料理する女性

 クレジットカードの作成には審査が必要となっており、収入がない専業主婦では審査に通過できないか心配な方もいらっしゃるでしょう。

 実は専業主婦でもクレジットカードの審査通過は難しくなく、むしろ配偶者に安定収入がある専業主婦は、審査において有利となるカード会社も少なくありません。

 専業主婦の方でも家族カードではなく本人名義のクレジットカードを作ることで、自分名義の銀行口座からの引き落としが可能となるなど、お金のやり繰りの幅が広がります。

 また、本会員カード限定の充実した特典やメリットを受けることが可能となります。

 収入のない専業主婦がクレジットカードの審査に通過する方法、おすすめのクレジットカードについて解説します。

目次
1. 専業主婦はゴールドカードは持てる?そもそも審査に通過するの?
 専業主婦がゴールドカードを申し込む際のポイント
 専業主婦と家事手伝いは相違
 専業主婦の方がパート・アルバイトより審査で有利なケースが存在
 専業主婦がクレジットカードの審査通過の可能性を上げる方法
 専業主婦の方が審査に落ちてしまうケース
2. 専業主婦でも自分名義のクレジットカードを作るべき理由
 専業主婦向けのカードには女性向けの特典が充実したカードがおすすめ
3. 専業主婦におすすめのクレジットカード5選
 JCB CARD W PLUS L
 リクルートカード
 イオンカードセレクト
 セブンカード・プラス
 エポスカード(主婦のゴールドカードにオススメ)
4. 専業主婦におすすめのクレジットカードまとめ

専業主婦はゴールドカードは持てる?そもそも審査に通過するの?

 結論から申し上げますと、収入が0円の専業主婦の方でも、本会員としてクレジットカードを作ることが問題なく可能です。

 クレジットカードの審査では、年収・職業などで支払い能力を審査されるので、自身は無収入の専業主婦の方はクレジットカード審査には通過できないイメージも浮かぶかもしれません。

 しかし、専業主婦の場合は配偶者の年収を含めた「世帯収入」が審査対象となるので、旦那さんに収入があれば、クレジットカードの審査に問題は生じません。

 ただし、プラチナカードや一部ゴールドカードは「本人に安定収入が必要」となっているカードもあり、この場合は専業主婦の方は審査に通過しないことが多いですが、 場合によってはゴールドカードを持つことが可能です。

 専業主婦でも作成可能なクレジットカードを選ぶ場合、申込資格に注目しましょう。

 対象が「高校生を除く18歳以上で電話連絡が可能な方」「20歳以上の方(学生は除く)」などという場合、申し込んだ本人に収入がなくても通過可能なケースが多くなっています。

 クレジットカードの申込画面の職業欄に「専業主婦」という選択肢があれば、通過する可能性が拡大します。

 配偶者の年収を含んだ世帯収入が審査の主な対象となり、本人の年収がなくても審査に通過する審査基準となっています。

 他方、「本人に継続安定収入」という条件がある場合、専業主婦では審査通過が難しいです。ただし、「安定継続収入」と書かれており、「本人」という言葉がない場合、配偶者などに安定した継続収入があれば通過する可能性があります。

専業主婦がゴールドカードを申し込む際のポイント

ポイント1. クレジットヒストリー

 ゴールドカードの審査基準として、クレジットヒストリー(過去の延滞・滞納など)に問題があるとゴールドカードの審査に落ちてしまう可能性が高いです。

 逆に過去の利用履歴に問題がなければゴールドカードを持てる可能性が上がります。ただ、配偶者のクレジットヒストリーもチェックされるため、事前に確認すると良いでしょう。

ポイント2. 世帯収入

 クレジットカードの審査では支払い能力が判断の一つとなるため、収入がゼロの専業主婦の場合、世帯収入が審査のポイントとなります。

 つまり、主婦がゴールドカードを申し込む際の審査基準は配偶者の収入が判断基準となり、本人の収入がゼロでも世帯収入として継続的かつ安定的な収入があれば審査に通る可能性があります。

