「年末に新しいライブを開催することになりました!」
11月12日、嵐がファンクラブサイトに投稿した動画は、多くのファンを喜ばせた!
「大みそかに都内でライブ『This is 嵐 LIVE 2020.12.31』を開催します。新型コロナウイルスの影響で、無観客公演になりますが、生配信で行われます」(スポーツ紙記者)
嵐は今年でグループの活動を休止する。タイムリミットが迫る中、11月3日にはコンサート『アラフェス2020』を行った。
「国立競技場で事前収録し、ファンクラブ会員と一般向けの2部制で、ファン投票を基に構成した40曲を熱唱。大好評でしたが、ファンの間ではアラフェスが最後のライブだと思われていました。それだけに年末にライブをやるのは、ありがたかったのでは」(同・スポーツ紙記者)
今年は、コロナの影響で予定されていたイベントがなかなか実施できなかった。
「4月の中国・北京公演は中止。7月に予定されていた『NHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター』もオリンピックが延期になったことで未定に。5人は最後にファンを喜ばせるイベントをやりたいと考えていたんです」(同・スポーツ紙記者)
残り1か月はライブの準備に追われるが、この先もさまざまなイベントが待ち受けている。
「11月26日には、世界で3億人以上が利用する音楽配信サービス『Spоtify』主催で開催される海外向けのライブに出演します。日本だけでなく、海外のファンに向けたパフォーマンスになるでしょう」(同・スポーツ紙記者)
5人は紅白司会を断った
12月31日には『紅白歌合戦』(NHK)が無観客で開催される。2010年から司会を務めていた嵐は、今年の“顔”になると思われていたが……。
「今年の司会は大泉洋さんに決まりました。当初、NHKは司会を5人にオファーしていたのですが、彼らは断ったそうです」(テレビ局関係者)
大役を辞退したのも無理はない。今年の年末は21年間で最も多忙になるからだ。
「年内で終了が決まっているレギュラー番組、フジ系の『VS嵐』と日テレ系の『嵐にしやがれ』は、大型特番を予定しています。また、12月2日と9日にフジ系で放送される『2020FNS歌謡祭』に2週連続で出演するなど、音楽番組も控えている。ほかにもテレビの収録や打ち合わせがあるため、紅白の司会は断らざるをえなかったのでは」(同・テレビ局関係者)
大みそかの単独ライブが嵐のラストステージになる……わけではなかった。実は、特大ステージを考えていて─。
「毎年、31日の夜から元日にかけてフジ系で放送されている音楽番組『ジャニーズカウントダウンコンサート』に出場しようと考えているそうです。『カウコン』は毎年、東京ドームで開催され、ベテランから若手までデビュー組とジャニーズJr.が一堂に会する大舞台。例年多くのファンと一緒に年を越しますが、今年は無観客での開催になるみたいですよ」(同・テレビ局関係者)
嵐がカウコンにこだわる理由
5人が『カウコン』のステージに立とうとしているのには、こんな理由が。
「お世話になった先輩や苦楽をともにした後輩に感謝の思いを伝え、一緒に笑って幕を閉じたいそうなんです。“本当のラストはカウコンで締める”という思いなのでしょう。ジャニーズ事務所は、先輩後輩の関係を大切にしますからね。2018年9月に解散した滝沢秀明さんと今井翼さんのユニット、タッキー&翼も『ジャニーズカウントダウン2018-2019』に出演し、みんなから盛大に見送られた。今年もそうした雰囲気になるのでは」(芸能プロ関係者)
一部のメディアでは、単独ライブがあるため、紅白には中継で出演する可能性があると報じられた。しかし、5人は紅白でも勇姿を見せようとしているようだ。
「これまで司会やトリを務めてきたので、NHKに対しては大きな恩があります。そうした感謝の思いも込めて、大トリを務める方向で調整しています。30分近い時間を確保することが検討されていて、その際は、中継ではなく会場で歌うことを考えているそう。NHKも4~5曲歌える時間をとろうとしているといいます」(同・芸能プロ関係者)
単独ライブ、紅白、カウコンと1日に3つのライブをすることになるが、それぞれの時間が重なってしまうことはないのだろうか。
前人未到の大晦日スケジュール
「単独ライブを夕方から夜まで生配信した後、紅白のトリを務め、そこからカウコンの会場に向かうんです。現段階で5人は、3つの公演をこなそうとしています」(同・芸能プロ関係者)
ただ、前人未踏のハードスケジュールをこなすには、いくつか課題が。
「『カウコン』は毎年、午後11時から始まり、日付が変わる15分ほど前から生中継されます。紅白を終えてから会場に行くと、着くのは番組終了ギリギリになってしまうので、細かい時間調整をしなければなりません。また、12月31日をもって活動休止すると発表しているので、日付をまたぐと、年が明けても活動していることになります。その点を気にするファンに配慮しなければなりません」(レコード会社関係者)
彼らがこの結論にたどり着くまでには、困難を極めた。
「メンバーや事務所のスタッフ、仕事先と何度も協議を重ねています。その中には、カウコンには出ず紅白も中継にして、単独ライブを日付が変わるギリギリまで行う案もあるそうです」(同・レコード会社関係者)
3つの公演の会場を行き来するのは、大きな負担になるが、彼らにはどうしてもやりたいことがある。
「応援してくれたファンや仕事先の人、そして同じ事務所のタレントなど、最後の1日でこれまでお世話になった人たちに恩返しできる方法を考えていました。その結果、すべての場所で最高のパフォーマンスを見せることに決めたんです」(同・レコード会社関係者)
最後の瞬間まで、夢を見せてくれることだろう!