「年内に、眞子さまと小室圭さんが結婚される可能性は、かなり低いと思われます」
重々しく口を開いたのは、事情を知る宮内庁関係者。
これまでおふたりは、30歳になる今年10月ごろに結婚されることが“既定路線”といわれてきたが、いったい何が起こっているのか──。
2月23日に公表された天皇陛下の記者会見内容が、にわかに話題となっている。
《眞子内親王が、ご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております》
眞子さまのご結婚に関する質問に対して、陛下はそうお答えになったのだ。
「今回のご発言について“おふたりの結婚に天皇はNOをつきつけられた”“眞子さまに苦言を呈された”といった報道が次々と飛び出していますが、実情は違います。
眞子さまのご結婚は私的な事柄なので、あくまでも秋篠宮家の問題だと陛下はお考えです。秋篠宮さまのご発言を引用されたのは、最終的に秋篠宮さまに任せるという意味合いであり、実質的な“ゼロ回答”だといえるでしょう」(侍従職関係者)
宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さんも、陛下のご発言を次のように受け止めている。
「秋篠宮殿下が“多くの人が納得し喜んでくれる状況”の中での結婚を望んでおられるのは、皇族としては当然のことであり、陛下も殿下のおことばをなぞった当然のことをおっしゃっただけです。“今後も見守っていきたい”という言葉と大差はないでしょう。
皇室全体の問題といわれる状況ではありますが、陛下からすると“秋篠宮家の問題”というのが大前提で、当主である秋篠宮殿下のお考えを尊重すべきとのお考えだと思います。
今回の会見ではご結婚について“認める”“認めない”といった踏み込んだものではなく、無難なご回答だったと言っていいでしょう」
小室圭さん側が『歌会始』直後に会見を開くことはない
陛下の会見では進展がなかったものの、注目すべきは今後、想定される小室さん側の“何らかの対応”だ。
「コロナの影響で延期されている『歌会始の儀』と『講書始の儀』が3月中に行われるとみられていました。しかし、1都3県に発令されている緊急事態宣言が2週間の延長となり、儀式は開かれずに皇室の方々の和歌が文書などで公表されるにとどまる可能性もあります。
どちらにせよ、この2つの新年行事が終了後、小室さん母子の代理人である上芝直史弁護士が金銭トラブルの経緯などを説明する機会が設けられる見方が強かったのですが……」(皇室担当記者)
秋篠宮さまや、宮内庁の西村泰彦長官から求められている“説明責任”を、小室さんサイドがいずれ果たすかと思われていた。しかし、
「少なくとも、今春に小室さん側が会見を開くことはないと聞いています。小室さんが帰国するまで、事態はまったく動かないようです」(前出・宮内庁関係者)
とはいえ、結婚問題を決着させるには、小室さん本人が会見を開くことが必須だと、この関係者が続ける。
「小室さん不在の会見を行ったり、以前のような文書のみを出したところで、国民の反感を煽ることになりかねないので、彼が会見に出席するのは“最低条件”というのが宮内庁関係者の共通認識です。
ただ、小室さんが会見に臨んで記者からの質問に対して真摯に答えたとしても、世間からの批判の大きさを考えると、多くの国民からの理解を得て祝福されるに至るのはそうとう難しいとは思いますが」
婚約が延期されてから3年、小室さん母子の不誠実な対応や、結婚に伴って眞子さまに支払われる1億5千万円ほどの一時金が税金から捻出されるといった事情から、国民からは「破談にしてほしい」という声も上がり続けている。
そんな強すぎる逆風に抗うため「眞子さまと小室さんはある“禁じ手”を計画中」という情報を、週刊女性は独自に入手した──。
会見は稀な内親王が……「禁じ手」
「眞子さまと小室さんの“ツーショット会見”が検討されているそうです。
金銭トラブルをはじめとした、これまで報じられてきた小室家の疑惑については小室さんが説明し、眞子さまは“お気持ち文書”に綴られたような結婚への思いなどを語られることでしょう。
基本的に内親王が会見する機会はほとんどなく、成人した際や婚約内定時、結婚式当日などの特別な場合に限られています。“国民から理解を得るため”という釈明会見に皇族が出席されるのは異例の範疇を越えた“禁じ手”だと言って差し支えないと思います」(秋篠宮家関係者)
今の潮目を変えるには眞子さまのお気持ちを“見える形で”国民に伝える以外、方法はないのかもしれない。
「国民が小室さんとの結婚に反対するのは、眞子さまがお生まれになってからずっと見守ってきたという、ある意味“親戚”のような感情があるのも理由だと思います。
これまでは、文書でしか眞子さまのお気持ちを知りえませんでしたが、眞子さまが会見に出席され、表情や仕草、ご発言などを実際に見ることで、少なからず国民感情は動くはずです。
小室さんとの結婚への強い思いを述べながら、感情があふれて涙を浮かべられることもあるかもしれません。国民としても“そこまで結婚したいのであれば……”と、風向きが変わる可能性は十分考えられます」(同・前)
気になるのは“ツーショット会見”の時期。しかし、まだまだ先になりそうだ。
「今年の7月末、小室さんがNY州の弁護士試験を受験し、帰国してからのようです。
さらに、東京オリンピックとパラリンピックが予定どおり行われるのであれば、国民の関心が移らないように大会開催中は避けられるでしょう。
したがって、パラリンピックが終わる9月中旬以降に会見が行われ、1か月ほど世間の反応を見た後、結婚に関連する行事のスケジュールを宮内庁が発表すると思われます」(前出・宮内庁関係者)
この計画が実行されるのであれば、おふたりの結婚は来年まで持ち越しとなる。
「眞子さまは30歳という節目は意識されているでしょう。しかし、今秋に小室さんとの共同会見を行うとなれば、いくつかの結婚行事を挟み、スケジュール的に結婚は来年までお預けとなる。来年1月の新年行事が終了し、皇室関連の行事や儀式が落ち着いた2~3月ごろにゴールインしたいと考えておられるのではないでしょうか」(同・前)
婚約延期から丸4年がたつ来年2月には、おふたりへの強い風当たりが祝福への追い風になっているだろうか。