専業主婦と家事手伝いは相違

家族で料理を作るシーン

 専業主婦と似た職業として「家事手伝い」があります。独身の方で親などと同居して、家事を手伝っている方です。

 両親と生計が同一の家事手伝いの場合、同一世帯に収入がある点では専業主婦と同じです。

 とはいえ、クレジットカードの審査においては対応が違ってくるケースがあり、家事手伝いは無職と判断されて、審査落ちになってしまうこともある点に注意が必要です。

 専業主婦、学生の方の場合は、本人の収入は問題ではなく、むしろ配偶者や両親による収入を審査されるわけであり、家事手伝いでもその傾向はあるようです。

 しかし、成人した家事手伝いの方の場合、クレジットカード会社によっては厳しめの判断を行うケースもあります。

 専業主婦の方の場合、世帯収入を入力することで申し込めるカードが多く、自分名義のクレジットカードを持つことが可能です。

専業主婦の方がパート・アルバイトより審査で有利なケースが存在

 収入のない専業主婦の方が、収入があるパート・アルバイトよりも審査に有利なケースも存在しています。

 例えば、高級カードの筆頭であるアメリカン・エキスプレス(アメックス)の申込資格では、パート・アルバイトは不可とっており、正社員もしくは個人事業主・企業経営者でなければなりません。

 しかし、配偶者に収入がある専業主婦の場合、問題なく審査に通過します。

 パート主婦の場合、専業主婦として申告し世帯収入で申し込んだ方が、実はアメックスカードの審査通過率は高くなります。

専業主婦がクレジットカードの審査通過の可能性を上げる方法

 専業主婦は配偶者の方の収入で判断されるため、クレジットカードの審査では不利になる属性ではありません。

 ただし、不安という方もいらっしゃるでしょう。クレジットカードの審査通過の可能性を上げるコツがあります。

・キャッシング枠は0円で申込み
・配偶者の信用情報に注意
・申込み時には多重申込みに注意

 クレジットカードの審査では、ショッピング枠・キャッシング枠が別に審査されて、キャッシング枠を希望した方が審査の難易度が上昇します。

 キャッシング枠は0円で申込みをする方が、クレジットカードの審査通過の可能性を上げられます。

 また、配偶者の方との世帯収入が審査の基準になるので、配偶者の信用情報に事故情報があると審査に悪影響が及びます。たとえば、配偶者の方がお使いのクレジットカードで支払いの延滞がある場合、携帯電話の割賦料金を遅延している場合など、信用情報に問題がある場合の審査通過は難しくなってきます。

 クレジットカードの申込みは月2枚程度にとどめておき、多重申込みにならないように気をつけましょう。短期間に何度もクレジットカードに申し込むと、「申し込みブラック」という状況に陥り、審査に悪影響です。

専業主婦の方が審査に落ちてしまうケース

 専業主婦の方が自分名義でクレジットカードを申し込む場合、配偶者の信用情報に問題がなくても審査に落ちてしまうケースが存在しています。

 ありがちな事例としては、スマホ代金の未納で、個人信用情報機関に支払い遅延の事故情報が登録記載されていることです。

 近年では高額になり、10万円を超えることもあるスマートフォンの端末料金を、携帯電話料金と合わせて分割払いすることも多くなっています。

 スマホの端末料金の支払いをずっと行わなかった場合、個人信用情報機関に記録が残るので注意しましょう。

専業主婦でも自分名義のクレジットカードを作るべき理由

 専業主婦の方の場合、無料あるいはリーズナブルな年会費の家族カードで充分という方が多いかもしれません。

 しかし、専業主婦でも家族カードではなく、自分名義のクレジットカードを作成すると、多様なメリットを享受できます。

・入会キャンペーンで超おトク
・利用限度額が圧迫されない
・家族カードよりも付帯サービスが充実

 お得な入会キャンペーンを開催しているクレジットカードが多いですが、家族カードの発行はキャンペーンの対象外となります。

 しかし、夫婦でそれぞれ本会員カードを作成すると、入会キャンペーンの特典を2度にわたって獲得できます。例えば、5,000円相当のキャンペーンの場合、2倍の10,000円相当をゲットできます。

 また、利用限度額が拡大するのも利点です。家族カードの場合、1枚のクレジットカードの限度額を家族で分け合う形式となるので、自分名義のカードを作成することで、より幅広い限度額を利用できます。

 家族カードでは、付帯特典・保険の内容が本会員カードより見劣るケースが多々ありますが、本カードを作成するとカードのポテンシャルを最大限に活用できます。

専業主婦向けのカードには女性向けの特典が充実したカードがおすすめ

 クレジットカードには女性向けの特典に特化した、女性向けカードが発行されています。主にこちらのような優れた特徴があります。

・日常で使うことが多いスーパーでお得な優待特典
・女性特有の付帯保険
・女性向けの優待特典
・可愛いデザイン

専業主婦におすすめのクレジットカード5選

 専業主婦でも自分名義の本会員カードを作成することは容易です。

 女性向けの特典が充実したクレジットカードも数多く発行されており、幅広い選択肢の中から、ニーズに応じてお得なカードを選ぶことが可能となっています。

 特に専業主婦の方におすすめのクレジットカードを厳選してご紹介します。

エポスカード(主婦のゴールドカードにオススメ)

