「1月15日に予定されていた新年行事『歌会始の儀』は、新型コロナの感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令された影響で延期となりました。
宮内庁としては、新年行事という性格上、3月中までには開催したいと考えています」(皇室担当記者)
皇室の方々がしたためられた和歌の公表も先延ばしになったが、眞子さまの和歌には今回も注目が集まっていた。
「昨年の眞子さまは《望月に月の兎が棲まふかと 思ふ心を持ちつぎゆかな》という和歌を詠まれました。
31文字の中で2回使われた“月”という言葉に対して“小室圭さんを意識された歌では”と話題を呼んだのです。
というのも'17年9月に行われたおふたりの婚約内定会見で、小室さんは“夜空の月を見つけたとき、うれしくて思わず眞子さまに電話をした”というエピソードを披露していたからです」(同・前)
皇室関係者からは「再び小室さんを彷彿とさせる歌を詠まれるのでは」という声が上がっていたのだ。
おふたりの結婚は既定路線だといわれるが、変わらず“障壁”も存在する。
眞子さま、今秋結婚予定なら3〜4月に事態が動くか
昨年12月の宮内庁の定例会見で、トップである西村泰彦長官が、小室家が抱えている金銭トラブルについて「説明責任を果たすべき方が、果たしていくことが極めて重要」だと発言し、小室さん側に“最後通牒”を出した形に。
「小室さんが受験する弁護士試験の合否が出る今秋に結婚予定であれば、3月までの『歌会始』が終了した直後、小室さん側が会見でトラブルに関する説明を行う可能性が高い。
なぜなら、仮に11月に結婚される場合、一般の結納にあたる『納采の儀』などの結婚関連の行事を行うことを考えると、日程的に4月ごろには宮内庁がそれらの予定を発表しなければ間に合わないからです」(宮内庁関係者)
実際、小室さん側は“何らかの対応”を考えているよう。
「小室さん親子の代理人を務める上芝直史弁護士は12月上旬、宮内庁で西村長官と面会しました。その後、報道各社向けに、金銭トラブルについての説明機会を設けることの検討を始めたそうです。
いろいろな事情を考えると、緊急事態宣言が解除され、『歌会始』で皇室の新年行事が一段落する4月ごろが、小室さん側が動くのに適切な時期なのでは」(同・前)
会見が行われた場合、NY州にいる小室さんも対応することが望ましいが……。
「秋篠宮ご夫妻や国民に対して誠意を見せるという意味でも、小室さん本人が矢面に立ち、時間や質問数も無制限で行う形が好ましいですが、現状その予定はないようです。
弁護士試験が今夏に控えていますし、何よりも、秋篠宮さまが何度も“相応の対応”を求められているのにもかかわらず、文書を1度公表しただけの小室さんが動くとは思えない。今後の対応も引き続き、弁護士に任せきりになるのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)
眞子さまのご結婚問題は小室さんだけではなく、秋篠宮家への批判につながり、皇室全体にも及びつつある。
初孫である眞子さまを可愛がられていた上皇后さまも、さぞ心配されているだろう。
「美智子さまは現状、結婚問題は秋篠宮家にすべて任せて静観されています。
ただ、眞子さまの置かれた状況や、ご健康について、とても気にされている。
美智子さまは以前、秋篠宮家のお子様方では中学2年生の眞子さまだけを、満州からの引き揚げ者が開墾した栃木県那須町の『千振開拓地』に連れて行かれ、初期に入植した戦争体験者と交流させたのです。
お誕生日の会見でも、このエピソードを披露されており、いかに可愛がられていたかがわかります」(上皇職関係者)
やはり存在感の大きい上皇后美智子さま、現在は……
美智子さまは現在、東京都港区にある『仙洞仮御所』で、上皇さまと過ごされている。
「毎日、朝食前と夕方の2回、敷地内を30分ほど散歩されるのが日課。また、各界の方からの本や作品にも目を通されています。先日は、昭和時代から交流があり、『薬師寺』や『法隆寺』の宮大工であった西岡常一さんが手がけた伝統建築が『国連教育科学文化機関(ユネスコ)』の無形文化遺産になったことを大変喜ばれていました」(同・前)
上皇さまの“ライフワーク”も佳境に差しかかっていると、この関係者が続ける。
「皇太子時代からハゼの研究を続けている上皇さまですが退位後は多いときで週に2~3回も皇居内の『生物学研究所』に通われていました。
現在、取り組まれている研究で南日本に生息する『オキナワハゼ属』の“新種”を見つけられたそうで、関連する論文が完成間近なんだとか」
この研究論文が一段落すると、美智子さまに心の余裕が生まれるという。
「上皇后さまが過ごす時間の多くは、ご高齢の上皇さまに不自由がないようにお支えすることに費やされ、“それが自分の役目”だと常々お考えです。それだけに、上皇さまが注力する研究が落ち着けば、上皇后さまの肩の荷も下りることでしょう」(同・前)
そういった事情から前出の宮内庁関係者は「今後、眞子さまのご結婚問題に関わってくる可能性がある」と話す。
「'17年5月に眞子さまとの婚約内定報道があった翌日、勤務先で急きょ囲み会見を行った小室さんは、その日の朝の眞子さまとの電話内容を笑顔で明かしたのです。しかし“皇族との会話を簡単に報道陣に話すのは好ましくない”と、美智子さまは心配を募らせていたといいます」
今まで「意見」されることのなかった美智子さまだが……
美智子さまの不安は的中し、'17年末に『週刊女性』が小室家の金銭トラブルをスクープ。直後から秋篠宮ご夫妻や眞子さまと何度も対面されている。
「婚約延期が発表されるまでの約1か月間で、美智子さまは、秋篠宮ご夫妻と眞子さまと合わせて、極秘に5回以上お会いされています。
紀子さまと眞子さまだけで皇居に参内されたこともありましたが、これは異例のこと。
美智子さまは状況を重く見ていたようですが、意見をされることはなかったそうです」(秋篠宮家関係者)
婚約延期から約3年が経過したにもかかわらず、小室さんが誠意ある対応をとらない状況に、秋篠宮家にアドバイスをしてこなかった美智子さまは忸怩たるお気持ちを抱かれているようで……。
「小室さん問題は『平成』時代に上皇さまと築かれてきた皇室の尊厳を崩しかねません。
今夏に弁護士試験を終えた小室さんが帰国するのであれば、その前に国民からの理解を得るための行動をとるべきですし、美智子さまは“ケジメをつけてほしい”と、お感じになっているそうです。
結婚問題の節目となる今年、近いうちに秋篠宮さまや眞子さまを通じて、小室さんに今後の行動を“指南”される可能性は十分あると思います」(同・前)
愛する初孫のため、美智子さまからの“最終勧告”が飛び出す日が近づいている。