。わからないけどね、レオンも母親のDNAを受け継いでたらレオチューバ―になれるかもしれないけど(笑)」
スタイリスト/黒澤彰乃
ヘアメイク/荒川英亮