「佳代さんは今でも週1回のペースで洋菓子店に勤務しています。帰りにスーパーや八百屋さんに立ち寄り食材を購入しますが、それ以外の日用品はもっぱら通販を利用しているそう。毎月購入しているのは大手化粧品メーカーの商品と、ミセス御用達のファッションメーカーの洋服。外出する機会が少ない中、毎月届く通販商品をとても楽しみにしていると聞きました」(佳代さんの知人A)
月数回しか表に出ない生活を送り、身なりには気を遣う小室圭さんの母・佳代さん。
「眞子さまと圭さんの婚約が延期されて丸3年が経過したものの、金銭トラブルに関する説明はいまだにない。元婚約者から支援された400万円超は“贈与”だと主張し続けており、返金しない中でも、洋服や化粧品などを購入するのは、外見へのこだわりが強いからなのでしょう。これまで積み上げてきた“ファッションセンス”や“気品”に自信があるのかもしれません」(皇室ジャーナリスト)
'02年に夫である敏勝さんが他界し、女手ひとつで圭さんに“エリート教育”を施してきた佳代さん。
「圭くんを『国立音楽大学附属小学校』に入学させ、中学と高校は品川区にある『カナディアン・インターナショナルスクール』に進学させました。そのほかにもバイオリン教室と絵画教室などの習い事の月謝なども合わせると、高校卒業までにトータルで2000万円の教育費がかかっています」(前出・佳代さんの知人A)
当時の佳代さんは一家の大黒柱を失い、小室家に経済的に余裕があったとは思えない。
「旦那さんが亡くなった後、マンションのローンが完済されたとはいえ、収入は佳代さんが今でも働いている洋菓子店の月収12万円と、敏勝さんの遺族年金の月9万円のみ。どうやって高額な学費を捻出していたのか……」(同・佳代さんの知人A)
無理をしてでも息子を“洗練された人間”に育て上げたかったのは、佳代さんの“こだわり”が強かったからだ。
「圭くんが小学生のころの佳代さんは、ヨーロピアンなファッションが印象的で髪型にもこだわっていました。当時は“ドイツに行ってお菓子や料理の勉強をしたい”とか“カナダに住んだことがある”とか“NYに友人がいる”とか、海外志向が強い発言ばかりでした。
当時親しくしていた男性とは美術館でデートをしたり、10万円以上する絵画を買おうとしていたことも。あるときは、圭くんが表参道にある行きつけの美容院に行った後、近くにあるフランス発の高級冷凍食品店に親子で立ち寄って買い物を。ただ、佳代さんはお金が好きというよりは、海外への憧れや芸術的な分野に非常に強い関心があるのだと感じていました」(同・佳代さんの知人A)
そんな佳代さんの教育方針と元婚約者・竹田さん(仮名)の金銭的援助もあって、圭さんは『国際基督教大学』に見事、入学。卒業後は『三菱東京UFJ銀行(当時)』のエリートが集まる丸の内支社に入行。
その後、法律家の夢を抱いた圭さんは銀行を辞めて『一橋大学大学院』に入学し、経営法務を学ぶ傍ら、都内にある『奥野総合法律事務所』でパラリーガルとして勤務。
最近では、アメリカ留学中に執筆したビジネス法部門の論文が、地元弁護士会が主催する学生を対象にしたコンテストで準優勝を獲得。
小室圭さん、公共の場所でのマナーが……
学歴優秀、英語も堪能で法律的な知識も豊富な圭さんは一見、“パーフェクト王子”。ただ、その肩書では見えない“素顔”もある。
「銀行で同じ職場でしたが、彼はデスクに座ってぼーっとしていることが多く、仕事に集中していなかった気がします。社内ですれ違っても挨拶はないし、書類の仕分け作業も、人の机を使っていて、気遣いがないなと思いました。上司は“彼は英語はできるけど仕事ができない”とか“言ったことをやらない”とぼやいていましたよ。でも、2か月に1度ある朝礼の挨拶だけは、ハキハキと話しており、ほかの若手行員よりも優秀だと言わんばかりの様子でした」(銀行員時代の同僚)
多くの人の前では、立派な自分を“演出”しているかのような証言だ。パラリーガル時代には、こんな姿が目撃されている。
「昼休みにとある施設のフリーラウンジに行くと、小室さんが昼寝しているところを見かけました。ただ、ラウンジにはいくつかあるテーブル1つにつき、それぞれ2~3脚の椅子があるのですが、彼は座る以外にも別の椅子にも足を乗せて、1つのテーブルをひとりで独占していました。公共スペースだったので、マナーが悪いな……と。都心の大通りでは昼間にもかかわらず、車の通らないタイミングで堂々と信号無視で横断していたことも覚えています」(圭さんの知人)
圭さんが小室家の経済状況をはるかに超えた夢を追う“上流志向”なのは、ずっとお互いを支え合ってきた母親が影響しているのだろう。
「圭くんの誕生日には恵比寿の『ウェスティンホテル』内にある高級中華料理店や、新橋の高級フレンチを勝手に予約して、竹田さんが会計担当。圭くんの成人式も千代田区にある『帝国ホテル』内の写真館で記念撮影をしていました」(皇室担当記者)
ときには竹田さんのお金で代官山の高級イタリアンで1人1万円を超えるディナーを提案したり、婚約記念でクルーズ船を使った50万円コースの船上パーティーを開く計画を立てていたそう。