今年デザインを一新したエポスカード

 マルイをよく使う方にオススメの年会費無料カードは、エポスカード(EPOS CARD)です。

「マルコとマルオの◯日間」というセールで、このカードで決済すると丸井で10%割引となります。

 エポスカード会員限定のプライベートセールへの招待状も届きます。エポスカードウィークスという優待・割引が充実する期間もあります。

 エポスカードには10,000店以上の店舗での優待特典・割引、海外旅行傷害保険の自動付帯など多様な利点があります。

 年会費は無条件で無料です。インターネットショッピング専用で、ショッピングのたびに利用可能額を設定できる安心な『エポスバーチャルカード』を発行することもできます。

 エポスカードをメインカードとしてガンガン使っていくと、エポスゴールドカードやエポスプラチナカードへのインビテーションが届くのも利点。

 インビテーションが届いた場合は、エポスゴールドカードの年会費は永年無料です。なんと無料でゴールドカードを保有できます。

エポスゴールドカード

 特典も充実しており、ゴールドカードとしては非常にコストパフォーマンスが高いカードです。

 年会費無料のゴールドカードは稀有であり、質実剛健なハイ・クオリティー・カードです。空港ラウンジを無料で使えるクレジットカードのひとつです。

 ポイント交換案内サービス『ポイ探』を運営する株式会社ポイ探の代表取締役で数々のメディアでクレジットカードについて発信してきた“クレジットカード界のレジェンド”菊地崇仁さんも、おすすめのゴールドカードとしてエポスゴールドカードを挙げていらっしゃいました。

 エポスカードは丸井でもそれ以外でも、豊富な特典が満載のハイ・クオリティー・カードです。生活を豊かに彩ることが可能になります。

エポスカードについて詳しく知りたい方は、次の記事をチェックしてください。

エポスカードの詳細はこちら

JCB CARD W PLUS L

JCB CARD W plus L

 JCB CARD W PLUS Lは、カード本体の年会費だけではなく、ETCカードの年会費も無条件で無料です。

 高校生を除く18〜39歳までの方が申し込めて、通常のJCBカードのポイント2倍となっており、1.0%還元でお得にポイントを貯められます。

 JCB CARD W PLUS Lでは、女性のための選べる補償「お守リンダ」を利用でき、女性特有のがんや犯罪被害などに備える付帯保険を追加できます。

 また、女性のキレイを応援するメールマガジン「MyJCB Express News for LINDA」では、女性向けの店舗・優待・プレゼントなどの情報を受け取れます。

 JCB CARD W PLUS Lは、若年層限定の女性向けクレジットカードであり、コストパフォーマンスは幾多のJCBカードの中でも抜群に良好です。

 貯めたポイントは、nanacoギフト・JCBギフトカード・JCB PREMOなど共通ポイント・ギフトカードの他、ディズニーリゾートやUSJのパークチケットにも交換できます。

 クレジットカード利用で貯めたポイントを使って、家族旅行に行くなんて使い道もできるわけです。その他、AmazonではOki Dokiポイント(JCBカードの利用で付くポイント)1ポイント=3.5円と通常よりおトクなレートでお買い物に使うことも可能です。

JCB CARD W PLUS Lに申し込む

リクルートカード

リクルートカード

 リクルートカードは年会費無料のクレジットカードで、『リクルートポイント』が貯まるのですが、1.2%という高い還元率になっています。

 モバイルSuicaなどいくつかの電子マネーへのチャージも満額のポイントが付与されます(月額の制限あり)。

 Visa・Mastercardブランドを選べば楽天Edyへのチャージもポイント還元率も1.2%で、Edyチャージでの還元率は日本一となっています。

 リクルートポイントはじゃらん、ホットペッパーグルメ、ポンパレモール、ホットペッパービューティーなどのリクルートのサービスで利用できますし、リクルートポイントはPontaポイントに1ポイント単位で細かく交換できます。

 Pontaポイントはローソン、ケンタッキー、GEO、シェル、ビックカメラ、コジマ、ピザハット、ライフなどの加盟店で1ポイント1円で使える利便性の高いポイントです。

 Pontaは普通に使うと1ポイント1円ですが、ローソンの「Loppiお試し引換券」を使うと、お茶、お酒、コーヒー、お惣菜、ヨーグルト、お菓子、カップ麺などの多様な商品と交換できます。

