《ファッションコーナーのスタッフさんからいじめを受けていまして、それに耐えられず、今週の火曜にあったロケに行かないっていう決断をしたんです》
11月12日、自身のYouTubeチャンネルで“いじめ”にあっていたことを笑顔で告白した、元TBSアナウンサーの小林麻耶。そのロケが行われていた番組とは、彼女が木曜レギュラーを務めていた同局の『グッとラック!』だ。
すると同日、正式に番組降板に加えて、所属事務所が公式HP上において《正常なマネジメント業務を行うことが困難になったため》と契約終了が発表された。
「TBSは小林の主張に対して即座に“いじめの事実はない”と反論。もともと体調に不安を抱えていたという彼女ですが、ならば番組降板はやむなしとしても、いきなり事務所まで“クビ”になることはないでしょう。
一部では、一緒にYouTubeにも出演している夫で整体師の國光吟氏が、小林の起用に関して番組に口を出していたとも報じられています。夫をはじめとした、彼女を取り巻く環境が何らかのトラブルを引き起こしたのでは?」(ワイドショースタッフ)
どうしちゃったんだろうな
翌13日には、小林を“雇っていた”生島ヒロシが自身のラジオで繰り返し、
《マネジメントが難しくなったということで契約終了になってしまった。本当に残念な形になってしまいました》
小林との契約終了の正当性を主張し、一方で「どうしちゃったんだろうな」と彼自身も理解に苦しんでいる様子を見せた。
2009年3月にTBSを退社すると、セントフォースに所属してフリーアナとしての活動を始めた小林。しかし、体調を崩すこともしばしば見られ、かたや妹の小林麻央さんの闘病生活を懸命に支える姿が見受けられた。
そして、2017年6月に麻央さんを看取ると、翌年7月の國光氏との電撃婚を機にセントフォースを退社。芸能界からの引退を明かしたのだった。これで、ようやく自身の幸せを掴んだように思われた。ところがーー。
「この國光氏が、一部では遠隔施術を行うことから“宇宙ヨガインストラクター”などと書き立てられました。そして結婚から1年足らずの2019年5月、生島さんに拾われる形で芸能界に復帰。彼もまた“あきら。”として『生島企画』に所属することになったのです」(スポーツ紙芸能デスク)
この夫婦を結びつけた場とされるのが、女性の象徴である“子宮を大切にすることで幸せが開ける”という“子宮系”セミナーだ。しかし、これが週刊誌で明かされると、小林は自身のブログで“事実無根”と反論。
「ところが、実際には“子宮委員長”を名乗る、セミナーに深く関わるY氏のブログに小林の姿が写っていたのです。何らかの関係はあったと見られても仕方がない」(前出・芸能デスク)
また、2018年12月に更新した自身のブログ『まや道』では、Y氏と交友ある心理カウンセラー・K氏の名前を挙げて、
《○○さん(注、編集部伏字)に出逢い試行錯誤し、挑戦を繰り返し、頑張ることをやめられましたーー!! 無理することをやめられましたーーー!! いい子でいることをやめられましたーー!!》
女性性が開花する子宮系ストーン
彼との“出逢い”によって、自身が啓発されたことを綴った小林。そして彼女が“子宮系”に傾倒していったとされる出逢いが、『世界は自分で創る』(ヒカルランド)という“引き寄せ”本を手掛け、スピリチュアル系イベントを主催してきたH氏だ。
「あちらの方面では“カリスマ”として知られる女性ブロガーで、有名人との交友があることも手伝い、多くの“信者”がいました。そして彼女たちを崇拝する“子宮系女子”のなかで重宝されていたのが、数万円で販売されていた“ヒーリングジュエリー”。
いわゆるパワーストーンで、これを“膣”に入れると“女性性が開花する”というものですが、当然ながら効果の程は不明で、むしろ高須クリニックの高須克弥さんはこの“子宮パワーストーン”に対し、《腹膜炎起こすぞ! すぐにやめなさい》と警鐘を鳴らしているのです」(芸能リポーター)
小林が「子宮系」にどれほどのめり込んでいたのか、また現在もスピリチュアルな面々と関わりがあるかは定かではない。小林の異変に関して「やはり夫の影響が強いのではないか」と話すのは、6月に彼女と共演している芸能ジャーナリストの佐々木博之氏。
「彼女は本来、ちょっと“ピントがずれている”というか、天然なところがあり、それが魅力の一つでもあるのですが。そして麻央ちゃんのことを本当に大切に思っていましたし、彼女が亡くなったことでどこかピンッと張っていた糸が切れてしまったといいましょうか。
そのタイミングでご主人に出会ったことで“彼に本当に救われた”と。小林さんにとって大きな支えになっていることは確かだと思います」
10月29日の『グッとラック!』で、「母親がいない子どもは不幸」と持論を展開するMCの立川志らくに対して、涙ながらに反論する小林の姿があった。その後、CMに入ると彼女に異変が起きていた。
「小林は“誰か私のことを抱きしめてくれませんか”と、國光氏がその場にいないことで動揺していたと言います。彼女にとって、彼は心の支えというよりも、すでに依存対象になっているのかもしれません」(前出・芸能デスク)
志らくは男らしくない
実は、番組降板の2日前の11月10日、YouTubeチャンネルには國光氏が1人で出演する動画がアップされた。そこには志らくとの一件に触れて、
《あのMCどうかしてますよ。ダッサ。“そんなつもりじゃない”とか言い訳してたけど、ダッサ、言ってたじゃん。何ごまかしてるんだよ、男らしくない》
妻を擁護する一方で、番組の顔に対して猛烈な批判を浴びせたのだった。これがTBSの“逆鱗”にふれたのだろうか。
「局側は、この志らく批判について把握していなかったそう。そもそも國光氏は、楽屋はどうか分かりませんが、番組収録が行われているスタジオ内には入ったことはないんですよ。
当然ながら麻耶ちゃんが主張する“いじめ”はなく、番組降板はあくまでも事務所との信頼関係の問題のようです。いずれは“問題を起こすかもしれない”という目で見られていたようで、彼女らが11月3日に設立したYouTubeチャンネルについても、つい最近まで生島さんをはじめ、事務所の幹部もほとんど把握していなかったみたいです。
こちらも周囲から指摘されて動画内容を知ったようで、局に対してあんな物言いをしてしまっては庇(かば)う気も起きない。ダンナはともかく、テレビをよく知る麻耶ちゃんなら発言が大騒動を起こすことは容易に想像できたはずですが」(芸能プロ関係者)
騒動後の11月13日にアップされた動画に写っていたのは、國光氏の提案により夫妻が16分にわたって瞑想する姿。彼女には麻央さんの分も幸せになってほしいものだが……。