お誕生日に際しての会見で秋篠宮さまから重い一言が。写真は8月14日秋篠宮邸で(宮内庁撮影)

 11月20日の午前、30日に55歳になられる秋篠宮さまのお誕生日に関する記者会見が、赤坂御用地内にある『赤坂東邸』で行われた。

 会見に参加したのは、宮内記者会に加盟するテレビや新聞のみ。この“事前”記者会見の詳細は30日に正式に報じられるのだが、それに先立って『週刊女性』は秋篠宮さまの発言内容を入手した。

先日、実質上の“無期延期”となった眞子さまと小室圭さんのご結婚問題についても、記者から質問がありました。そこで、秋篠宮さまはハッキリと“結婚することを認める”と述べられたそうです。殿下が公の場で、眞子さまのご結婚を容認されたのは初めてのことです」(宮内庁関係者)

 会見が行われたちょうど1週間前の13日、眞子さまがしたためられたという“お気持ち文書”が宮内庁を通じて公表された。

 その文面には、おふたりにとって結婚は《生きていくために必要な選択》と記されており、眞子さまと小室さんの強い意思がにじみ出ていたことで、驚きの声が上がっている。

「文書の中には“両親の理解を得たうえで”という一文が添えられており、その直後、秋篠宮さまの側近は“両殿下がおふたりの気持ちを尊重されたという意味合い”だと説明したのです。

 そういった経緯から、今回の会見では“お気持ちを尊重とは具体的にどういった意味なのか”という質問が投げかけられたのですが、殿下は“親としてはふたりの結婚の意思を尊重する”とのご発言があったそうです。これは、先の眞子さまの文書発表に際して、側近が補足した通りです。

 ただ、その後に“結婚と婚約は別問題である”ことも強調されたのです」(同前)

いまだ波紋を呼ぶ小室家の金銭トラブル

 眞子さまのご結婚が延期されてから、殿下は“小室家が抱える金銭トラブルを解決しなければ婚約を許可できない”と、お考えになってきたと言われている。

「殿下のスタンスは、今回の会見でのご発言どおりです。結婚は両性の合意に基づいて成立するものであり、憲法上も保障されているので、殿下としては眞子さまのご結婚のお気持ちは尊重されるべきだとお考えです。

 しかし、婚約は秋篠宮家と小室家の問題であり、ご夫妻は“婚約を許したわけではない”のです。

 秋篠宮さまはやはり“小室さんサイドが国民に見える形で金銭トラブルを解決してほしい”という気持ちは、今でも変わっておられません」(秋篠宮家関係者)

2017年9月3日に行われた婚約内定会見では笑顔を見せていたが……

 今のような状態が続き、ご両親が婚約に許可を出されなかった場合、結婚の意思がそうとう固い眞子さまには、いったいどのような選択肢が残されているのだろうか。

「1つは、ご両親の意図を汲み、小室家が抱えている金銭トラブルを解決させ、そのことを国民にわかりやすく説明し、少しでも多くの人々から理解を得られるように努めること。

 もうひとつは、ご両親や、結婚に反対する国民感情を無視して、結婚に関連する儀式や行事をいっさい行わず、小室さんといきなり入籍するという選択です。例えば役所に婚姻届を提出し、受理されれば結婚は成立し、皇室の戸籍にあたる『皇統(こうとう)譜(ふ)』から除籍され、民間人となられます。

 小室さんのアメリカ留学が修了する来年に突然、結婚される可能性も十分あり得ると思いますよ」(同前)

 皇族としてなのか、一個人としてなのか――。秋篠宮さまは、愛娘に“最後の問い”を投げかけられた。