短期集中連載第1回! 『Dynamite』からファンになったあなたに贈るメンバー紹介。 今や世界のスターとなったBTS。まずはそのビジュアルからBTS沼に引きずり込む案内人ともいわれる2人のマンネたちからスタートです!
世界中を熱狂させるBTS
「彼らは世界の音楽業界全体を塗り替えている」
世界のスター、ジャスティン・ビーバーを抑えてビルボードトップになったBTS。ジャスティンは彼らについて聞かれて冒頭のように称えた。
アメリカのヒットチャートビルボード2週連続1位、8月に配信された『Dynamite』のMVは公開から24時間で1億110万回再生(世界最速記録)を突破。グラミー賞でパフォーマンスをするなど、世界中を熱狂させている。
'13年にデビュー(日本では'14年)した彼ら。当時はBIGBANGが飛ぶ鳥を落とす勢いだった。が、SNSをうまく使い完璧なパフォーマンスと実力で徐々に人気に火がついた!
タトゥーに込められたファンとメンバーへの愛
●ジョングク
PROFILE
本名:チョン・ジョングク
生年月日:1997年9月1日
身長:178センチ
血液型:A
BTS加入:2011年
ニックネーム:グギ、黄金マンネ
家族構成:父、母、兄
表す動物:うさぎ
『Dynamite』のトップバッターを務める美しい歌声とビジュアルの持ち主がグク。
「ジョングクはグループの末っ子で、歌もダンスもラップもスポーツもなんでも得意。かわいい顔にムキムキの肉体を持つことから筋肉うさぎと表現されることもあります」(韓国大手メディア関係者)
ジョングクは13歳のときに韓国のオーディション番組に応募したが落選。しかし、その才能を認められ、7つの会社からスカウトを受けることに。その中からビッグヒットエンターテインメントと契約し、15歳で加入したのだ。
「事務所の決め手は見学に行った際に見た(同メンバーの)RMのラップをする姿。“とてもカッコよかったから”と、のちに本人が明かしています。それでも最初はなじめずに苦労したようです。
歌を歌ってといわれても泣きだしてしまったり、ダンスに感情がないといわれて渡米してレッスンを受けたりもしていました」(同)
タトゥーに込めたメッセージ
そんなグクを救ったのは2歳年上のメンバー、テテ。
「グクはとても人見知りで最初は周囲とコミュニケーションをとれなかったそうですが、天真爛漫で誰とでも仲よくなるテテが何かと面倒を見て心を開いた。韓国は上下関係にとても厳しいですが、テテだけには友人のように接しています。年上メンバーがふざけている中、ひとり冷静でいるところが多いのもまた魅力です」(同)
誰が欠けても成り立たないが、中でもグクがグループ成功のキーマンだと評する専門家は多い。
「やはり、あのキャッチーなビジュアルと歌声、パーフェクトなグクがいるからこそ広く受け入れられたのだと思います」(同)
素顔はファンとメンバーを思いやる心優しい青年。
「グクはその優しい顔に似合わず、手の甲にタトゥーを入れました。『ARMY』というタトゥーでファンへのメッセージかと思いきや、よく見てみるとグクの『ARMY』の文字の『A』は『V』を逆さにした形になっていて、Aの横棒がないんです。
これは、テテのことを指していて、真ん中の『RM』はそのままRMを指しています。『Y』はSUGA(本名ユンギ)のY。そしてMの上に『J』の文字があるんです。
これはJIN、J-HOPE、ジミンを指しているといわれています。つまりメンバー全員のイニシャルを入れているんです」
要するに、グクのタトゥーはファンとメンバーへの愛を誓ったもの。
「つらいことない? と聞かれたグクが“ヒョンたちがつらそうなのがいちばんつらい”と答えたエピソードがあります。メンバー思いの優しい末っ子です」(同)
最強マンネの快進撃は今後も続く──。
イケメンすぎて非公開に……
●V(テテ)
PROFILE
本名:キム・テヒョン
生年月日:1995年12月30日
身長:178センチ
血液型:AB
BTS加入:2011年
ニックネーム:テテ、モンテ(踊っているときにぼんやりとした表情(モンハダ)をしていることが多いから)
家族構成:父、母、弟、妹
表す動物:トラ
BTSの広告塔といっても過言ではないV(以下テテ)。'17年には『世界で最もハンサムな顔』100人のノミネートの中から見事1位を獲得。
3オクターブ出る意外に低めのハスキーボイスが特徴で、その類いまれな容姿からBTSで唯一、俳優としてドラマ『花郎(ファラン)』に出たことも。
そんなテテはデビュー前、非公開練習生としてメンバーの中で唯一、デビューまで顔を隠されていた。
「テテは当時から顔も声も抜群によかったため、ほかの事務所に取られたら困ると考えた代表が最後まで公開しなかったという説があります。
K-POP界ではデビュー前にプロフィールや映像が公開されることが多いのですが、その中でもテテは映らないように顔を隠されていました。
秘蔵っ子で大切にされていたのですが、テテはカメラが回っている間は隠されたりと、さみしい思いをしていたようです」(韓国メディア関係者)
テテの“不思議ちゃん”発言
テテはそもそもオーディションを受ける友達に付き添って見学していた際に、事務所の人間に声をかけられたのが所属のきっかけ。それほどの逸材だけに。
デビューしてからはあっという間に人気ナンバーワンに。グク、ジミンとともに常に上位の人気を誇っている。
韓国では天然のことを“四次元”と表現するが、テテはまさに“四次元”。その自由奔放な振る舞いから5歳児と表現されることも。
“趣味は月に行くこと”
“自分はお母さんから生まれる前にはお父さんの中にいたんだ”
“僕はまだお父さんのお腹の中にいるんだ”
などなど独特な世界観を持つが、本人はいたって真剣。その姿に周囲のみんなもついついかまいたくなってしまうようだ。
愛嬌たっぷりのテテは芸能界での交友関係も広く、
「『花郎』での共演がきっかけでパク・ソジュン、パク・ヒョンシク、ほかにもチェ・ウシクなどの豪華メンバーで『ウガウガ会』を結成。
旅行に行ったり、それぞれの作品を鑑賞したりいい関係を築いています。ウガウガ会のメンバーのSNSにはよくお互いが登場し、それぞれの作品を紹介したりもしていますよ。
そんな幅広い交友にグクが嫉妬し、“僕とヒョンたち(パク・ソジュンなどを指す)どちらが大切なんですか?”と質問したほど。
テテの答えはもちろんグクでした(笑)」(同)
四次元と言われたテテも12月で25歳。大人の男の魅力を発揮してさらにARMYが増えること間違いなし!
●知っておきたい用語集
ARMY:BTSのファンの呼び名
マンネ:末っ子
マンネライン:BTSのマンネラインはジミン、テテ、グクの3人。年少メンバーのことを指す
ヒョン:お兄さんのこと
クオズ:'95年生まれのこと。BTSのクオズはテテとジミン。2人は合宿所でも高校でもずっと一緒でお互いに特別な友人として大切な存在だと公言している
グテ、テテグク、テック:テテとグクの組み合わせの呼称。2人は本当に仲がよくいつも触れ合っていることからファンの間ではガチ説なども
グクミン:グクとジミンの組み合わせ。この2人も仲がよくファン人気が高い