いくらおしゃれな格好に身を包み、高級店で食事をしたとしても、それは“見せかけの気品”であり、いずれ必ずほころびは出てくるもの。
竹田さんは以前、こんなエピソードも明かしていた。
「佳代さんと婚約したころに“生命保険の受取人を私に変更して”と頼まれた後、保険金が500万円だと知った途端に“受取額が500万円なんて少ない!”と激怒されたことがありました……」
普段は上品さを意識している佳代さんが“豹変”したのは、このときだけではない。
「佳代さんは、竹田さんの前に彫金師のAさんと交際していました。彼は自宅の玄関前に野良猫用のエサを置く習慣があり、留守のときは近所の女性にその仕事を頼んでいたんです。
Aさんが留守のときにその女性がエサをあげていたら、いきなり“アンタ誰よ!!”と、佳代さんが鬼の形相で怒鳴ってきたそう。あまりにも怖くて、女性はすぐに逃げ出したそうですが、事情も聞かずにその言動はちょっと……」(近所の住民)
周囲からも“気品”を疑われたこともある佳代さんだが、ファッションセンスには絶対的な自信があったそうだ。
「過去に交際していた男性に対して“私のセンスを取り入れたファッションにするべき”とアドバイスしたり、“自分の家系は代々おしゃれの感性を持ち合わせている”と語っていたそうです。特にこだわっていたのは“アンダーウエア”で、いちばんお金をかけていると聞きました」(佳代さんの知人B)
1セット最低でも約8万円。さらに驚くべき仕組みが……
そう自信満々に話していたという佳代さんのアンダーウエアについて、本誌は独自情報を入手した。
「佳代さんが購入したアンダーウエアは『B』というメーカーの“補正下着”です。『B』は国内に本社を含めて10社、海外にも支社を置く下着メーカー。ボディスーツ、ブラジャー、ショーツ、ガードルの4点セットを購入するのが必須です。HP上に価格は掲載されていないのですが、最低でも1セット税込みで8万円ほどする“高級下着”なんですよ。高いものだと税込みで11万円するセットもあります。
この補正下着はジャストサイズを身につけることが重要で、全国に点在する『B』が管轄する“サロン”に行き、サイズをぴったり測ってから下着を注文するシステム。
高額な下着なので、1度に数十万円分を購入する人もいるのですが、サロン側から“ローンを組めば、月々数千円ですむし、長持ちするからお得”とすすめられるとか」(同・佳代さんの知人B)
1セットで最低でも8万円という高額下着を使うというのは、身なりにこだわる佳代さんらしいと感じられる。
ただ少々気になるのはこの『B』は会員システムを採用しており、会員登録をして新規会員を紹介すると『B』から一定額の“紹介料”が支払われるのだという。
「『B』はいわゆるマルチビジネスの会社で、代理店としての機能を果たすサロンを全国展開しています。新規会員を紹介して、さらにその紹介者がまた紹介者を……というピラミッド方式の商法。各サロンにはサロン長がいて、事前研修を受けており、お茶会などのイベントも行われます。佳代さんが商品を購入して会員となった後、知り合いに『B』の商品を紹介していたとすれば、いくらかの紹介料を受け取っているでしょう」(『B』のサロン関係者)
いわゆる「マルチ」。ネットワークビジネスの実際と問題点
この商法は“ねずみ講”と比較されることも多い。ネットワークビジネスとも言われる『B』のマルチ商法は、法的な問題はないのだろうか。
「合法ではあるものの、問題点や懸念点はあります」
そう話すのは『弁護士法人 天音総合法律事務所』の正木絢生代表弁護士。
「違法のねずみ講は、金品を出資して組織に加入する仕組みですが、ネットワークビジネスは物品の販売を伴います。
ただ、システムが似ているので『特定商取引法』で厳格に規制されています。例えば“事実と異なる説明をしてはいけない”だったり、“脅して契約を交わしてはいけない”などの勧誘方法に関する規制が定められています。
法的な知識がない購入者も多く、クーリングオフについての説明がされないまま契約に至るケースもあります」
いい商品をよかれと思って紹介した場合でも、トラブルになることがあるそう。
「過去に、補正下着をたくさん買って自己破産した方から相談を受けたことがありました。ノルマ達成のために大量購入したけれど、売れ残って大損したケースもあります。会員は、その組織や商品内容をきちんと理解したうえで紹介しないと、意図せずに“加害者”になってしまう可能性もあるのです」(正木弁護士)
佳代さんがこのマルチビジネスに着手していたのかは定かではないが……。
「高い下着に新しい洋服でおしゃれに着飾り、格式の高い飲食店に行くことが気品のある“上流階級”だと思い込んでいるのかもしれません。
眞子さまと小室さんの婚約延期となった原因は金銭トラブルですが、そもそもは佳代さんが持ち合わせている金銭感覚によって起こってしまったことではないでしょうか。
元婚約者側は昨年に“もう返金を求めない”との声明を出しましたが、小室さん親子の価値観に一般的感覚とのズレがある限り、問題の本質は解決しないと思います」(前出・皇室ジャーナリスト)
小室さん母子の“秘密”を、眞子さまはご存じだったのだろうか─。