加藤紗里としげるちゃん

『しげログ』は商品プロデューサーとして活躍し、海外のファッション・流行などをナビゲートしているしげるちゃんが毎回「会いたい人」と「好きなお店」で対談! ゲストの“素”を引き出しちゃいます。第12回目のゲストはタレントの加藤紗里さん。“炎上クイーン”の知られざる素顔に迫ります……!(前編からの続き)

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しげるちゃん(以下/しげる)「しげるも少しずつ、加藤紗里っていう人間が見えてきたような気がします。そこでちょっとお伺いしたいんですけど……。今の紗里ちゃんの恋愛事情ってどうなってるのかな?」

加藤紗里(以下/紗里)「え、それ今、触れちゃいます!?」

しげる「ダメですか?」

紗里「どうでしょう……どこまで言っていいのか……」

――(編集部)報道では、昨年逮捕された元詐欺グループの主犯格の男性と交際していけれど、破局したと噂されている件についてです。真偽も含め、加藤さんの言葉で、この件について語っていただきたく……。

紗里「(熟考して)。はい。私は元詐欺師と交際していました。彼の更生を見守っているとうよりは、その報道にありますように、娘のことを本当にすごく大切に考えてくれるという面が私にとっては大きかったんです。もちろん被害者の方がいらっしゃるので、その方々には大変申し訳なく思いました。でも、彼は娘の良いお父さんになるとも感じていました。娘にとって大事な人であるなら、それは紗里にとっては大事な人。交際中はそう思っていました

 

――(編集部)なるほど。これまではお金を重視してきた加藤さんですが、現在は娘さんにとっていかに大事な人であるか……という点を重視されていたわけですね。

紗里「はい。でも今後はたとえ交際をしても、娘にカレを会わせることはやめようって思っています。今回のこともそうですが、恋ってどうなるか分からない。続くかもしれないし、また別れが訪れるかもしれない。その度に“新しいパパだよ”とコロコロと違う男性を紹介するのって、娘にとってどうなの? と思い至りました。

 娘はまだ9カ月ですが、そろそろ認識もするようになるし、記憶に残ってしまうかもしれない。つき合った、でも別れた、また違う男性になった、ってなったら娘を振り回してしまうことになる。だから結婚しない限りは、会わせないようにします

しげる「今後、再婚という選択肢は考えたりするの?」

 

紗里「報道で“恋多き女性”と書かれましたが、確かに、私は恋が多すぎて申し訳ないんですけど、今はデートしている男性が5人ぐらいいます(笑)。実は私、もう一人、子どもが欲しくて。もう一人、産みたいんですよ。できれば男の子を。兄弟がいるほうが娘にとっていいかな、と思って。

 だから多分ですけど、子どもができたときに、私はその人と再婚すると思います。私と同じぐらい娘を大事にしてくれる人じゃないと辛いのですごく難しいんですけどね……。絶対に娘だけは傷つけたくない。子どもを私の恋に巻き込みたくない。とにかく娘が大事なんです。自分の命よりも……

しげる「そっか。紗里ちゃんは娘さんのことが本当に大好きなんだね」

紗里「以前は“大”がつくほどの子ども嫌いでしたよ。飛行機に子どもが乗り合わせただけですごく嫌でしたし、自分が娘を産む時も“そんな私なのに子どもを持って良いのか”と不安になってたぐらい。なのに今は子どもが大好きになったんです。もう一人欲しいって思うぐらい。本当に不思議ですね、人間って」

普通の人じゃ耐えられないと思う

しげる「じゃあさ、今度はどんな交際……結婚生活を送りたい? 理想の家庭像なんかもあるのかな」

紗里 「元々、私は専業主婦を希望していました。でも結婚して気づいてしまったんです。私は、働きたい女なんだと。今でも本当は、専業主婦に幸せを感じます。インスタグラムなどで、“朝ごはんを作った”“夫を送り出して、これかから家事をする私は大忙し”みたいな投稿があるじゃないですか。あれを見ると本当に羨ましくなります。でも、私は性格的に家庭におさまっていられる女ではなかった。

