《お互いこそが幸せな時も不幸せな時も寄り添い合えるかけがえのない存在であり、結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です》
11月13日、眞子さまと小室圭さんは、延期中の結婚問題について、文書でお気持ちを発表された。
《今後の予定等については、今の時点で具体的なものをお知らせすることは難しい状況ですが、結婚に向けて、私たちそれぞれが自身の家族とも相談しながら進んでまいりたいと思っております》
結婚に対する気持ちは変わらないことを示したうえで、ご結婚に関する諸行事は再び延期となった。
「この内容からは、おふたりの結婚への執念が非常に強く感じられます。'18年2月、宮内庁が結婚延期の発表をした際は'20年までという期限つきでしたが、今回はそういったものはなく、実質上の“無期延期”。ただ、これまで反対されていた秋篠宮ご夫妻のお気持ちが“結婚容認”の方向に傾かれているのです」(宮内庁関係者)
“お気持ち発表”がなぜこの時期にあったのかというと、秋篠宮家にとって重要な儀式が終了したことが理由。
「11月8日に秋篠宮さまが皇太子と同格になられたことを国内外に宣言される『立皇嗣の礼』が行われました。本来は今年5月に開催予定でしたが、コロナ禍によって延期。宮内庁は当時、お代替わりの諸行事がすべて終了した後、改めて結婚に関する発表をすると公表しており、儀式の延期によって“何らかの発表”の時期も引き延ばされたのです」(皇室担当記者)
11月30日には、秋篠宮さまのお誕生日も控えている。
「誕生日会見は当日ではなく、事前の11月20日に行われる予定です。今回の会見ではテレビや新聞が加盟する宮内記者会から、眞子さまの結婚の見通しについての質問がなされます。会見前に結婚問題についての発表をしてから、殿下からのご意見を国民が知る今回の形が、自然な流れだったのです」(同・前)
つまり『立皇嗣の礼』と、殿下のお誕生日の間である11月13日が最も適した時期だったと言える。
秋篠宮さまの“ゆずれない一線”
事情を知る秋篠宮家関係者のひとりは、今回の“お気持ち文書”に特筆すべき文言が含まれていると話す。
「文書の序盤にある“両親の理解を得たうえで改めて私たちの気持ちをお伝えいたしたく思います”というおことばに、秋篠宮ご夫妻の心情がうかがえます。ここでいう“理解”とは、眞子さまと小室さんの意思を尊重して“結婚を認める”という意味と同義。
おふたりに対して、国民からの祝福を求められ続けてきた秋篠宮さまでしたが、ついに“根負け”された形です」
コロナ禍ということもありはっきりと明言はされなかったものの、結婚へのロードマップは着々と完成されつつある、というわけだ。しかし、
「秋篠宮さまには、おふたりの結婚に手放しで賛成できない理由がひとつだけ存在します」(皇嗣職関係者)
殿下はかねてから、小室家が抱える“金銭トラブル”の解決を求められ続けている。
以前行われた記者会見でも“問題をクリアしなければ、一般の婚約にあたる『納采の儀』を行うことはできない”といったおことばも述べられており、今もそのお気持ちは変わらないというのだ。
「小室さんの母親が、元婚約者との間に400万円超の金銭トラブルを抱えていることを報じられてから約3年。まったく進展がみられず、秋篠宮さまは納得されていない。たとえ、元婚約者のほうが返金されるのをあきらめたとしても“何らかの形で小室さんサイドからお金を返さなければ、トラブルを解決したことにはならない”と、強くお考えになっておられるのです。
おふたりの意思は尊重、つまりは結婚に反対する気持ちはないけれど“けじめとしてトラブルだけは解決してほしい”というお気持ちなのだと思います」(同・前)
秋篠宮さまは昨年の誕生日会見で、新しい時代の皇室像について聞かれた際に「国民と苦楽をともにし、国民の幸せを願いつつ務めを果たしていく、これはやはり基本にあることだと私は考えております」と発言されている。
小室家が抱える金銭トラブルが、国民が結婚に反対する大きな理由となっているのは明らかであり、秋篠宮さまとしても、トラブルの解決は“ゆずれない一線”なのだろう。
留学して以降1度も帰国せず
そんな中、小室さんが水面下で動きだしていると、前出の宮内庁関係者が明かす。
「最近になって“小室さんが秋篠宮さまと連絡をとった”という話を聞きました。
昨年のお誕生日会見では“小室家とは連絡は私はとっておりません”とおっしゃっていたので、小室さんは眞子さまとの結婚のため、アクションを起こし始めたということではないのでしょうか」
弁護士試験を来年5月に控え、勉強で多忙なはずの小室さんが、秋篠宮さまに“極秘連絡”した理由とは──。
「小室さんは関係者に対して、“近々帰国する”という旨を伝えており、遅くとも、年内中に帰国するという話です。殿下にその意向をお伝えしたのかもしれません。留学先のロースクールが冬休みに入る12月中旬以降を視野に入れているのでは」(同・前)
小室さんの代理人である上芝直史弁護士に、小室さんの結婚意思や帰国の可能性について聞いてみると、
「彼は、ご結婚はできるだけ早いほうがいいと考えてきました。今もそのように考えていて気持ちは変わりません。(帰国については)私は存じあげません。そうおっしゃっている人に聞いてください」
ただ、世界中で蔓延する新型コロナの影響で、アメリカから帰国した場合は、2週間も隔離される決まり。
秋篠宮ご夫妻とお話しするだけであればオンラインでも可能だが、直接お会いすることにこだわっているようだ。
「小室さんは'18年8月に留学して以降、1度も帰国していません。実は以前、周囲からの反対で帰国が実現できなかったこともあったとか。
ただ、日本で暮らす母親と祖父を心配しているのはもちろん、眞子さまともお会いしたいと思うのは、婚約内定者として当然の感情です。
『立皇嗣の礼』の中心的儀式も終了したので、秋篠宮ご夫妻に直接、祝意を伝えたいとも考えていることでしょう。
留学状況や、ロースクール卒業後の方針、眞子さまとの結婚生活、そして金銭トラブルにどう対応するのかもあわせて、ご夫妻にお伝えする計画があるのかもしれません」(皇室ジャーナリスト)
小室さんが秋篠宮ご夫妻と話し合われた後、眞子さまは“必要な選択”を勝ち取れているのだろうか──。