「なぜ謝罪にサインを持って行くの?」「色紙は謝罪としておかしい」「サイン色紙は相手をバカにしている」……云々。
そんな指摘がネットにあふれている、年内で活動休止する嵐の謝罪。
11月3日にオンライン配信される『アラフェス 2020 at 国立競技場』。その事前収録が先日、東京・国立競技場で行われたが、演出として打ち上げられた花火の煙、風船が、ご近所で開催されていたプロ野球の試合を二度にわたり中断させ、謝罪するハメに。
ただのサイン色紙ではない!
ジャニーズ事務所は即刻ホームページに謝罪文を掲載。騒動翌日にはジャニーズ事務所関係者が神宮球場を訪れ、ヤクルト球団、中日球団に直接謝罪したという。
その際、ジャニーズサイドが持参したのが、嵐の謝罪文、色紙、大量の洋菓子だった。
「体調管理をするプロの選手に食べ物を差し入れすることのほうがセンスがないな、と思いましたが、世間の関心はサインのほうにあったようです」
とは情報番組デスク。その真意を次のように読み解く。
「報道では、サイン色紙としてしか書かれていませんが、聞くところによると豪華額縁に入れた、顔写真入りのサインだそうです。ジャニーズ側には、それを球場に飾れますよ、という思いがある。実際、球団側は、球場に展示すると喜んでいますからね。
実は嵐は、5人そろってのサインは、デビュー間もないころは別として、ほとんどしていないんです。個々のサインも、事務所の許可がない限り極力することはない。ネットで売られたりすることを懸念した事務所サイドのマネジメント方針です。それだけに今回の“謝罪色紙”は貴重なんです。ビートルズの4人のサインが一堂に揃っているような価値があるんです」
さらにこんな情報もあるという。伝えるのはスポーツ紙記者だ。
「11月3日に配信されますが、その冒頭、5人が謝罪するそうです。そこでけじめをつけて、ライブを楽しんでもらう形が検討されています。試合が中断された球団側も問題視していませんし、謝罪もきちんとしている。配信前にメンバーが、プロ野球ファンや近隣住人に謝罪を伝える映像が挿入されれば、それで一件落着です」
いつまでも目くじら立てるほどの問題ではない。
〈取材・文/薮入うらら〉