 だから結婚しても働いていたいし、それを理解してくれる男性と、子どもたちを大切にできる環境を整えながら共働きの家庭を築きたい。──ただ、すごく稼いでくれる男性と再婚できたら、やっぱりまた専業主婦がいいと思い始めるかもしれません。人生、何が起きるか分かりませんから」

 

しげる「ちょっと答えずらい質問をしてゴメンね。もし、これが20年くらい前の芸能界だったら、狩野英考さんキッカケとかでは、紗里ちゃんは芸能界に入れてなかったかもしれないし、事務所にも所属していなかったかもしれないし……」

紗里「あ~……」

しげる「でも今は、ネットが発達して、我々にSNSが普及したことで、いろんな人が
発信者となる時代になり、1人1人がメディアという立場にもなって、“ネット炎上”という言葉が出来た。それで大きなバッシングが起きる時代なんだって最近の哀しいニュースを見ると思います」

紗里「そうですね。私ぐらい叩かれたら普通の人はもう耐えられないと思う。紗里ぐらい叩かれて耐えられる人がいるんなら見てみたい。……紗里も誹謗中傷で自殺を考えたことは何度もあります。知人から“インスタのコメント欄を閉鎖したら?”とも勧められましたが、でも加藤紗里というキャラからしたら、閉鎖することは“逃げだ”と思うんです。だから私は絶対に閉鎖しません。それはもう私の意地ですね

アンジャッシュ渡部の不倫問題は……

 

しげる「昔の芸能界って、『芸能事務所』という大きな柱があって、10代くらいからアイドルが大人や会社に守られたなかでデビューをしていくかたちだったよね。そもそもネットやSNSがない時代はスカウトや応募という自分自身の“意志や覚悟”も、そこに存在していた訳で……。『ポッと出でスターが誕生』なんて有り得ないと思っていたけど、今は有り得る世界! 例えば、紗里ちゃんみたいなカタチで予期せぬ登場で有名になっちゃうと、まだ“心の準備”や“覚悟”が出来ていなければ大変な世界だなって思う」

――(編集部)“叩かれる”という面でもう一つ、質問させてください。昨年はアンジャッシュ渡部さんが不倫問題でとても叩かれています。この件について、加藤さんなら渡部さんの叩かれているお気持ちも分かるのではないかと思い、意見を伺いたいのですが。

紗里「そうですね……。でも、そもそも渡部さんって、世間に対して何か悪いことをしましたか? だから世間に対しては謝らなくても良いと思うんですよ。あの謝罪会見はいらなかったと思いますね。例え周囲に叩かれても、それでも“私は謝りません”って。紗里なら謝らない

しげる「不倫って難しい。謝罪をする相手が誰なのか? っていう問題」

紗里「そうなんです。家族に対して謝ればいいだけなんですよ。だって紗里、渡部さんの記者会見とか別に見せられても、“いや、別に謝られても”ってなりました。しかも、結局その多目的トイレに行ってた子たちも一万円もらってたわけでしょ。それって別にWin-Winじゃん別に、っていう。だからそれって世間がツッコむところなのかなって思います

しげる「紗里ちゃんが言ったように、迷惑をかけたご家族への謝罪は当然。でも
社会人として、広告契約とか、番組等、お金が動くようなお仕事をしているから迷惑をかけた方々にも謝罪は、するべきだと思うけど、視聴者に謝罪をする必要性は、あまり感じられないな」

“紗里流”SNSとのつきあい方 

──(編集部)質問を変えます。今は一般の方々がSNSを使って著名人に誹謗中傷をするようになった“SNS時代”です。加藤さんへのコメントもファンの方もいれば、心ない言葉をかける方も多いとは思います。そうした誹謗中傷で亡くなられる方もいらっしゃるなか、どういう風にSNSと向き合っていくのが“加藤さん流”なんでしょうか?