 この交換レートが激烈にお得となっており、Pontaポイント1ポイントで1.5〜3円相当の商品と交換できます。

 特に酒類が充実しているので、お酒を飲む方にとってPontaポイントは驚異的にお得なポイントです。

 リクルートカードは数千円相当のリクルートポイントを得られるお得な入会キャンペーンも魅力的です。

リクルートカードのお申し込みはこちら

イオンカードセレクト

イオンカードセレクト

 イオンをよく使う専業主婦の方には、イオンで5%割引、電子マネーWAONへのクレジットカード・チャージでのポイント付与などの特典があるイオンカードセレクトも、おすすめのクレジットカードです。

 年会費・ETCカードは無条件で無料となっており、サブカードとして活用するのも有効です。

 通常デザインの他にディズニーデザインがあり、カード右上にミッキーマウスがあるオシャレなデザイン。ディズニーファンにとっても嬉しいクレジットカードです。

・毎月20日と30日は全国のイオンで5%オフ
・毎月10日はポイント5倍還元
・WAONのオートチャージでポイントを獲得可能

 イオンでお買い物する機会のある専業主婦の方には、イオンカードセレクトが非常にお得です。

 毎月20日・30日は全国のイオンで5%オフの特典をうけることが可能となっており、空前の低金利の時代には圧巻の還元を誇っています。

 通常還元率は0.5%と低めですが、イオングループではいつでもポイント2倍で1.0%還元です。また、毎月10日はイオンでのカード利用がポイント5倍(対象店のみ。専門店など、一部実施していない店舗もあり)となるなど、ポイントをお得に貯められる特典が豊富です。

 イオンカードセレクトは、イオングループ等で使える電子マネー・WAONにオートチャージして、ポイントを得られるクレジットカードです。

 カード利用で貯まるときめきポイントは、WAONオートチャージにも利用できるので、クレジットカード+電子マネーWAONの相乗効果を発揮して、お得なキャッシュレス決済が可能になります。

イオンカードセレクトのお申し込みはこちら

セブンカード・プラス

 セブンカード・プラスは年会費が無条件で無料となっており、セブンイレブン、イトーヨーカドー、その他セブン&アイグループでお得なクレジットカードです。

 nanacoチャージ用のクレジットカードとして唯一登録できるオンリー・ワンの存在であり、0.5%のポイント(200円ごとに1ポイント)を獲得可能。

 セブンイレブン、イトーヨーカドーなどのレジでのオートチャージ方式にすることもできます。

 セブンイレブン、イトーヨーカドー、デニーズ、西武百貨店、などでは還元率1.0%、さらに「セブンマイルプログラム」に会員登録すると還元率0.5%でマイルが付与され、計1.5%の高還元率になります。

 QUOカードが使えるセブンイレブンでは、以下のステップでゲットしたクオカードで支払うとお得になります。

1.セブンカード・プラスでnanacoにチャージ
2.セブンイレブンにてnanacoでクオカードを購入

 クオカードは額面1万円のタイプを購入すると10,180円の残高のカードがもらえるので、1.8%おトクになります。

 セブンイレブンではnanaco払いでクオカードを購入できるので、セブンカード・プラスでnanacoチャージし、そのnanacoでセブンイレブンにて1万円のクオカードを買うと、1.8%+0.5%で合計2.3%も得します。

 更にセブンマイルプログラムを活用すると0.5%のマイル(nanacoポイントに交換可能)も上乗せされるので、合計還元率は2.8%にアップします!

 イトーヨーカドーでは、8日・18日・28日に5%割引が適用されて、パワフルな還元を受けられます。

セブンカードプラスのお申し込みはこちら

専業主婦におすすめのクレジットカードまとめ

 専業主婦でもカード申し込みの際に世帯収入を入力することで、自分名義のクレジットカードを作成可能です。

・多くのクレジットカードにて専業主婦は審査に不利ではない(一部プラチナカード等は本人に安定収入が必要な場合あり)
・本会員カードは家族カードよりも機能・限度額が充実している傾向
・女性向けの特典の付いたカードも豊富

 専業主婦は配偶者の方の収入でクレジットカードの審査を受けられるので、自分に収入がなくてもクレジットカードの審査で不利にはならないカードが多いです。

 家族カードではなく自分名義の本会員カードに入会することで、家族カードよりも充実したメリットを享受できます。何より女性向け特典の充実したカードを新たに選べますし、家族カードは家族で限度額をシェアする形なのに比べ、自分名義なら新たな限度額がゲットできるのです。

 最後におすすめのクレジットカードを再掲します。

・JCB CARD W PLUS L
・リクルートカード
・イオンカードセレクト
・セブンカード・プラス
・エポスカード