『立皇嗣(りっこうし)の礼』が終了し、正式に皇太子と同格になられた秋篠宮さま。ただ、世間の注目は長女の結婚問題の行方に集まっており、実はすでに“答え”も出ているようで──。
「宮内庁の中では“いつ発表されてもおかしくない”といった声が上がっており、緊張感が高まっていますね……」
ある皇室担当記者がそう話すのは、国民の関心事となっている秋篠宮ご夫妻の長女である眞子さまと小室圭さんのご結婚について。
'18年2月に宮内庁が結婚関連の儀式を延期してから、まったく進展がなかったものの、11月8日に開催された『立皇嗣の礼』が“大きな節目”となる可能性が高い。
「延期当時、宮内庁はお代替わりの一連の儀式が終了した再来年、つまり'20年に結婚儀式に関する日程を発表するとしました。最後の儀式である立皇嗣の礼が終了したことで、宮内庁から“何らかの発表”があるはずなのです」(同・皇室担当記者)
そもそも立皇嗣の礼とは、秋篠宮さまが、皇太子と同格の『皇嗣(こうし)』となられたことを国内外に宣言される儀式。
「当日は中心儀式の『立皇嗣宣明の儀』で、皇居宮殿内にある松の間にて、秋篠宮さまが皇位継承順位第1位となられたことを、天皇陛下がご宣言。その後、両陛下に対して宣明の儀に関する御礼を述べる『朝見の儀』が行われました」(同・皇室担当記者)
秋篠宮家にとって『令和』に入ってからの最重要儀式だったわけだが、11月30日には殿下のお誕生日会見も控えている。
「会見では“皇嗣としての心がまえ”“佳子さまや悠仁さまについて”“この1年について”などの質問に回答される予定。その中にはもちろん“眞子さまのご結婚の見通し”についての内容も盛り込まれています」(宮内庁関係者)
諸般の事情により来年以降に延期?
ただ、その前に「眞子さまのご結婚に関する発表がある」と予想するのは、宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さん。
「宮内庁は一昨年に“結婚関係の儀式等は'20年になる見込み”と発表していますので、今年中に何らかの発表をしなければなりません。その発表の時期は、立皇嗣の礼が終わり、秋篠宮殿下のお誕生日記者会見の前である11月中旬が最も適していると思います。
一昨年の発表の際には、眞子内親王殿下からの文書も出されましたが、今回はそのような文書はなしで“諸般の事情により来年以降に延期”といった発表になる可能性が高いでしょう」
時期を明記しない実質上の“無期延期”となる具体的な理由のひとつを、事情を知る秋篠宮家関係者が次のように明かしてくれた。
「秋篠宮さまは、小室さんの母である佳代さんが元婚約者の竹田さん(仮名)との間でもめている400万円超の金銭トラブルについて“たとえ元婚約者が返金を諦めたり、すべての借金が時効になったとしても、小室さんサイドが全額を返金しなければ、トラブルを解決したことにはならない”とお考えなのです」
そんな金銭トラブルの進捗状況を、竹田さんの代理人である男性に聞いてみたが……。
「小室さんや佳代さんはもちろん、1度会った弁護士を含め、向こうからのコンタクトはありません。竹田さんは体調を崩しぎみだった夏場よりも回復している様子ですが、お会いしても金銭トラブルの話題はいっさいしませんね。
彼の中で“お金を返してほしい”という気持ちが薄れているのは事実だと思いますし、動きがまったくないので“諦めたのではないか”と勘繰る方もいると思います。
私は竹田さんを助けたいですが、竹田さんの要望がなければ、アクションを起こすこともできません」
もし、このまま竹田さんに返金がなされなければ、殿下がご結婚を許す機会も失われてしまうのだが……。
2年がたてば、娘の気持ちも変わるだろう
「ほかにも、無期延期となる理由がある」と、前出の秋篠宮家関係者が語る。
「“国民とともに”ある皇室にとって、現在のコロナ禍で国民が苦しむ中、ご結婚という慶事は発表しづらい。
同じく、コロナが理由で立皇嗣の礼が終了したことを奉告する三重と奈良へのご訪問も延期となりました。実は、このご参拝も“お代替わり関連の行事”に含まれており、参拝が終わらないとお代替わりの行事がすべて終了したとはならず、結婚行事の予定を発表できないといえるのです。
そして最も重要なのは、秋篠宮さまが結婚に賛成できないお気持ちだということ。延期となった際は“2年がたてば、娘の気持ちも変わるだろう”とお考えだったそうですが眞子さまの意思は変わらなかった。こういった理由から、再び延期せざるをえないとお考えになっているのです」
この関係者は「おふたりの結婚意思は変わらないが、コロナの影響もあり、来年以降に改めて延期になる」といった発表内容になると推測する。
そこで、アメリカ留学中の圭さんと連絡をとり続け、近々ある発表内容を知っているはずの母親・佳代さんに話を聞くため、11月初旬の早朝、自宅前で直撃した。
圭さんの結婚の見通しや、金銭トラブルについても質問をぶつけたが、耳にはワイヤレスイヤホンを装着しており、うつむきながら歩き続ける佳代さん。それでも質問を続ける記者に対して、最後に「ご苦労さまでございます」と一瞬だが目線をこちらに向け、小さな声をしぼり出すだけだった。
驚くべきことにこの日、佳代さんが自宅を出ると、彼女を警備するため、小室さんの自宅を管轄する警察署の警察官2人が登場。圭さんがアメリカに発ってから、警備は行われていなかったことからも近々、結婚問題に動きがあるのは間違いなさそうだ。ただ、そうした警備費用は、税金から捻出されているのだが……。
延期するだけで、いずれは結婚する
佳代さんからは回答を得られなかったため、今度は秋篠宮家を支える宮内庁職員『皇嗣職』の中で“最側近”である加地隆治皇嗣職大夫を自宅前で直撃。眞子さまのご結婚の見通しを尋ねてみるも、
「宮内庁の報道室を通してください。それがルールなので」
と記者を一蹴。それならばと、改めて宮内庁に質問状を通して問い合わせたが、
「公表している事項以外の事柄についてはお答えを差し控えさせていただきます」
との回答だった。
「小室さんとのご結婚について、秋篠宮ご夫妻と眞子さまの話し合いは依然、平行線のままなのは事実のよう。
だからこそ、今回は結婚の時期に言及なしの延期となる可能性が高いのです。
ただ、眞子さまか小室さんの意思が変わらない限り“延期するだけで、いずれは結婚する”というのが既定路線。
眞子さまは、彼の留学が終了する来年以降のご結婚を想像しながら、今からウキウキされているのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)
まもなくある発表内容は、プリンセスを破顔させるものになるだろう──。