紗里「そうですね。それこそ、紗里の友達とかは、絶対に顔出ししたくない子がいて。“ちょっとでもブスって言われたくない”っていう子……めっちゃ可愛いんですよ? その子。でも、SNSをやらない。みんなに“インスタやろうよ”“鍵つけてやればいいじゃん”みたいに言われてるんですけども、やらない。徹底してやらないんですよ」

しげる「しげるの周りにも“やらない”って選択をしている人は多いな」

紗里「普通の仕事をやっている方だったらデメリットの方が大きいと思うんですよ。紗里も芸能界にいなかったら多分やってないですもん。だって自分の情報をさらすだけですし」

しげる「自分は発信しないけど、人の投稿を見たいって方も沢山いますよね、例えば海外のモデルさん、ハリウッドスターとか普段見れない姿を垣間見れるのは、嬉しいし参考にもなる! だから鍵をかけて覗くのも楽しい……けど、イヤなのが、鍵をかけて自分の存在を隠した上で、クレームを発信する人。正直、卑怯だと思うな。SNSは自分の言いたい事を言っていいと思うけど、決して誰かを傷つける為に作られたツールではないと思うから、使用するにもルールってある気がするよ

紗里「だから、やらなければいいのかもしれません。傷ついている人に私が言うとするなら、それかな」

 

しげる「ありがとうございます。さて。そろそろお時間です。最後にメッセージをいただけますか?」

紗里「世の中には、シングルマザー&シングルファザー1万人に現金10万円を配布する基金などを作られている方もいます。素敵な試みに思えますが、シンママが本当に欲しいのは目の前の10万円じゃない。では来月は? その先は? 当事者からいえば、欲しいのは“安定”なんです! お金を持っている方はお金を配るのではなく、どんどん私のシェアハウスのような企画(※詳しくは前編を参照)の真似をして欲しい。それが広がって文化にまで昇華してくれればいいなって思うんです

しげる「東京だけじゃなく、将来的には大阪、名古屋、そして全国各地にできたらいいね。さっき紗里ちゃんが言ってた“メディアの在り方”に関しては、少しずつでも改善されていけばいいなと思います」

紗里「でも、みんな、人の不幸に食いつくじゃないですか。だから多分記者もそういうゴシップとか撮りたがると思うんです。わかるんですけど」

しげる「(笑)友達とワイワイしている中で誰かの“噂話”ってお酒のつまみになったり、会話のキッカケになったりするから“知りたい”っていう心理は、確かに理解できる。だからこそ存在するメディアもあるんだけど、もう少し時代の流れとともに変化していってもいいのかなって思う」

紗里「かもしれませんね。(編集部に)先ほどは失礼しました」

しげる「とても濃い時間でした、紗里ちゃん、ありがとう」

紗里「こちらこそありがとうございました!」

今回のお店 『yelo(イエロ)』

【店主に直撃!】

――かき氷ブームの火付け役のお店と聞きました。お店誕生の経緯を教えて下さい。

「オーナーがかき氷が好きだったんです。当時、都内にもかき氷屋はあったんですが、もっと手軽に“ふわっとした”かき氷を食べられるお店が作れないかと考え、2014年4月にオープンしました」

――おすすめのメニューは?

「メニューの殆どが、月替りだったりするのですが、ティラミス、イチゴミルク、マンゴーミルク、抹茶は通年出しているメニューになります。その中でもオープン当初から人気なのはティラミス。さらには、マスカルポーネチーズを加えたホイップを載せた“デラックス”というメニューが人気がありますね。

 かき氷はすべて三層構造仕立て。それがフワフワの理由であり、食べ進めていっても味が薄くならずに美味しい状態で食べていただけるんです。“三層”というのは氷、オリジナルのミルクソース、シロップの三層。

 

――オリジナルのミルクソースとは?

「かき氷といえば練乳ですが、練乳よりさっぱりした甘さを目指したミルクソースです」

――氷のこだわりは?

「48時間以上時間をかけてゆっくり濾過しながら作った純氷を使用しており、食感をよくするために冷凍庫から出して少し溶かした状態にして削っております。これがフワっとした食感になる“温度管理”というものです。削り方は羽のようにひらっと薄く大きめに。そうすると口に入れた瞬間に溶けるかき氷になるんです」

――最後にPRを!

「コロナ禍で営業時間は短縮していますが、冬場はかき氷のオフシーズンですが季節ごとのシロップがありますので、季節関係なく、かき氷が食べたくなったら思い出していただけたらと思います」