番組プロデューサーとの結婚を発表した『ニッチェ』近藤。考えてみると、『メイプル』安藤、『相席スタート』山崎ケイと“ぽっちゃり”女芸人の結婚ラッシュが止まらない! 彼女たちのモテ武勇伝とともに、男性に好かれる秘密に迫る。
ぽっちゃり女芸人はモテる
「結婚相談所でも、ぽっちゃり女性はちゃんと需要があってすごくモテています」
そう話すのは、恋愛コンサルタントで男女の関係を心理学の視点からも分析している山本早織さん。
「男性のほとんどが“モデルのようなスレンダーな体形の女性”を好んでいることは確かです。でも少数派ではありますが、ぽっちゃり好きは一定数いるんです」(山本さん、以下同)
最近、ぽっちゃり女芸人たちの結婚が相次いでいるが、
「彼女たちはモテますね。私は結婚する前、よく合コンに参加していましたが、その場に女芸人さんたちがいたら絶対勝てないなと(笑)」
例えば、先月に結婚を発表した『ニッチェ』近藤くみこ。近藤のお相手は、彼女が出演していたバラエティー番組のプロデューサーだというが、
「同じコミュニティーの中は恋愛に発展しやすいんです。なぜなら、表の顔と裏の顔を見せられるから。
近藤さんは芸人として大活躍していますが、タレントならではの悩みをひとつやふたつは必ず抱えているはず」
心の内の苦悩を打ち明けられた男性は、
「いつも明るく振る舞っていた彼女とのギャップに、グッときちゃうんです。
私の知り合いの女芸人さんも番組関係者と結婚しています」
近藤は、とある番組でモテエピソードを披露している。
《私のことがどうしてもタイプだと言う方がいたんですよ。「女性として素晴らしいですよね」とか「ぽっちゃりしている体形も好きです」とか、ずーっと30分くらい口説かれてた》
しかも、その男性は会社経営者だったという。近藤は学生時代やせていて正統派でモテていたという経験もあり、
「自分に自信があって、ぽっちゃりになった今でも“イイ女気取り”感を出すんですよ」(芸能関係者)
なっちゃんにお酒を作ってもらいたい
だが、そこにモテる秘密がある、と山本さん。
「もし美女が“私っていい女だから”という態度をしたら、男性は気おくれするだけ。でも、近藤さんのような安心感を与えるぽっちゃりボディの人が“いい女気取り”をすると、なんだかかわいく見えてくる。“ぽっちゃり”と“いい女”という組み合わせという、やはりギャップに男性が魅力を感じているのでは」
近藤は男性3人と飲んでいたとき、いちばん上の先輩から、こんなことを言われたという。
「カワええわ。俺は好きやな。何やったら上戸彩に見える」
近藤の“いい女気取り”には、そんな錯覚を起こす効果もあるようだ─。
昨年11月に結婚した『メイプル超合金』安藤なつも、モテっぷりが有名だ。安藤が千原せいじの経営する飲食店で働いていたときのこと。
「お客さんからとにかくモテモテでした。“なっちゃんしかダメ”という人もいたそうで、彼女がアルバイトをする日は売り上げが伸びたみたいです」(スポーツ紙記者)
なっちゃんとしゃべりたい、なっちゃんにお酒を作ってもらいたい、なっちゃんを見ていたい……。そんなお客さんで、カウンターがパンパンになっていたという。
そして最終的には、その中でもっともイケメンだった男性客と、交際することになったという。せいじは、テレビ番組でこう語っている。
《なっちゃんが出勤する時は絶対来てるっていう、すげぇ男前の、かわいい感じの男の子。小池徹平くんみたいな。社長で、起業して成功してる、その男と付き合いだした》
イケメンのお金持ちが安藤のような女性に惹かれることは多いと、山本さん。
「男前の社長さんのような社会的にずっとチヤホヤされてきた人たちは、自分たちのスペックに関係なく、はっきりと物事を言ってくれる人にコロッといっちゃうものなんです」
普段は王様のような扱いを受けているような人ほど、
「どっしり構えた安藤さんから“あんた、それは間違ってる!”なんてズバッと言われたら、新鮮でうれしくなっちゃうんだと思います」(山本さん、以下同)
恋愛の心理戦にも強い“ぽっちゃり女芸人”
放送作家の鈴木おさむも、元カノはモデルのような美女だったが結局、結婚相手にしたのは『森三中』大島美幸だった。
「男性はお金を持つと調子に乗るもの(笑)。それで、お金を使って美女たちとさんざん遊んだあげく“みんなお金目当てで自分には魅力がないんじゃないか”とか思い込んでしまう。
だから結婚相手だけは自分のことをちゃんと人間として扱ってくれる人を選びたがるんです。成功者“あるある”ですね」
安藤の趣味もモテ要素のひとつだ。
「安藤さんは、かなりのバイク好き。相方のカズレーザーさんをバイクの後ろに乗せて、移動していたこともあったとか」(前出・スポーツ紙記者)
クールな安藤に、叱られたい男性は多いのかも──。
『相席スタート』山崎ケイは“ちょうどいいブス”というキャッチフレーズを持つ。別名“酔ったらイケる女性”。彼女も10月に入籍を発表し、幸せをつかんでいる。とあるインタビューで、自身のモテる理由をこう語っている。
《もし仮に、私の写真を街行く男性に何も言わず見せてシンプルに「この女性、アリですか? ナシですか?」って聞いたら「ナシ」っていう人はたくさんいると思うんです。
でも「この人、“ちょうどいいブス”って言われてるんですけど、どう思います?」って聞くと「いや、別に全然いけますけどね」って人が増えると思うんです》
このコメントには、山本さんも納得!
「山崎さんは毒っけたっぷりに話されていますが、要は女性側に“ちょうどいいスキがある”と、男性に警戒心を持たれないということ」
男性側は傷つくのが怖く、「でも半分ふざけながら口説けば、ふられたとしても“あれは冗談だから”と逃げ道が作りやすいんです」(山本さん)
山崎のモテ技も、この心理を巧みに利用した手口だ。
「山崎さんは飲み会で狙った男性にまず“私、酔ったらイケるって言われるんです”と伝えるんです。すると、男性は笑いまじりで“何だよ、それー!”となりますよね」(芸能関係者)
ワンクッションを置いた後、
「“ちなみに、キスうますぎって言われたことあります”ってたたみかけるんです。そうすると、男性側が山崎さんを口説きやすくなるんだとか」(同・芸能関係者)
恋愛の心理戦にも強い“ぽっちゃり女芸人”に、勝てるオンナはいないのかも!?
1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。