12月9日の『FNS歌謡祭2020 第2夜』の放送内で、ジャニーズの年越し音楽番組『ジャニーズカウントダウン2020-2021~東京の街から歌でつながる生放送~』(フジテレビ系)が生放送されることが発表された。
あれ? 私、ジャニーズですよね!?
司会進行は関ジャニ∞の村上信五(38)が務め、番組は12月31日の23時45分から1時間にわたって生放送で行われる。
「ジャニーズカウントダウン」(以下、カウコン)に出演するのは、NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUN、Hey!Say!JUMP、Kis-My-Ft2、SexyZone、A.B.C-Z、ジャニーズWEST、King&Prince、SixTONES、SnowManの計11組。
コロナ禍で、例年のように東京ドームで行われるコンサートの模様を生放送することはできないため、今年は各グループが東京のさまざまな街からパフォーマンスを行うことになるという。
「カウコン」が今年も開催されることに、ジャニーズファンからは歓喜の声が上がっている。
ところが、三宅健(41)は「カウコン」にV6が出演しないことを、視聴者と同じように『FNS歌謡祭』を見て知ったと、ジャニーズ事務所の会員制サイト内のブログ「にこにこ健」で明かしたのだ。
12月10日、三宅はブログを更新して「昨日は、FNS歌謡祭で今年はカウコンに出演しないという事実を知る夜。テレビでお知らせ頂くこの不条理……。あれ? 私、ジャニーズですよね!?」とつづっている。
さらに、「カウコン」用のグッズであるウチワの撮影も済ましていたにもかかわらず、出演できないことに「出るものだと思って楽しみにしていたのに残念」と悔しさをにじませた。
ブログを読んだファンからは「三宅健くん、V6がカウコン出ないことを事務所から聞かされずテレビで知ったんだね」「健ちゃんの悔しさが伝わるよ! FNSの告知で本人たちに知らされるってどうなの?」「V6兄さんたち、ってか健くんカウコン出ないのFNS見て知ったって、さすがにそれはないんじゃないか? 事務所さんよ。笑」といった声が上がっている。
「グッズ用のウチワの撮影もしたのに『カウコン』に出演できないというのは、たしかにショックですよね。しかも、それをジャニーズ事務所から知らされるのではなく、視聴者と同じように『FNS歌謡祭』で知ったというのだから、三宅の驚きやショックもうなずけます。
ジャニーズ事務所は嵐の活動休止などに伴い、急速な改革に迫られています。その1つが若手の育成です。ジャニー喜多川氏が逝去し、滝沢秀明氏(38)が副社長に就任してからはその動きが加速。最近は若手を優遇するのに対し、ベテランを冷遇する流れがあるのかもしれませんね」(女性誌記者)
世代交代を図ろうとしている!?
2017年から2019年まで「カウコン」の司会は、TOKIOの国分太一(46)とV6の井ノ原快彦(44)が務めていた。
「それがここにきて関ジャニの村上に代わったのは、世代交代を図ろうとしているからではないでしょうか。また、今年も国分と井ノ原に司会を任せるとなったら、V6も『カウコン』に出場することになる。そういったことも考え、国分と井ノ原を司会から外し、村上を起用したのかもしれません」(前出の女性誌記者)
芸能プロ関係者は話す。
「退所者が続いているのもベテラン冷遇の証と言えるでしょう。今年の12月31日をもって少年隊の錦織一清(55)と植草克秀(54)が退所。来年3月いっぱいで長瀬智也(42)がTOKIOから脱退し、ジャニーズ事務所を退所します。このままベテランを冷遇し続ければ、TOKIOと同じようにV6も“社内独立”という道を選択する可能性もありえそうです」
2021年3月をもって長瀬が離れるTOKIOは、残る城島茂(50)、国分、松岡昌宏(43)の3人が「株式会社TOKIO」を設立し、社内独立することが明らかになっている。
「事務所からの冷遇が続けば、V6がジャニーズを完全に離れるということはなくても、TOKIOのように本体からは離脱のではないか、という見方もあります。それほど今、グループと事務所は微妙な関係にあるようです。V6は今年でデビュー25周年を迎えましたが、岡田准一(40)が“俳優一本でやっていきたい”と、解散を切り出したこともあったといいます。
それでも、1人も欠けることなくここまで続けてくることができたのは、チーフマネジャーであるA氏の支えがあったからですよね」(前同)
10月4日の『文春オンライン』によると、A氏は「藤島ジュリー景子社長や他のグループに説明がつくか」ということを第一に考え、細かい部分まで調整するようなタイプのマネージャーだという。
「仕事を一つずつ細かく見てくるA氏の姿勢に、不満を募らせたのが三宅だったといいます。“もっと自由にセルフプロデュースしたい”と考え始めた三宅が主導する形で、メンバーからの同意を得て、今年8月にA氏をグループのマネジメントから外してしまった、と記事では伝えています。
記事によると、V6はメンバー主導で仕事内容や企画を決めていく、実質的な独立ポジションを獲得したといいます」(前出の女性誌記者)
V6とジャニーズ事務所はバチバチ
2019年7月にジャニー氏が亡くなり、今年9月にはメリー喜多川氏が名誉会長に就任。現在はジュリー氏と滝沢氏というツートップ体制に移行したジャニーズ事務所。その現状に将来への不安や危機感を覚えて、自分たちでセルフプロデュースしていきたいと考えるタレントが増えてきているとも『文春オンライン』では伝えている。
前出の芸能プロ関係者は、
「V6が今夏にA氏を外したのも、現在の体制や若返り戦略に強い不満を抱いたからなのかもしれません。ただ、一方のジャニーズ事務所サイドも独走するV6をよくは思っていないでしょう。だからこそ『カウコン』から外され、それを三宅が事後報告という形で知ることになった可能性もありますよね」
と話し、こう続ける。
「三宅がジャニーズ事務所の会員制サイト内のブログでそれを明らかにしたことからも、V6と事務所上層部が対立していることが感じられます。
三宅からしてみたら、“自由にやらせてもらう”というスタンスを確立し、“こういうことを書いても事務所からチェックを受けることはない”、という見通しで書いている。今、V6とジャニーズ事務所はバチバチと言える状態にあるのかもしれません」
今回の“カウコン外し”をきっかけに、V6もジャニーズ事務所から離れてしまうのだろうか――?