米グラミー賞に『Dynamite』がノミネートされ、快進撃が止まらないBTS。最終回はグループを優しく見守るお兄さんライン、JIN、SUGA、J−HOPEが主役です!
悲願のノミネートに世界中が歓喜
最年長のジンが兵役義務年齢を目の前にしたことで『BTS法』という文字が日本の一般紙でも躍った。18歳以上の男子に義務づけられている兵役の延期対象を拡大する兵役法改正案が検討され、11月20日に承認された。BTSは、さらに2年程度7人での活動を継続できる可能性が高まることに。
「BTSがすごい影響力を持っていることの証明ですが、メンバーは全員兵役の義務を果たしたいと考えていてそれを表明してもいます」(韓国紙記者)
メンバーに兵役が課されるかどうか話題を集めている。
もうひとつ、世界中の注目を浴びることが。
25日未明、米音楽の祭典、グラミー賞のノミネートが発表されBTSの『Dynamite』が最優秀ポップデュオ/グループ・パフォーマンス部門にノミネートされたのだ。大躍進した前年度も期待されたものの、ノミネートがゼロに終わったBTS。
しかし、授賞式に招待され、韓国人アーティストとして初めてグラミー賞の授賞式でパフォーマンスを披露。悲願のノミネートに世界中が歓喜している。
授賞式は来年の2月。BTSから目が離せない!
超努力家のホソク
明るくやさしいみんなの“希望” J−HOPE
PROFILE
本名:チョン・ホソク
生年月日:1994年2月18日
身長:177センチ
血液型:A
BTS加入:2010年
ニックネーム:ホソク、ホビ、ホプ、希望
家族構成:父、母、姉
表す動物:ユニコーン、馬
“華がない”と悩んだ時期も努力と実力で克服
メインダンサーとリードラッパーを務めているJ−HOPE(以下ホソク)。その名のとおり、いつも笑顔で明るい姿はメンバーのみならずアーミー(BTSファンの呼称)たちの希望となっている。
加入前からダンスで有名だったというホソク。
「BIGBANGのスンリ、東方神起のユノなどと同じダンス教室出身で、その名を轟かせていたといいます。練習生時代からメンバーたちにダンスを教え、そのころから“振付リーダー”などと呼ばれていたようです」(韓国芸能記者)
そんなホソクは超努力家。来日した際に取材をした記者が明かす。
「BTSとして世界で有名になった後のこと、日本に仕事に来たときの休憩中、ほかのメンバーはホテルでゲーム三昧でした。
ホソクは自分がまだ習っていないダンスジャンルの有名な日本人をお忍びで訪ねて自分のお金でレッスンを受けていました。努力家だなと尊敬しています」
そこにはホソクのこんな思いが隠されていたという。
「ダンスがいちばんうまくてほかのメンバーに教える立場なのに、“自分は華がない、BTSに貢献していない”と悩んだ時期があったようなんです。全然そんなことはないのに、ホソクはそう感じていたようです。
それで作曲を始めたと言っていました。それがビルボードでも評価されてようやく自分がいていいんだと思えた、と取材で話してくれたのが印象に残っています」
ホソクの華麗なステップがあるからこそ、BTSは輝いている。
ユンギ休養の理由
クールなリードラッパー SUGA
PROFILE
本名:ミン・ユンギ
生年月日:1993年3月9日
身長:174センチ(176センチという説も)
血液型:O
BTS加入:2010年
ニックネーム:ユンギ、ミンシュガ、シュガ
家族構成:父、母、兄
表す動物:ネズミ
バイト中の事故を隠して練習に励んだ“おじいちゃん”
《11月3日に肩の手術を受け、現在は休息をとっています。しばらくは一部のスケジュールを除き、公式活動には参加できないことをお知らせします》
先月7日、ファンサイトを通じて休養を発表したのがSUGA(以下、ユンギ)。
「グループではリーダーRMとともにリードラッパーを務め、いつでも冷静沈着でグループ内の“おじいちゃん”と呼ばれることも。
ちなみに、お父さんはRMでお母さんはJIN。ホソクがお母さんと言われることもあります」(韓国芸能記者)
来日したときに取材した記者は、
「5分間という短い時間制限があった取材だったのですが、ユンギさんがこちらの質問の意図を酌んでくれて的確に答えてくれるので助かりました。
BTSはみんな躾が行き届いていてお行儀がいいですが中でも非常に賢い人だと思いました」
と、印象を語る。
また、ユンギはAgustDという別名義でのラッパー活動もしている。
「今から4年前にユンギが発表した『The Last』という曲の中に、今回の休養の理由となった肩の不具合の原因が明かされていたんです」(韓国芸能記者)
その歌詞にはこうある。
《配達のバイト中に起きた事故のせいで壊れた肩/しがみついたデビューお前ら誰の前で苦労したふりをしてるんだ》
昨年放送されたBTSのドキュメンタリー番組内では、こんな場面があった。
「練習生時代、学費を稼ぐために練習生活と配達バイトを並行して行っていたシュガはバイト中に交通事故にあったことをメンバーに初めて告白しました。
その事故の影響でシュガは肩が動かせなくなってしまったが、バイトがばれたら事務所をクビになると思い、いったんはデビューを諦めたと告白。メンバーは誰ひとりシュガの告白を茶化すことなく話を聞いていました」
クールな表情の下には、さまざまな葛藤や情熱を秘めているのだ。
メンバーいちポジティブなジン
童顔の最年長ハンサム JIN
PROFILE
本名:キム・ソクジン
生年月日:1992年12月4日
身長:179センチ
血液型:O
BTS加入:2012年
ニックネーム:ジン、ワールドワイドハンサム、ソクジン
家族構成:父、母、兄
表す動物:ハムスター
グループ仲がいいのは最年長の人柄にあった!
グループのビジュアル担当で自他ともに認める“ワールドワイドハンサム”の呼び名を持つJIN(以下、ジン)。
「中学生のときには東方神起などが所属するSMエンターテイメントからスカウトされたこともあるほどです。
それは詐欺だと思い断ったそうですが(笑)、俳優を目指して建国大学校の映画美術科へと進学した彼は現在の事務所にスカウトされ、練習生となりました」(韓国芸能記者)
俳優を目指していたジンは歌もダンスも未経験。ほかのメンバーから遅れをとり苦労したことも。
「それでもジンは弟たち(年下メンバー)に苦労は見せません。最年長でありながらリーダーの座をRMに譲れるところもジンの魅力」(同)
また、メンバーいちポジティブ。
「すがすがしいほど自分の外見に圧倒的な自信を持っています。自分よりハンサムな存在がいたと明かしたと思ったら、答えは“鏡”でした(笑)」
だが、そういった発言の裏には、これまで歌やダンスで年下メンバーたちにかなわず葛藤してきた裏づけあってこそだという。
「どんなときでも楽観的で自分自身を肯定し、愛するというメッセージを送り続けているジンにほかのメンバーたちも救われているんです。ジンがどんなときも堂々としているから年下メンバーたちがのびのびと活躍できている。彼が最年長じゃなければ、こんなに仲のよいグループではなかったかもしれません」
自分自身を愛することが周囲を幸せにする。BTSが掲げる“ラブマイセルフ”をジンは身をもって教えてくれている。