小林麻耶

 フリーアナウンサー、小林麻耶(41)をめぐる騒動がくすぶり続けている。なかには、夫に洗脳されているという記事もある。その結果、市川海老蔵家とは断絶状態という記事も目にした。 

 忘れたころに飛び出す、芸能人の洗脳問題。

 記憶に新しいところでも女優ののん(27)、元お笑いコンビ「オセロ」の中島知子(49)、ロックバンドXのToshl(55)の名前が思い浮かぶ。洗脳者と言われた人たちは、祈とう師であったり、演出家であったり、ヒーリングミュージシャンであったりそれぞれ。宗教団体にのめり込み、出家したり芸名を変えたり合同結婚式に出席した女優もいた。昔々、占い師に心酔した女性大物演歌歌手もいた。

 古くて新しい洗脳問題。芸能人という不安定な世界に、洗脳者の入り込む余地は大きい。

懇親会の場にも夫の姿が

 小林アナの場合は、「ヒーリング整体師」を名乗る夫の存在が大きいとみられる。好きな人の影響を受けるのはわかるのだが……。

「結婚と同時に芸能界を引退していましが、それも夫の意向だと聞きました。昨年、生島ヒロシの事務所に所属し、芸能界に復帰し、徐々に仕事の幅を広げていたのですが、今回の騒動で事務所も契約解除せざるを得なくなった。生島さんは小林を売るために、芸能記者との懇親会を設定したりしていました。ただ不思議だったのは、その場にも夫が来ていたんです。普通、妻の仕事場に一緒に来ないでしょう。首をひねりましたね」(スポーツ紙記者)

 小林アナは今回の騒動で「番組スタッフにいじめられた」とYouTubeで暴露したが、その際も夫とツーショット。朝6時という時間とは思えないほどハイテンションで、壊れた感じだけが伝わる少し痛々しい映像だった。

 誰もが手軽に動画を発信できるYouTubeは、諸刃の剣だ。使い方を間違うと痛い目に遭う。今回の小林アナの場合も、

「まったく自分の宣伝にもメリットにもならない。完全に失敗です。以前、歌手の華原朋美が、所属事務所を辞めた後にYouTubeを始めましたが、あのときの華原のアンコントロールぶりも痛かった。痛いタレントは昔からいました。イラン人と婚約会見をした歌手の泰葉も、船越英一郎の浮気やバイアグラ使用などを暴いた松居一代も……。小林もその系譜に、堂々のランクインです」(情報番組デスク)

 世話になった事務所に後ろ足で砂をかけ、出演していた番組のプロデューサーをYouTubeで名指しで非難してしまった小林アナ。崩壊キャラとしてこの先、芸能界で仕事を続けることができるのか。もしブッキングできるとしたら年末の「ガキ使」ぐらいしか思いつかないが、今年はすでに収録済み。困った人を引っ張り出すケースが多い「婦人公論」のインタビューもありか。

 所属事務所会長でタレントの生島ヒロシ(69)は、自身のラジオ番組で「グレートリセットを望みたい」と彼女に言葉を送ったが、そんな気遣いが今の小林アナに響いているのかはわからない。

 周囲の声はどこ吹く風で、ご夫妻はYouTube「コバヤシテレビ局」を仲睦まじく、頻繁に配信している。嫌なことを我慢してまでやらなくても生きられる、というノウハウ(があればだが)とその勇気は、ひょっとするとコロナ禍に有効ではないか。2人はそんな生き方を提示しているのではないか。有料でOKだから、ぜひ教わりたい。

 頑張れ、ご両人!

〈取材・文/薮入うらら〉