自慰行為したことをあけすけに語ったフリーアナウンサーの小川彩佳アナ(35)の夫・豊田剛一郎氏(36)のLINE。なぜ不倫夫は愛人に変態性をさらけ出すのでしょうか?
恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーである筆者が考察させていただきます。
元テレビ朝日の局アナで現在は『news23』(TBS系)のメインキャスターを務める小川アナと、医療ベンチャーの代表取締役を務めていた医師の豊田氏が、約1年の交際を経て結婚したのが2019年7月。しかし『週刊ポスト』の報道によると、2018年12月に不倫相手と出会い、2019年2月に男女の関係になったと告白しており、小川アナと結婚する前から関係が始まっていたことになります。
小川アナは2020年7月に第1子を出産し、同年10月、『news23』にスピード復帰したことが話題になっていました。妊娠・出産を経て、必死に仕事と育児を両立させていましたが、その間も夫は不倫を続けていたのです。
ここまでの経緯だけでも多大な非難を受けて当然と思えますが、豊田氏へのバッシングが依然として止まないのには、彼が愛人に送ったとされる“変態LINE”が流出したことも一因でしょう。
豊田氏だけじゃない、
変態LINEを送るエリートたち
自慰行為をわざわざ報告している「○○○○しちゃったけど」というLINEは、豊田氏が愛人に送ったものでした。
しかし、こういった変態LINEを送っていた不倫男は、豊田氏だけではないのです。
現職の衆議院議員である國場幸之助氏が2018年に不倫疑惑を報じられた際も、不倫相手とのやりとりと思われるLINEが流出。そのなかには女性の胸で男性器をこする行為を示唆した、次のメッセージがあり騒がれたものです。
「○○ズリしたい」
やり投げで3度のオリンピック出場経験のあるアスリート・村上幸史氏が、女子大生との不倫が発覚した際には、射精を連想させる隠語が書かれた次のLINEが流出しました。
「俺…。ホワイトチョコ出すの早かった?」
さて、今、不倫騒動の渦中にある豊田氏は東大医学部卒業後に脳神経外科医になり、マッキンゼーでコンサルタント経験もある超エリート実業家。そんな彼だけでなく国会議員や一流アスリートといったエリート妻帯者たちが、表向きのイメージと180度異なる変態LINEを不倫相手に送っていたという共通点……。
これはもちろん、偶然ではありません。
妻にも見せない“裏”の顔を愛人には見せられる
結論から言うと、
≪不倫相手には普段ひた隠しにしている変態性を出しやすい≫
ということでしょう。
豊田氏のようなエリートや国会議員、一流アスリートといった肩書きを持つ人々は、今の時代、とかく清廉性を求められます。また、彼ら自身もその肩書きにふわさしいような聖人君子的なセルフブランディングをしがちです。
そしてこれは推測ですが、不倫男たちはパブリックイメージのためにそういった人格者のように振る舞うだけでなく、妻の前でもそのイメージのまま貫き通そうとしているのではないでしょうか。
妻が自分の清廉性の高いパブリックイメージに惚れてくれたのだとしたら、変態的な一面を知られることは幻滅されるリスクが伴うわけです。ですから、妻には清く正しい顔を見せ続けるしかない、なんてことも充分ありえるでしょう。
もしそうだとするなら、不倫男たちは実は変態的な“裏”の顔を持っているにも関わらず、世間にだけでなく妻にも“表”の顔しか見せていないということになります。
普段は周囲の誰にも悟られないように、必死に理性で律しているんでしょうが、隠す必要のない、おあつらえ向きの相手が現れるわけです。
それが最初から非倫理的な“裏”の顔を見せている浮気相手。
自分が妻帯者であることを承知で関係を持ってくれる愛人は、自分のゲスな一面も含めて受け止めてくれている稀有な存在。どうせ“裏”の顔を知っているんだから、もっと自分の“裏”を見せてもいいだろうという考えに至って理性のタガが外れ、抑圧していた変態性が溢れ出る……。
それが、ああいったLINEのメッセージに繋がったのではないでしょうか。
“彼女は誰にもバラさない”という過信、誤算
豊田氏は愛人の家賃援助として毎月約10万円を払い、3泊4日の沖縄旅行にも連れて行き、外出デートもたびたびしていたそうです。
ある意味、愛人に対して出来る限り“誠実”な対応をしていますので、豊田氏は彼女がきちんと割り切ってくれていると過信していたはず。
例の自慰行為報告LINEこそ、彼女が誰にもバラさないという傲りがあったから見せた、脇の甘さの証拠と言えるでしょう。
しかし、今回『週刊文春』で不倫をリークしたのは愛人ではないものの、その後、『週刊ポスト』では本人が120分にわたるインタビューに答えています。
豊田氏の誤算は、彼が想定していた以上に愛人が本気になってしまったこと。そして、愛人の本心を見抜けなかったこと。それらの誤算が、今回のような恥ずかしい大スキャンダルに発展したのだろうと思います。