1月14日に放送された嵐の相葉雅紀がMCを務めるバラエティー番組『VS魂』(フジテレビ系)に、二宮和也が出演した。
「相葉さんは1月3日に放送された新春スペシャルの生放送を終えた後、体調を崩し、14日と21日放送分の収録を欠席しました。この日は、二宮さんが代わりにMCを務めたんです。番組では、家で休んでいる相葉さんと二宮さんが電話で話し、相葉さんをイジるなど、“嵐らしい”やりとりで場を盛り上げていましたよ」(スポーツ紙記者)
番組では終始笑顔を見せていた二宮だが、プライベートでもうれしいことがあった。
「1月14日に発売された『女性セブン』で、'19年11月に結婚した元フリーアナウンサーのAさんとの間に子どもを授かったことが報じられました。昨年の夏ごろに妊娠が発覚し、現在は安定期に入り、今年の春ごろに出産予定だといいます」(同・スポーツ紙記者)
“温かい家庭を持ちたい”という思い
幸せをつかんだふたりだが、現在に至るまでの道のりは平坦なものではなかった。
「交際していたことが報じられると、二宮さんのファンがネット上でAさんを心ない言葉でバッシングしました。結婚後も、そうした批判の声はおさまらず、二宮さんは内心、心を痛めていたと思いますよ」(同・スポーツ紙記者)
二宮が心配していたのは、ファンからのバッシングだけではなかった。
「結婚した当時、Aさんは38歳で自然妊娠が難しくなる年齢でした。Aさんは以前から“子どもが欲しい”と話していたので、彼女の身体のことを考えて、できるだけ早いうちに子どもをつくろうと考えていたようです」(芸能プロ関係者)
かつてのバラエティー番組では、“子どもは人間の個体として見てる”など、ドライに聞こえる発言が多いが、実は誰よりも家庭を持つことに憧れを抱いていた。
「二宮さんのお父さんは職場が家から遠かったため、単身赴任をしていました。その仕事も忙しかったせいか、お盆やお正月にしか帰ってこなかったそうです。幼いころは、家にお父さんがいなくて、寂しい思いをすることが多かったみたいですよ」(同・芸能プロ関係者)
嵐としてデビューすると、二宮も家で過ごす時間が少なくなった。
「帰るのが夜中になることもあり、家族の団欒をあまり経験することがなかったようです。そんな境遇で育ったからこそ、彼は人一倍“温かい家庭を持ちたい”という思いが強いんですよ」(同・芸能プロ関係者)
そんな二宮の思いが叶い、新しい命を授かることができた。そのことがよほどうれしかったのか、迎え入れる準備もかなり早い段階からしていたようだ。昨年の秋、都内の百貨店では、こんな微笑ましい姿が目撃されている。
ベビー用品売り場で……
「ベビー用品売り場で、二宮さんを見かけたんです。隣には女性がいたので、今思えばあの人が奥さんだったのかもしれません。誰かにあげるプレゼントを見に来ているのかなって思ったんですけど、ベビーカーを見ていたので、さすがにベビーカーはプレゼントしないよなって……」(居合わせた客)
熱心に商品を見て回るうちに、目にとまるものがあったようだ。
「最終的に、ドイツのメーカーが販売している7万円近いベビーカーを買っていましたよ。そのメーカーは良質なチャイルドシートを作ることでも有名で“世界で最も安全なカーシート”と形容されるほど。そういった安全性や機能性に惹かれたのかもしれません。二宮さんも実際に手に取って使い心地を確かめるなどかなり気に入った様子でしたよ」(同・居合わせた客)
“温かい家庭”に近づいていることを実感し、幸せを噛みしめることも増えているのだろう。ただ、そんなときに、二宮の頭の中には“400日前の約束”が駆け巡っていた。
「結婚を発表したときに、直筆のファックスで《この決断が後に、良かったと言ってもらえる様に、頑張りたいと思います》と書いていました。当時、嵐は20周年ツアーの最中だったため、ショックを受けたファンも多かった。そんな反応を見て、“もう2度とファンを悲しませることはしない”と決めたのでしょう」(テレビ局関係者)
新しい命を授かったことはおめでたいこと、二宮もたくさんの人に報告したかったはず。ただ、昨年は嵐が活動休止する前のラストイヤーという重要な年。“約束”を破るわけにはいかなかった。
「嵐のメンバーやプライベートでも親交のある西島秀俊さんや吉永小百合さんなど、ごく限られた人たちにしか伝えなかったそうです。ただでさえ、昨年は新型コロナウイルスの影響で、多くのイベントが中止になって、ファンをやきもきさせていた。そんなときに、自分のことでファンたちの気持ちをかき乱したくなかったのでしょう」(同・テレビ局関係者)
実際、仕事先でも、私生活で大きな変化があったことを感じさせないよう振る舞っていたという。
「仲のいいスタッフや仕事で共演したタレントとプライベートの話になったときも、二宮さんはあまり会話に加わらなかったですね。些細なことから、発覚しないよう細心の注意を払っていたのでは」(同・テレビ局関係者)
今春にはパパになる二宮。子どもが生まれることで、彼の仕事に何か変化はあるのだろうか。芸能ジャーナリストの佐々木博之氏に話を聞いた。
「俳優業で演じる役柄が大幅に変わることはないでしょう。ただ、父親としての自覚が芽生えると思います。一般的に、子どもができたら“もっと仕事を頑張ろう”と考えますから。ただオファーされた仕事を受けるのではなく、積極的にやりたい仕事が出てくると思いますよ」
かねてから待ち望んでいた幸せを手にした二宮の心の中には、きれいな“虹”がかかっていることだろう!