《世界的に活躍できるグループになること。いろんな面で「初」がつくグループを目指していきたい》
《嵐さん以上の国民的アイドルにSnow Manがなります!》
《目標は、嵐さんのような国民的アイドルになること。全世代に愛されたいです》
2019年に『週刊朝日』(10月11日号)のインタビューで大きな目標を掲げていた、デビューが決まったばかりの『Snow Man』の面々。そして2020年1月22日、デビューを果たした彼らを待ち受けていたのはーー。
ジャニーズグループSnow Manメンバーの宮舘涼太が新型コロナウイルスに感染したことが、12月21日に発表された。これを受けて、予定していた同グループの『CDTVライブ! ライブ! クリスマス4時間SP』への出演が急遽、見合わせられることになった。
奇しくも同日は、ジャニーズの社会貢献プロジェクト『Smile Up! Project』が医療従事者支援活動として、日本看護協会に5億円を寄付したことを発表したばかりだった。
「ジャニーズが定期的に行っているPCR検査において陽性がわかり、宮舘が立ち入った関連施設の消毒作業が行われていると言います。現時点では、他のメンバー8人は同検査で陰性とのことですが、グループとして出演をやめたことからわかるように、これから発症する可能性も否定できません。
また、この時期は年末に向けた出演番組の打ち合わせや、リハが行われている最中。ジャニーズのHPでも《濃厚接触者の特定をはじめとする保健所のやりとりが完了していない状態》とあるように、メンバー全員が濃厚接触者に指定されるかもしれません」(スポーツ紙芸能デスク)
国内“第3波”とされるように、全国の新規感染者数は連日にわたって“過去最高”を記録し続けており、もはや誰もが感染しうる状況だ。当然ながら、陽性反応が出た宮舘を責めるのは酷というもの。
紅白初出場が大ピンチ
しかし、グループとして出演予定している、12月25日の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)。そして12月31日の初出場となる『第71回NHK紅白歌合戦』、同日深夜の『ジャニーズカウントダウン』(フジテレビ系)などの生放送番組に大きな影響を与えそうだ。
厚生労働省が定めた感染者の退院基準は「発症日から10日間経過し、かつ、症状軽快から72時間経過した場合」とある。また、無症状の場合は「検体採取日から10日間経過」に加えて、「検体採取日から6日間経過後、24時間以上の間隔をあけて2回のPCR検査陰性を確認した場合」と定められている。また、濃厚接触者に対しては「最終曝露日から14日間は健康状態に注意を払い、自宅待機する」とある。
事務所発表で「無症状」とされる宮舘は、仮に21日の発症であれば『Mステ』はNG、大晦日の出演もギリギリの判断になりそう。さらにメンバーがこれから発症、または濃厚接触者に指定された場合は、年内の活動が絶望的になる恐れもある。
コロナでデビュー年が台無しに
デビューを果たした2020年、彼らはつくづく運から見放されている。
前身グループから2012年に結成され、主に滝沢秀明の舞台でバックを務めてきたSnow Man。名付け親もタッキーだ。長らく下積み期間を経たあとに新メンバー3人を加えて、2020年1月にようやくデビューを勝ち取った9人。同時デビューした『SixTONES』との“合作”CDは、累計180万枚に迫る大ヒットを記録し、その勢いのまま3月にお披露目を迎えるはずだったーー。
「ところが、海外も含めたデビューコンサート公演が全て中止となった。言わずもがな、コロナ感染拡大の影響です。さらに“泣きっ面に蜂”とでも言いますか、4月にリーダーの岩本照が『フライデー』に未成年との飲酒を報じられて芸能活動自粛。コロナとは関係ありませんが、過去の失態を蒸し返された格好でした(苦笑)」(芸能リポーター)
それでも、10月に発売された2ndシングル『KISSIN' MY LIPS/Stories』は100万枚のミリオンセールスを達成し、10月22日から4日間、計9公演の“振り替え”デビューコンサートとなるライブ配信も完走。思うことも多々あったのだろう。メンバーらの多くが涙を見せる場面が印象的だった。
「2020年をもって活動休止となる『嵐』を継ぎ、“ポスト嵐”とも呼ばれるSnow Man。2021年の元旦に、冠番組が放送されることからも事務所からの期待の大きさがうかがえます。不運に見舞われた今年の最後に、なんとか感染者、濃厚接触者を出すことなく、多くの老若男女が視聴する国民的番組の紅白で“日の目”を見せてあげたい」(レコード会社関係者)
12月18日に放送されたフジテレビ系の密着番組『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME』出演した9人。宮舘はデビューコンサートが中止になったことに対し、熱い思いを語っていた。
《今までいろんな経験を経て、いろいろな辛いことも乗り越えてきたSnow Manだからこそ、もう1枚分厚い壁がやってきた。そこを打ち壊せないようじゃ、今後も負けてしまう気がする》
今一度、壁を打ち壊してほしい。